今日の奈良はまことに暑く、照り返しといい、
湿度のある重苦しさといい、夏の入口のような一日でした。
これから梅雨を経てますます暑くなってくるのですね。
今年はどんな夏になるだろう、楽しみよりもどのように凌ぐか、
それが気になるのは歳のせい?
土曜日には日経新聞夕刊の一面に、
堀江さんの新刊の広告が著者の写真入りで打たれていて、
ほんとに驚きました。
新刊がでることを把握していなかったこともあるけれど、
著者の人物写真なんて、人気作家ですね。参りました。
もうひとつ日経新聞を読んでいて参ったのは、
日曜日の書評欄です。
近く、亡くなって久しい中村真一郎氏の青春日記が刊行されるそうです。
16歳から19歳までに綴った内容だそうですが、
その当時に読んでいた本というのが、すごいのです。
世界文学の古典から、現代文学、日本の小説も幅広く、
もちろん古典も、中国の古典、江戸文学・・・そして
早くから小説家を目指していた中村氏はその頃すでに、
ジョイス、プルースト、ウルフにまで感心を持っていたそうです。
またこれらの本を原書でも読んでいたようで・・・
驚異というか、天才というか、とても考えられない読書内容と量です。
中村氏のエッセイを愛読していた者としては、
この青春日記もはずすことはできませんね。
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