今日は師走らしい冬空の寒い日で、
暮れを感じさせる一日でありました。
まだ仕事がありますし、
もうすぐお正月とはあまり思えないのですが。
先日、「新しい須賀敦子」を購入し、
さっそく読んでみました。
なかなか興味深いコンセプトの本で、
江國香織さんと湯川豊さんとの対談、
湯川豊さんの講演、
松家仁之さんの講演、
湯川豊さんと松家仁之さんの対談、
にて成り立っています。
すでに須賀敦子さんの著書を読んでいて、
須賀さんに関心のある方が対象と考えてよいでしょう。
須賀さんがどのように考えて生きておられたか、
どのように書かれておられたのか、
そういったことがテーマとなっています。
須賀さんの読者にとっての関心事項、疑問が
いくつか提示されており、
著書や、書かれた書簡等から想像されるヒントを
導き出されています。
そういった点で興味深いと思うのでした。
個人的には、新規性のある内容ではなかったのですが、
読者は皆同じように感じているのだと、
思わされた一冊でした。
続いて「現代小説クロニクル2000-2004」も無事読了。
このシリーズも残り2冊になったなぁと思っていたら、
「2010-2014」が発売になったそうです。
このシリーズは実に面白い本です。
知らない作家との出会い。
短編小説の魅力を味わうこと。
時代性を感じることができること。
多種多様な作品のコラボレーションの面白さ。
メモも3冊分がたまってしまっているので、
年末年始のお休みにずずっとUPいたしましょう。
今年も残り少し、皆さまお風邪など召されぬようお気をつけください。
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