2016年4月29日金曜日

GWの始まり

GWの初日というだけで、
なんだか嬉しい気分です。
身体も疲れ切っていないところなので、
今日はめずらしくお昼寝も無し。
せっせと紙類の整理をしていました。


美術展のチケットも、
2冊目(通算3冊目)サラ・ミッダのダイアリーを使って、
貼り終えました。
気に入ったものに限っているからか、
意外と少なく、あまり行けてないなぁ、と。


次は映画のチケットのスクラップですな。
映画は思い入れがとってもあるので、
振り返るのが楽しみです。


他には、本関係の膨大?な切抜きを整理。
あきれるほど多岐に渡っておりました。
美術系の切り抜きも整理したら、
まだまだ観てみたい画家、作品がたくさんあることに、溜息。
美術に関して言えば、
イタリアへ行って、フレスコ画やモザイクなどを観てまわるのが
夢の一つです。
それまで死ねません。


整理のBGMはロバート・グラスパー・エクスペリメント。
ぴったりでありました。
7月に来日するので、行けたらなぁと思っています。


夜には、堀江敏幸さんと角田光代さんの「私的読食録」に
さらりと目を通しました。
ぴったりとくる本もエッセイもあまりなく、
あくまでも個人的に、ちょっと残念。
選書が難しいのではないかと思いますが、
角田さんの文章も苦手なので、
これは、いいかな。


本日の作業はここまで。
明日は出勤です。
明後日から本格的にお休みに入ります。
整理ばかりになりそうなGWです。

2016年4月27日水曜日

連勝

昨日の懇親会では、
広島出身の方とカープで盛り上がりました。
カープ女子などと呼ばれて、
おかしいやら、恥ずかしいやら。
カープおば、ですよ。


今日も快勝。
上位に食い込んで、健闘中。
今年の野村投手は安定感がありますね。
頼れる!
福井投手の出来にばらつきがあるのが、
心配です。
皆、黒田投手の背中を見ながら、がんばってくださいね。


新井選手の2000本安打達成は、
実に素晴らしいことでした。
入団時には目立たなくても、
自分の良さを伸ばして、目標とする選手をお手本に、
懸命に努力された結果でしょう。
ともかく、カープに戻ってきて、
再び中心選手となって、安打を重ねられて、
よかったです。
おめでとうございます☆


今日は、
昨日のハプニングの処理の電話などに追われました。
ま、明日出社して、後のフォローをしておきましょう。


後は、いつものように、たっぷり寝て。
GWにやりたいことをピックアップしたり、
大好きなプランニングをしておりました。
草抜きもしなくちゃならないな。
インドア派としては、腰が重いです。


読書は少々あきらめ気味です。
集中できないもので。
こんなに素晴らしい本がたくさんあるというのに、
なんともったいないことでしょう。
自分でも信じられない、今日この頃です。

懇親会

昨夜は所属する事業部の懇親会がありました。
初めて参加することになり、
どんな感じなのかな?と、ドキドキ。


大阪のイタリアンのお店を貸切です。


顔なじみの人もいれば、
初めての方もいて、
ご挨拶をしながら、
ビールを注いでまわるのを、
楽しんでおりました。


座はわいわいと盛り上がり、
お互いにあちらこちらに移動しながら、
おしゃべりに花を咲かせています。


面識はありましたが、
あまりお話したことの無い方から、
意外なプロフィールをお聞きしたりして、
驚いたり、頷いたり。


お酒の席らしく、
率直な話題になったり。


ビンゴ大会までありました。


普段はこういう大きな酒席は苦手ですが、
皆さん優しい方ばかりなので、
気楽に、ほがらかに楽しませていただきました。


帰宅時には、
ハプニングもあって、
少々慌てましたが、
どうにかTAXIにて帰り着いた次第です。


ハプニングに巻き込まれた方々に、
お詫びとお礼を。


そして幹事の方々に感謝を。


ありがとうございました。

2016年4月24日日曜日

週末

昨日も粛々とおとなしく仕事にまい進!?
本日は粛々と睡眠、お手伝いにまい進!


GWが近くなってきましたが、
そこそこ休んでいるにもかかわらず、
連休があるというだけで、
ほっとしています。


最近、溜まりに溜まった美術展のチケットや葉書の整理を
しています。
印象派の美術展などは、もう覚えていなかったりします。
すごくインパクトのあった展覧会は、
そんなに前のことだったのか、と驚いたり。


整理の仕方は、
糸綴じの作りのしっかりした綺麗な単行本サイズのノートを使い、
右のページにチケットを一枚ずつ貼っていくやり方です。
左のページに一枚だけ葉書を。
ノートは当然膨らんでしまいますが、
ぎっしり詰まった本棚に詰め込んでおくと、
落ち着いてきます。
今回はイル・パピロのダ・ヴィンチの手稿で装丁されたノートを
リッチな気分で使ってみました。
で、ノートの半分くらいで終了します。
それ以上貼ると、もちろん爆発してしまいますし、
後で見るのも疲れるからです。


まだ半分くらいしか終わっていませんから、
もう一冊ノートを選んで、
GW中にやることにしましょうか。


パンフレットを保存することを想定すれば、
クリアーファイルがよいのでしょうが、
数が多いので、きりが無い、と考えています。
きりが無いということで、
図版はもともと買わないことにしています。


というわけで、今週も読書ははかどらず、一冊のみ。
ようやく一冊読んだというところでしょうか。
「脳はこんなに悩ましい」 池谷裕二・中村うさぎ対談 新潮文庫
とても面白かったので、池谷さんの本を続いて読んでいます。
ひどくゆっくりですが。

2016年4月23日土曜日

紫の雨

ロック・ミュージシャンとして名高いプリンス、
57歳という若さで亡くなられました。

その音楽性の素晴らしさは、言うまでもなく、
私たちは、魅了され、酔いしれました。

多くのミュージシャンに与えた影響も大きく、
彼を失った悲しみは広がるばかりです。

「パープル・レイン」、
しばらくはあの歌声が響いていることでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。

2016年4月22日金曜日

モレスキンのノート

ノートや手帳好きの間では、
モレスキンのシリーズはもはや定番となっているかと思います。


以前は、店頭でチェックしていて、
空白が広すぎて、紙も薄いような気がして、
あまり私には用途が無さそう、と手を出しませんでした。


昨年の秋に、ふと思いついて、
読書ダイアリー用に、一冊購入してみたのです。


確かに空白が多くて、
最初はとまどったのですが、
そのスペースの取り方が実は絶妙なのでした。
いくらでも書きこみたくなるのです。
ダイアリーですが、
シンプルで品のある枠どりも美しい。


そしてどんなペンでもなめらかに、
伸びやかに書くことができる紙質です。
どちらかというとしっとりした感じで、
ペン先が吸いつくようなタッチになります。


薄いクリーム色のページも落ち着いていて、
書くことがとても楽しい。


大判にしたのでなおさらかもしれませんが、
ノートを広げるのも気持がいい。


これははまってしまいそうです。
他の作業用ノートもモレスキンにすれば、
はかどるかも?しれません。


久々に出会った使いやすく快適なノートのお話でした。

2016年4月20日水曜日

恋わずらい模様

この3か月、かかりつけのお医者さんと検討している、
私の恋わずらい。


もとがバーチャルなので、
自分でその馬鹿馬鹿しさにあきれながらも、
脱出できないことから、
お医者さんにご相談したのでした。


大笑いされるかと思いきや、
これまで頑なに自分をガードしてきた私にとっては、
大きな転機になるだろう、との診断でした。


この20年近く、私自身が大きな氷の塊に閉じ込めて、
心の奥底に沈めておいたもの、
それは、意識的であって、
これからも一生守っていきたいと考えていたのでした。


簡単に言えば、様々な意味でストイックに生きていきたい、
と思っていたのです。


ところが、ある日のこと、ガードしていた扉がぐぃと開けられたのです。
自分でもわけがわからず、
数か月戸惑っておりました。


今でも、理性的に考えれば
とても受け付けられないのです。
理性の部分で理解したい自分としては、
とてもはがゆいです。


が、お医者さんは、人間らしい感情の動き、として、
すごく理想的な展開です、と評価されるのです。
そして、理性によるコントロールをせず、
自然にあるがままの感情を自分で受け入れるように、と
お達しが。


これまでいびつであった私の心が、
これによって氷解されて、より生きやすくなるだろう、と
予想されています。
それにより、お薬も減らすことができます、と断言。


へぇー、この心理が、
私を助けるのか?


不思議であります。


人間の心って、難しい。
イコール脳ですが。

2016年4月19日火曜日

ピカソ、天才の秘密展

ピカソ 天才の秘密展 あべのハルカス美術館


ピカソという名前から、どんな絵を思い出されますか?
キュビスムの絵や、晩年の大らかな構図の絵も有名ですね。
このまたの名を天才ピカソは、子供の頃から天才だったのでした。


今回の展示では、
少年時代 1894-1901
青の時代 1901-1904
バラ色の時代 1905-1906
キュビスムとその後 1907-1920
と前半生に絞り込んだ内容でした。


油彩も8点というは、
多いとはとても言えませんが、
国内の展覧会ではめずらしいことのようです。


少年時代の絵からして、
デッサン力が抜きんでていることが、わかります。
大人が描いているようです。


観たかったのは、青の時代の絵でした。
しみじみと良い絵ばかりでした。
苦しむ人々を描いているのですが、
慈愛の目線があり、筆力もどっしり。
色の味わいも重みがあり、豊かです。


バラ色の時代の絵は、
精神的にも安定感があったことが見受けられます。
美しい色合いです。


キュビスムは、全く理解できないので、
パスさせてください。


全体に版画が多く、
その分親しみやすい作品が多いといえるでしょう。


作風をどんどんと変化させて、
膨大な作品を残したピカソ。
今回の展示では、ほんの少しを垣間見た、という程度でしょうか。


一番気に入った作品は、
青の時代の「スープ」でした。

阿倍野行きと通院

今日は通院日でした。
本当は来週だったのですが、
会社の行事と重なってしまい、
業務関係の人たちと相談して、
一週間繰り上げました。


病院へ行く前に、
めずらしく天王寺へ行ってきました。
同僚のMちゃんが、
あべのハルカス展望台のチケットと、
あべのハルカス美術館で開催中のピカソ展の
チケットをくださったのです☆
行きたいなーと言っていたのを、
覚えていてくださったのでした。
ありがたく頂戴して、阿倍野へGO!


すっかり新しく変身した阿倍野にキョロキョロしながら、
新鮮な気分を味わいましたよ。
ついでに阪堺電車(大阪に唯一残る路面電車です)に乗りたくなって、
とても迷いましたが、今回は我慢。
堺まで行ったら、戻ってこられへん。


Mちゃんへのお礼も入手して、
次は北へと向かいます。


お医者さんでは、
またまた恋わずらいのお話。
なぜ、そんなことがそれほど問題になるのか、
一般の方には不思議に思われるでしょう。
また、ゆっくりお話ししましょう。


地上300メートルというハルカスの展望台は、
確かに見事な眺めでありました。
360度見渡せるのですから、かなりのものです。
ただ、遠方は霞がかっていて、見えなかったのが残念です。
大阪のランドマーク的な建物を探してみると、
どれも手のひらに乗りそうなくらいおもちゃのように小さくて、
おかしかったです。
同じ大阪の人と一緒行けば、
視点が違って、もっと面白いのではないかと思いました。
平日ではありましたが、そこそこの人でにぎわっており、
一つ下のフロアでは屋外に出ることもできて、
意外とゆっくりできる空間です。
高速エレベーターもすごかった。
やるなあ、近鉄。


高級ホテルもあるし、
下には親しみやすい近鉄百貨店。
近辺にもお洒落なショッピング・モールもありますし、
楽しめます、天王寺=阿倍野、万歳!

2016年4月18日月曜日

庭はカモミールの畑と化していますが、
あちらこちらに菫たちがこっそり咲いています。
種類もいくつかあり、
詳しい名称はわかりませんが、
なにせあの紫の花たちは、
密やかで謎めいていて、愛らしい。


昨日はもう繁茂しているミントたちを、
しっかり抜いてしまいました。
強すぎる、ミント。


休みの日もぼんやりと過ごしていると、
このままずっと本が読めないのではないかと、
不安になってきました。
こんなことは初めてで、
読書をしない生活が不思議でもあります。
かなり重症。
ミステリでもいいから読んでみようかな。

2016年4月16日土曜日

お見舞い申し上げます。

熊本県益城町を中心として、
依然として続いている大きな地震。


多くの方々が被災され、
余儀なく避難し、
不安とともにおられるかと思われます。


まず、人命救助から。
息を飲みながら、見守っております。


亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、
避難されている方々の心の平安が少しでもありますよう、
願っております。

2016年4月15日金曜日

八重桜

八重桜が美しい季節になりました。
ほんわりと丸みを帯びながら、
枝垂れ気味に咲く花はとても可愛らしいですね。


八重桜というと、
幾種類も鑑賞できる造幣局を考えますが、
いくら花々が美しいとはいえ、
あの人ごみと耳にうずまく大声には、
耐えることが困難です。


ゆっくりと八重桜を数種類楽しめるところ・・・
植物園とかいいかもしれませんね。
あんまり行ったことがないので、
よくわかりませんが。


毎日、毎夜、自分の心の内について問答しています。
お医者さんがおっしゃったこと、
自分の本心と希望、
自分の生きていきたい道や姿、
これまでの自分の生きてきた道、
ほんのかけらほどの理性と心の内との葛藤が続いています。
バーチャルとはいえ、
これまでの自分の価値観をひっくりかえそうかというほどの影響力。
この数か月こういった状態を続けているわけですが、
時が熟するのを待つしかないような気もするこの頃です。
あぁ、早く解脱したいです。

2016年4月14日木曜日

昨日は休日でしたが

昨日は水曜日で定休日。
よくわからないほど眠くて、
10分もあったら、寝てしまっていました。
ビョーキだろうか・・・。
起きていた時間を足してみたら、
6時間ほど。
ま、そういう日もあるということで。
おかげで今日はよく動けました。


頭の中は相変わらずホントにビョーキ。


50歳を目前にしてこういうことがあるんだなぁと、
韓流や宝塚などにはまっておられる方の気持ちが
わかるようになってきました。


さて、日が経つごとに評判が高まっている
堀江敏幸さんの「その姿の消し方」。
我が家では賛否両論です。
堀江風にはエリート意識が感じられてつらい、とか、
いやいや、大変面白い、とか、
という私自身がまだ未読であります。
ますます楽しみになってきました。
「郊外へ」の時からの堀江さんびいきですから、
スコッチを味わうように、楽しませていただきます。


春らしいすがすがしい季節を満喫したいと思いつつ、
ぼぅっとしている日々であります。

2016年4月10日日曜日

大手毬がやってきました

小手毬より大きな花をつける白い花、大手毬が
我が家にやってきました。
眺めるのに良い位置を選んで、両親が庭で大仕事。
落ちた花を拾い上げると、
両手にすくうほどの大きさで、とても綺麗です。


他には白いチューリップ、白いジニア、
白い山吹と白い花が咲きそろい、とてもクールで綺麗です。


おかげさまでようやく風邪も治まってきまして、
明日は本格的に仕事ができそうです。
金曜日と土曜日も出社していたのですが、
まだ鼻声で、だるくて、目も充血していて、
マスク女と化していて、
ちょっと恥ずかしかったのでした。


風邪だから、といつもよりさらに何もしない一週間。


こんなに長い時間、本読みをしないでいるのも、
ちょっとめずらしく、
身体の中身がすっからかんという感じがします。
文字を食べないと、体力が持たないのでしょうか。
ぱくぱくと読みたい本も無い、状態でして。
ユルスナールも岩崎力さんも、堀江敏幸さんも棚上げ。
強いていうなら、読みたいのはデュラスかな・・・。
一冊手元にあるので、ぱらぱらしてみましょうか。


今、集英社文庫から、マスターピース・シリーズで、
世界文学の大作家を一冊ずつにまとめた本が出ています。
これまで苦手だった、トルストイとか、ディケンズとか、
新しい訳であるのなら、試してみたいな、と思ったり。
フローベールは堀江さんが編集担当されています。


今一つ踏み込めない作家には、ジードがあります。
岩波文庫から「贋金つくり」などが出ていますよね。
このあたりもトライしてみたいと考えたりしています。
もちろん、読めていない作家、読めない作家の方が、
数多くあるわけですが、
自分のアンテナにひっかかりそうな作家の作品は
一度は挑戦すべきか、と、
またまた手が伸びるわけでした。
しかし、ポール・ヴァレリーで失敗しているしなぁ・・・。

2016年4月6日水曜日

花桃が満開です

濃いピンクの花桃。
枝にぴっちりと咲いています。
ピンクも可愛いなぁ。


チューリップは何故か赤の方が先に咲きますね。
これから白が咲きはじめます。
何故でしょう?


庭のあちらこちらにはカモミールが茂って、
可愛い花をつけています。
これがもっと枝を伸ばして大きくなっていきます。


桜も今夜くらいでピークも終わりでしょうか。
明日は雨といいますから、
はらりはらりと花びらを落としていくことでしょう。


風邪はまだすっきりとせず、
熱っぽく、鼻がつまったままです。
いつも以上に寝ております。
今日は水曜日ですが、パスタもお休みさせていただきました。
明日に復帰するのは難しそうです。
困った。
考えようによっては、思う存分眠れるわけですから、
この時とばかり、無心で寝ることにしましょうか。

2016年4月5日火曜日

発熱

昨夜、風邪っぽいな・・・と思っていたら、
朝4時半に完全に風邪になっておりました。


いつもどおり出社はしたものの、
午前中で、熱っぽく、身体の節々が痛みだし、
とてもしんどくなりまして、ダウン。


14時に退社して、
おなじみの内科のお医者さんに行ってきました。


今はだいぶお薬が効いてきて、
楽になりました。


久しぶりの風邪ですが、
こんなにしんどいものだったかな?
なんて思っています。


今夜はおとなしく早めに就寝いたします。

2016年4月3日日曜日

「リトル・ドラマー・ガール」

「リトル・ドラマー・ガール」 ジョン・ル・カレ著 村上博基訳 ハヤカワ文庫


この本は1983年に発表されています。
スパイ・スリラーのジャンルとしては、
実に長い年月が経っており、
現代社会との隔たりに、
ついて行くのが困難ともいえます。


が、タイム・スリップしてみてください。
イスラエルとパレスチナ解放機構との戦いは、
当時世界中が注目していました。
残念ながら、現在も続いています。


それがこの本の舞台となります。
ただ、主人公チャーリィはその舞台に参加を要請された
イギリス人の女性なのです。


緻密に練られたストーリーに、
翻弄されるかのように入り込み、
見事に演じてみせるチャーリィ。
でも、これはとても想像を絶する演技です。
生死をかけたチャーリィを支えるのは、
たった一つの愛です。


ジョン・ル・カレの文章には、
どこに力点をおいて読めばよいのかわからなくなる複雑さが
あります。
それだけ込み入っています。
その一つ一つが後になって生きてくるのです。


ここでは、イスラエル側の話となっていますが、
決して、どちらかを正当化しているわけではありません。
ただ、チャーリィの冒険によって、
戦争地帯の凄まじさを知ることができるでしょう。
実際には、これどころではないはずです。
そして、政治上の駆け引きも、興味深く読むことができます。
どこまでが真実に近いのかは、わかりかねますが、
単純な話ではないということは確かです。


いや、この小説が、戦争を舞台にはしているものの、
すべてを語っているわけではなく、
小説として読むのでもいいわけです。
ただ、世界は様々な様相をしている、ということを
提示していると考えられる、と思って読みました。


ジョセフ、重要な役割の男性。
彼とチャーリィの物語でもあります。

忙し、忙し?

年度が明けると、
一年で一番忙しくなる私のお仕事。
年度末から準備は始めてはいるものの、
怒涛のごとく押し寄せる押し寄せる。
まだまだ続くので、今週も頑張らねば。


お家に帰り着くと、
ぼーぜんとして“うわの空”状態。
なんじゃ?いいかげん、その“うわの空”とは。
はい、バーチャル・ラブです。


本も読まずにいるので、
こちらに感想も書けません。
で、読者がどんどん減っております。
これは危険です。
読まねばならぬ本ばかり積み上げて、
本屋さんに行くと、
これは必須だな、とか思うのですが、
いつもの読書タイムになると、手が伸びません。
ぼんやりしています。


今日はさっぱりしたくて、カットに行ってきました。
道中、例年楽しみにしている桜スポットに目をやりながら、
瞬間花見をしていました。
会社の裏手の立派な桜も満開となり、
皆を喜ばせてくれています。
仕事中に一息、お花見、というわけです。
生駒山山中の桜も、遠目から、美しい眺めを楽しめました。