ピカソ 天才の秘密展 あべのハルカス美術館
ピカソという名前から、どんな絵を思い出されますか?
キュビスムの絵や、晩年の大らかな構図の絵も有名ですね。
このまたの名を天才ピカソは、子供の頃から天才だったのでした。
今回の展示では、
少年時代 1894-1901
青の時代 1901-1904
バラ色の時代 1905-1906
キュビスムとその後 1907-1920
と前半生に絞り込んだ内容でした。
油彩も8点というは、
多いとはとても言えませんが、
国内の展覧会ではめずらしいことのようです。
少年時代の絵からして、
デッサン力が抜きんでていることが、わかります。
大人が描いているようです。
観たかったのは、青の時代の絵でした。
しみじみと良い絵ばかりでした。
苦しむ人々を描いているのですが、
慈愛の目線があり、筆力もどっしり。
色の味わいも重みがあり、豊かです。
バラ色の時代の絵は、
精神的にも安定感があったことが見受けられます。
美しい色合いです。
キュビスムは、全く理解できないので、
パスさせてください。
全体に版画が多く、
その分親しみやすい作品が多いといえるでしょう。
作風をどんどんと変化させて、
膨大な作品を残したピカソ。
今回の展示では、ほんの少しを垣間見た、という程度でしょうか。
一番気に入った作品は、
青の時代の「スープ」でした。
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