2017年9月27日水曜日

ご心配をおかけいたしました

先日、会社でミスをしてしまい、
大きな事件として取り扱われておりましたが、
無事、事なきを得ました。


会社の担当者数名で、
関係者への聞き取り調査を行い、
それを元に判断された模様です。
結果、会社としては事件としては取り扱わない、と
結論が出され、
ほっといたしました。


ただ、この事件の発端は会社のOBの人が絡んでおり、
またその人物がコンタクトを取ってくる可能性があるのです。
その際にどうすべきか、という問題があります。


会社にはその点をご相談していたのですが、
出来る限り、関わりの無いように対処すると、
言っていただいています。
自宅に電話があった場合は、
どうすべきでしょうか。


今後の問題はあれ、
まずは、多くの方にご尽力いただき、
まわりの方々にご心配をおかけしたことを、
お詫び申し上げるとともに、
お礼申し上げます。


ありがとうございました。

2017年9月20日水曜日

ヴィクトリア・ケーキをアレンジ

今日は家の人の誕生日でしたので、
先日から作ってみたかったヴィクトリア・ケーキにトライしてみました。
ラズベリーが苦手な人がいるので、
フィリングは自家製の無花果のジャムで。


今使っているオーブンの内部の高さが無いので、
普通のケーキが焼けないというのも、
2段式のヴィクトリア・ケーキを選んだ理由です。


さてさて・・・。


小麦粉が110gとかなり重めです。
お砂糖、バターも同じく。
なので、あまり膨らまない、ずっしりとしたケーキが2枚焼けました。


少し表面をスライスして、ジャムを馴染ませて、サンドイッチして、
しばらく寝かせて。


仕上げには、泡立てた生クリームを添えて、さあ、召し上がれ。


う~ん、かなりのボリュームです。
食べごたえあり。
材料が良いので、お味は普通に美味しいですが、
口当たりもがっしりした感じです。


前にもイギリス風ビール・ケーキ(北野佐久子さんのレシピ)で
作ってみて感じたのですが、
イギリスのケーキは粉がしっかり入るようで、
重みがありますか。


普段はフランス風のレシピ(上野万梨子さんのレシピが多いです)
を使うので、なおさら違いが良くわかります。


風土の違いでしょうか、お料理もずいぶん違うようですね。


個人的には、同じ1対1対1の割合のお菓子でも、
フランス風のカトル・カールの方が好きかな?


今、バターが品薄だそうで、近くのスーパーにはマーガリンしか
ありませんでした。
で、成城石井まで行くと、どうにかカルピス・バターが手に入りました。
バターが無いのも不便ですね、お料理にも使いますし。


本物のヴィクトリア・ケーキの写真を載せておきましょう。
見た目は同じようにできたのが幸いです。



2017年9月16日土曜日

葛の花、露草















秋の花が咲いています。
萩。
葛。
露草。
眼にしているのは、この程度ですが、
風情を感じます。


職場の裏手には、葛が生い茂っており、
今は花が満開です。
この場所に来て、初めて葛の花を知りました。
遠目に見ると、緑の野原に葡萄酒色が点々としていて、
お洒落な感じがします。


その足元には、露草。
今頃咲く花だったかな?と思ったり、
夕方にはしぼんでいることに?と思ったり、
子どもの頃から見慣れた花なのに何も知らなかったのでした。
爽やかな青い色が綺麗です。


あちらこちらには萩が咲いていますね。
萩とくれば、ススキ。
ススキとくれば、月見団子?!


今日からシルバーウィークですが、
台風が接近しているため、
奈良も朝からかなり降っています。
日本列島を縦断しそうなので、
みなさま、お気をつけてください。


台風や、地震、大雨など自然災害は次々とやってくる。
おまけにどこそかのミサイルまで上空を飛んでいる。
被害が出た時にはどういう事態になるのでしょうか。
自分の身よりも、そのことが心配でなりません。
































2017年9月7日木曜日

「オープン・シティ」

「オープン・シティ」 テジュ・コール著 小磯洋光訳 新潮クレスト・ブックス

この本のことを、書き手のことを、何も知らずに読む、
それがいいような気がします。
まっさらな気持ちで、ページを開き、
小説の中に入り込んでいく、
主人公とともに、足を運ぶ。
それがぴったりです。

場所はニューヨークです。
ですから、ニューヨーク特有の特徴が描かれています。
街を歩き、考え、想いを馳せる、
それがこの小説の主な形態です。

主人公は精神科の医者なので、
病院や患者のことも描かれますが、
それ以外のこと、例えば雁の渡りについて、愛聴するクラシック音楽について、
隣人について、街の様子について、人種について、育った土地について、
両親についても、敬愛する先生について語るときも、
ほぼ同じ距離を保っています。
淡々と語られるところが、穏やかでもあり、冷ややかでもあり。

冷ややかと思わせるのは、作者の筆致だけではないでしょう。
重いテーマが繰り返し表層に現れてくるので、
あえて、そのように抑えるようコントロールされているようにも感じます。

とはいえ、冷たい人間というわけではありません。
温かい心を持っているからこそ、理解できる苦しみというのがありますが、
あえて、大声を出さないようにしているようです。

仕事柄だけではなく、読書も好む人間のようです。
歴史や哲学・思想にも精通しており、
自身の考えに照らし合わせるだけでなく、
会話の中にも引用できるだけの知識を備えているのでした。

旅先では、ささやかなアバンチュールもあり、
人間らしいぬくもりを求めるところも。

以前に読んだ小編「シルバーベルク変奏曲」では、
穏やかに、心理や世界観を深く掘り下げる部分が特徴だと思いましたが、
それが全編に行き渡っています。

全体としては、
不条理な生への苦しさを背負う哀しみ、を語っている、
と言ってよいかと思います。
そうなると、読者の好みにより読みづらくなってしまうのですが、
もう一つのこの小説の特徴は、
一人の個人が現代社会の特徴を網羅しているというところにあります。
その点においては、独りよがりにならず、
都会に生きる成人男性の気持ちを代弁しているようでもあります。

個人的に、
このようにじっくりと読むにふさわしい本との出会いこそが、
読書の喜びであると思うところです。
この作家には、いろいろなテーマで書いて欲しいですね。
どのような形で書き表されるか、関心を隠せないでいます。
素晴らしい作家、作品として、推させていただきます。

2017年9月6日水曜日

観てきました「ボブという名の猫」

上映サイクルが実に短い今日この頃なので、
早速、「ボブという名の猫」を観てきました。


主人公の青年の役は、プロの俳優さんですが、
とてもしっくりとしていて、自然な演技が冒頭から引き込んでくれました。
苦しい薬との格闘、寝るところにも、食事にも事欠く苦しい生活。
ストリート・ミュージシャンとして、ギターを大切に抱えて。
ちょうど、クスリを断つべくお医者さんにはかかっているようです。
どうにかして、まっとうに生活したいという気持ちが伝わります。


なのに、実際にはなかなかそうはいかず。
偶然出会った父親ともゆっくり話すこともできない。
父親は新しいパートナーと一緒です。


このあたりもさりげなく、短く、鑑賞者に伝わるようになっています。


お医者さんのサポートで、ようやくアパートに入れた彼。
夜、偶然しのんできた猫、それがボブです。
隣に住む女性は動物好きで、ボブのケガへの対処方法を
アドバイスしてくれたり、と親切にしてくれます。


ボブのケガが治るように、
ボブがきちんと食事ができるように、
彼は努力します。


ストリート・ミュージシャンとして、街頭で歌う彼の横には、
いつもボブがいます。
ボブが見守ってくれているのです。


ここから、いくつかエピソードがあり、
そうそう簡単にはいかないのですが、
彼にはボブがいてくれる。
主人公はほんとうに良い人なのです。
ボブがいることの意味をよくわかっている。
そして、隣の女性とのコミュニケーションについても、
まっとうな判断で行動します。
日々、色々な出来事に遭遇し、
嬉しいこと、情けないこと、苛立つこと、
悲しいこと、をボブと一緒に体験する彼。


そんな彼とボブの活動を目にした編集者が、
本に仕立てることを彼に提案し、
それが本当に本となり、多くの読者を獲得するに至ります。
彼が社会から認められる瞬間でもあるのでした。


今も彼とボブは一緒です。
ボブがいてくれたから。
彼だけじゃない、人は孤独であることも必要だけれど、
ほんとうに孤立してしまうと、生きていくことはできないのです。
独りで苦しんでいる人のことを考えさせる映画でもあり、
ロンドン(イギリス)の低所得者の苦労を垣間見せてもくれ、
喜びを与えてくれる映画でありました。


ありがちな、わざとらしいセリフやカットがほとんど無いことも、
良い点でした。
これ以上深く掘り下げると、ボブとの出会いによる喜びの到来が
薄まってしまうでしょうから、社会派映画ではないことが、
かえって良かったとも思われました。

2017年9月4日月曜日

ありがとうございます

ありがとうございます。
このような情けないブログをその都度ご覧いただいて、
優しいお言葉をかけていただいて、
とても感謝しております。


いつも適切なアドバイスをくださっていることにも、
ありがたく思っております。


今回の件のみならず、
見守ってくださる方々がおられることに、
こんな自分であるだけに、
とても不思議な感じもしつつ、
感謝の気持ちでいっぱいです。


merci,beaucoup...♡

2017年9月3日日曜日

次々と

お仕事の契約更新を前にして、
もうしばらくは今のままがんばって、
次へのステップの準備をしていこうと決心しました。


もう時間的に後が無いです。
そして、体力の問題もあります。
それに加え、定年後も続けられる仕事をしたい、
と考えています。


最後のチャンスだと思い、
やりたい仕事、やってみたい仕事、
いろんなジャンルをピックアップして、
私にできるとすれば、
どのような方法があるだろう、
とあれこれ調べています。


手始めにできることから、
テストもしてみたりして、
なかなか難しいことがわかったりして、
やりごたえがあるわい、などと呟いています。


でも、これからの人生は、
自分で切り開いていくしか方法はありません。
会社に頼っていたままでは、
いつか親を亡くした時には、どうしようもない状態です。


収入の問題もあります。
それに加え、自分の世界を広げたいという希望もあります。
このまま定年を迎えたとしても、
その先どうすればいいでしょう?
年金はあてにはなりません。


自分の気持ちがそのようにシフトしているところへ、
思いがけない事件が持ち上がりました。
会社で大きなミスをしてしまったのです。


そこに至るまでは、数年に渡り人間関係に困っていたことが
関係しており、そのたびに上司にも相談していましたが、
適切な助言、具体的な対応はしてもらえませんでした。
そういうこともあり、そのままになっていた人間関係が絡んで、
ミスをするに至りました。


そこから話は拡大し、会社に助けを求めたところ、
大きな事件となってしまいました。


今は、自分の手を離れ、会社の判断にゆだねている状態です。


これが良いのか、悪かったのか、
それは今の時点ではわかりませんが、
私が懲罰を受けるとしても、
会社がそれまでに至る経緯や、
ミスが起こる実態を理解すること、
今後、私が悩まされてきた人間関係の問題が解消するならば、
それで良いと考えています。


迷惑をかけてしまった人もいます。
その方には申し訳ありませんが、
多少ならずとも、その人にも責任があると、
私は考えているので、
あまり良心の呵責はないのです。


さて、どうなることでしょうか。