2010年1月7日木曜日

「GO TO THE FUTURE」

サカナクションの2007年発表のアルバムです。
まだサカナクションのHPも調べてみたことはありません。
なんとなく選んで聴いてみたところです。

しっかりとしたリズム感に、
流れるようなサウンド、
複雑に絡み合う音の連なり、
切なさを含んだメロディーと歌詞。

その音と詞はかつて体感したことがあるものだと
記憶は語っています。
そして決して若くはない今でも
微かに感じることのある微妙な心の揺れ。
サカナクションを聴くことで、
ナイーブな感覚が刺激されているような気分になります。

この青い闇の中に漂うやるせなさを
持ち合わせたまま、生を積み重ねることができたらと
思うのです。

2010年1月6日水曜日

「パリ感覚」

「パリ感覚」 渡辺守章著 岩波現代文庫

この本は1985年に「旅とトポスの精神史」の一冊として
岩波書店から刊行された、とあります。
そのとおり、これはパリを歴史と旅と地理と文化のトポスとして
考察した本です。
大変平易な表現で一般向けに書かれているのですが、
豊富な知識と知力をもって記されているだけに、
つまづいてばかりでした。

このトポスという言葉は、ギリシア語で場所を指すそうです。
これまでこのトポスという言葉に実感が伴わないまま過ごしてきました。
そんな頓馬にも、この本を読むことで、
トポスという表現がふさわしいこともあることがわかってきました。
そしてパリという場所の奥深さと麗しさと厳しさを
客観的に、俯瞰的に、愛情を持って捉える妙味があることに
共感できる本と出会ったという感じがします。

この渡辺守章という人のことをよく知らずに
この本を読み始めたことが
良かったのか、まずかったのか、
今となってはどうしようもありません。
翻訳された本の数々も評価高く、
学者として、演出家として、評論家としても
著名な方であることを後になってようやく知りました。

そういったことはさておき、
この本を一冊のエッセイとして読むことだけでも
十分楽しめましたし、
この世の中は知らないことばかりに満ちているということも
教えられる充足感がありました。

パリに行く機会が訪れたときには、
再読して出かけたいと思っています。

2010年1月5日火曜日

読み始め

昨年末の時点では
今年はシモーヌ・ヴェイユから始めようと
思っていました。
もちろん、読みかけの本は無いとの判断です。

現状は、
ユルスナールの「空間の旅・時間の旅」が途中で
難しい本を並行して読むことには自信がありません。

コンパクトで、
読みやすそうな本を選んで、
エンジンを掛けようかと思い直しました。

そこで取り出したのは、
先日購入したばかりの「世界はわけてもわからない」。
開いてみると、読みやすそうではありませんが、
いつもと違うジャンルというのも面白いし、
口絵がカルパッチョ、
これは何かありそうです。

読む本が決まると、後は読み始めるだけ!

2010年1月4日月曜日

初出

今日は今年初めの出勤日。
あまり早く行き過ぎて、
会社の扉が開いていませんでした。
鍵を持っていないので、
のんびりと次に来る人を待ちます。

こういうすぽっと空いた時間が
面白いです。
ただ待つだけになると、
いらいらしてしまいます。
辺りを見渡したり、
行きかう人を眺めたりして、
そのうち誰か来るだろうと、
のんきに音楽を聴いていたら、
鍵を持っている人が到着。
冷え切った室内に入ることができました。

次々と出社してくる人、
電話をかけてくる人に、
新年のご挨拶をして、
仕事がスタートします。

そのうちいつものように、
仕事にまみれてくるのでしょう。

2010年1月3日日曜日

モンブランの万年筆

「ベルリン 天使の詩」を観て
万年筆に惹かれるようになりました。

ずいぶん昔に購入した
一代目のモンブランは、
すぐ詰まりを起こしてしまい、
頻繁にメンテナンスを繰り返しているうちに
やっかいになり、お蔵入りしてしまいました。

それから、
ウォーターマンやペリカンの
ビギナー向けを使ったりしてみましたが、
ペン先が太く、書き味などが気に入りません。

しばらくの間は諦めて
万年筆から離れていましたが、
独特の筆跡や、色合い、手への馴染みなどを考えると、
万年筆を復活させて
使いこなしたい!
根気良く手入れして、
お友達になりたいと決心しました。

で、二代目モンブランの登場です。
独特の優しい書き味に満足しています。
やはりちょっと手入れを疎かにすると、
詰まってしまいますが、
あわてず、焦らず。
この二代目とは長くお付き合いしたいと思います。

2010年1月2日土曜日

初買い物

今年の本屋さん行き第一弾。

「ギリシア哲学者列伝」上 ラエルティオス著 加来彰俊訳 岩波文庫
「歴史」上 ヘロドトス著 松平千秋訳 岩波文庫
どうしてこんな難しい本を選んだのか?と聞かれることでしょう。
それは、いつも読ませていただいているあるブログに、
取り上げられていたからなのです。
そんなに面白いのなら是非、と思ったものの、
読めるでしょうか?

「世界は分けてもわからない」福岡伸一著 講談社現代新書
あちらこちらでこの福岡さんのインタビューを見かけます。
堀江敏幸さんがこの本を推薦されていたので、
一つ読んでみることにしました。

「エスケイプ/アブセント」絲山秋子著 新潮文庫
絲山さんの小説は直接的です。
とてもイメージがはっきりとしています。
内容も登場人物も爽快です。
今回はどのような内容でしょうか。

「明日への回想」菅野昭正著 筑摩書房
“ちくま”に連載され始めた時、
いつか本になったときにゆっくりと読ませていただこうと思い、
ざっと目を通していました。
が、あまりに高等なレヴェルの内容に怯んでしまい、
いざとなると躊躇してしまっていました。
そこへ“ふらんす”に三浦信孝さんによる書評が掲載されて、
考えをあらためました。
背伸びする必要も、妬む必要もなく、
ただ素直な心持ちで本を手に取ればよいのでした。
心を入れ替えて読むとすると、
この本はどういう光景を見せてくれるでしょうか。

今日のお買い物も、
読むのが楽しみな本ばかりです。

2010年1月1日金曜日

Bonne Année 2010

2010年、今年はどんな年になるでしょう。

自分で動かす部分もあるし、
自分ではどうにもならないこともあります。
何につけても、
前向きに考えていきたいと思います。

皆様にとってより楽しく充実した一年でありますように。