2015年10月30日金曜日

ファンクラブ

初めてファンクラブなるものに加入してみました。


これまでファンクラブというものにあまり興味がなかったのでした。
コンサートのチケットを入手するのに、
都合がよいらしいとは聞いていましたが、
私はコンサート行かない派ですので、関係ないし、などと
思っていました。


昨今のアーティストのHPを見ていると、
面白い仕掛けがたくさんありますね。
ここ一年くらい聴いている大橋トリオのHPを見ているうちに、
何があるのだろう?と不思議に思うようになり、
ついにふらふらっと入ってしまったのです。


で、何があるかというと・・・特に普通の特典があるだけで、
別に変ったこともない。


コンサート情報が早く入るのが良い、いい席が取れる、
これくらいでしょうか。
でも大橋トリオのコンサートに行く予定は今のところありません。


入ってみて、初めて、私には用がなかったことに気がついたのでした。

2015年10月29日木曜日

「サンドリーヌ裁判」

「サンドリーヌ裁判」 トマス・H・クック著 村松潔訳 
ハヤカワ・ポケミス1891


このミステリが称賛されているのを見るにつけ、
読んだ者として、少しは語っておこうかな、と思い直しました。


これは夫婦の物語です。


アメリカの小さな町の大学教授の夫。
同じ大学の同じく教授の妻。
妻がベッドの中で死亡していましたが、
これは自殺なのか?
夫による殺害なのか?
夫が起訴され、裁判が始まります。
裁判を舞台としながら進むミステリです。


夫は不利な状況下にありますが、
裁判中、弁護士と娘とのやりとりを挟みながら、
過去を振り返ります。


妻はあの時、なんと言ったか。
妻はどういうつもりであのような行動をとったのか。
妻の相手の男性とはどういう関係だったのか。


妻と夫は全くの他人。
偶然知り合い、妻は夫を伴侶として選びました。
そして旅に出たのでした。
旅から帰り、二人で勤められる大学を選び、
引っ越し、新たな生活が始まり、娘に恵まれ、
そして時が流れ、妻は重病であることがわかりました。
ああ、だのに夫サミュエルはいったい何をしていたのでしょう。


妻はたくさんのキーワードを残していました。
それは、夫へのメッセージであったのです。
そのことに気付いた夫サミュエルは、始めて己を知ったのです。


すべてが夫サミュエルにとって明らかになり、
裁決が発表されます。


そして、エンディングが訪れます。


ミステリ仕立てではありますが、
夫婦の話として読ませられました。
未だに夫婦というものが理解できない私には、
結末はあまりに愚かしい。
事実は小説より奇なり。


小説としての体裁が複雑で、
読み解く醍醐味もありますし、
心理描写を追っていく興味深さもあります。
もちろん山場もあちらこちらにあり、
冷や汗をかきながら読む人も多いのでは。


ミステリ小説としては満点、
個人的には苦手、という読書でありました。

2015年10月28日水曜日

「失われた時を求めて」13 見出された時Ⅱ

「失われた時を求めて」 13 第七編 見出された時Ⅱ
マルセル・プルースト著 鈴木道彦訳 集英社文庫


この最後の一冊は、“時の流れ”を意識させる描写が
連なっています。“時”をどのように、どんなときに、
どんなふうに意識するものなのか。
“私”はこの“時”を芸術作品として、
書いてゆくことを決心し、それがスケールの大きなものであることを
すでに予測していました。
物語は“時の流れ”つまり“時”はどういうものであるか、
“私”の思考の終着点に向かって結ばれます。


この集英社文庫版には訳者による“はじめに”があり、
前巻で起こったことを振り返り、この巻で起こることを前もって
知らせてくれます。非常にすぐれた解説であり、
私たちは“はじめに”をナビとして物語に入っていくことができます。
そこでは、作者プルーストの意図の考察も取り上げられており、
この小説がいかに壮大なものであるかを知らせてくれるのです。


この小説に出てきた人物たちが、
この巻では新たな立場や様子で登場します。
そしてサン=ルーとジルベルトの間に生まれた娘も登場します。
また、かつての舞台女優ラ・ベルマと、現在有名人となった
ラシェルが比較されるように書かれています。
昔、ラシェルはサン=ルーの恋人でありました。
ヴェルデュラン夫人はゲルマント大公夫人の座に収まっています。
これだけでも、驚かされるわけです。
と同時に、私も話相手との会話で自分が歳をとっていると
理解されていることを知らされます。


プルーストは51歳で亡くなっています。
この大作が書かれた経緯は大変複雑で、
現在も研究が進んでいるようです。


物語を読むということは終了しましたが、
解説の本を読むことで、この本の気が付かなかった魅力や、醍醐味、
書かれた経緯を読み解く面白さも知ることができるでしょう。


色々な意味で、終わらない物語、そういう印象が最も強く残っています。

今年のブログを振り返ると

今年はどんな風にスタートしたのだったかな?
と、1月のブログを開いてみると。
あれまあ、抱負はすべておじゃんです。


勉強を夏から再開しますと言っておきながら、
仕事が忙しかったことと、通信教育を申し込めず、
タイミングを逃しています。
こちらは、より実践的な資格を目指して、
冬から通信教育を始めるように申込みをいたしました。
この勉強についての話は後日またいたしましょう。


健康面は1月末から偏頭痛に襲われ、苦しみました。
しばらくして治まったものの、
同時にダンベルを復活させるのが怖くて、
ストレッチもほとんどしなくなってしまいました。
精神面の持病は不思議なことに安定しております。
お医者さんも太鼓判を押してくれていまして、
だいぶタフになってきたかも?!
でもお腹イタイタは相変わらず起こるので、
自律神経のコントロール、気持ちのバランスに気を
つけねばならないところです。


読書は、プルーストこそクリアできましたが、
本丸になかなか近づけておりません。
先日もお話したように、読みやすい本ばかり読んでいるのが、
足かせになっていますね。
読みやすい本というと語弊がありますが、
関心のある現代文学や、書き手の人のものは、
現代人として読んでおきたいと思うのです。
でもそういった本の比率を下げないと、
ユルスナールや須賀さんの本の読み込み、
心理学、哲学・思想の本まではなかなか進めないでしょう。
これは来年の課題ですね。


今年の春前後からは職場と仕事の悩みをつらつらと書いておりました。
半年が過ぎて、新しい上司の方のやり方にもずいぶんと慣れ、
一新した流れで業務が進むようになっています。
ただ、私だけでなく、悩みが解消されたわけではなく、
秘かにI課長に相談したりしながら、
あきらめも持ちつつ、日々を過ごしています。
自分の立ち位置をしっかり固めて、
オーバーワークにならないよう、
そしてミスの出ないように努めたいところです。


こんなブログではありますが、
よろしければ、お付き合いくださいませ。
お読みいただいている方に感謝を申し上げます。

2015年10月27日火曜日

久しぶりの雨

満月の夜だというのに、
予想どおり雨が降り出しました。
降り出す前のお月さんはオレンジ色にぼやけていました。
朝には上がるらしいですが、
久しぶりの雨で喜んでいる人も多いことでしょう。


私は仕事中も暇に見えるらしく、
そんなんしてたら俺が前にいた部署では撃たれるで、
と恐ろしいことをいう人がいます。
暇じゃなくて、メリハリをつけてんねん、
と言い返したいところですが、
笑っておくことにしています。
いつか爆発するかもしれん。


それよか、時間が無いんです、私。


プライベートでも仕事の時のように段取りを組んで、
先々にこなしていく方法をとればよいのかと思います。
段取り好きではあっても、面倒くさがりなので、
プライベートではついつい後回しにしてしまいます。
それが命とりになるかもしれませんね。


読書もそういう傾向があります。
難しい本を後回しにしてしまう。
勉強も困難な方をあきらめてしまう。


詰め込みすぎたら、またダウンしてしまいますが、
やるべきことを先にするように心がけましょう。
来年の抱負は決まりです。

2015年10月26日月曜日

枯葉

歩いていると枯葉が目につくようになりました。
見上げてみると、黄色くなりかけた木々が。


そして夜も訪れも早くなりました。
帰るころには白いお月さんが暗闇に光っています。


そのうち、息も白くなって、
手が冷たくなって、
コートを着るようになるでしょう。


毎年の繰り返しなのに、
新しい季節の訪れはいつも新鮮です。


今週はゆっくりペースで参ります。
そんなときには、やりたいことばかり思いつきます。
心理学、カウンセラーの勉強をしなければ、と思いつつ、
本当に勉強したいのはフランス語だよ、と
心の声が聞こえてくるのでした。
ここ数年のメディアを見ていれば、
遅くなってでも英語の知識は必要だと思わされますし、
もちろん本を読み続けたいですし、
頭が混乱してきます。
そのために定期的に計画を立ててみるのですが。


どれも時間と根気の必要なことばかりです。
人生の目標と実質的な目標を重ねて勉強をすることにしていますが、
これも私らしくコケてしまいそうな予感がします。


どうしたら、納得できるのだろう。
満足できなくてもよいのです。
どれも手に入れたいのです。


新しい季節が来るたびに、
自分の位置を考えさせらえてしまうのでした。

木枯らし一号

今日は陽射しはあったものの、風が強かったですね。
木枯らしがやってきました。
おかげで夜はとても寒く感じます。
すごく着込んでいます。
ストーブにはまだ早いのでしょうが、出したくて仕方ありません。


昨夜は朝井リョウ著「何者」を読み終えました。
途中までは、着地点が想像できなくて、どうなるのかと思いましたが、
終盤で、よし!と膝を打ちました。


次は、と。


今日は日曜日ですので、読書メモをUPしたかったのですが、
あまりに冷えるので(?!)お休みします。
これでは本番の冬はどうなるのか、不安であります。


来週は特別な予定が無い一週間。
何もないことで、退屈するか、テンションが落ちるか、
はたまた落ち着いた日々を送れるか。
仕事でも事件が無いことを祈るばかりです。