3月も終わり近くなり、
「ふらんす」4月号を読んでいると、
やっぱりフランス語を勉強したいという気持ちがむくむくと湧いてきました。
現在の状況では時間の捻出と体力が問題となり、なかなか実現が難しい。
フランス語の本を読むことが一つの目標ではありますが、
ひとつ、フランス語で考えるということをしてみたいのです。
そんな夢みたいなこと・・・ではありますが、
なぜか思考の組み立てが違うこと、響きの違いが新しいニュアンスを
運んできてくれるような気がしているのです。
そんなことを思って数年経ちますが、
近頃それを現実にした方のブログを発見し、読んでいます。
もともと学者の方のようですが、フランス語を始めて10年で、
現在はフランスで哲学研究をされているようです。
時々、ブログを覗かしていただいて、ため息をついています。
そんなところに「ちくま」4月号が届き、
「瞬間を生きる哲学」古東哲明著の解説を読んでいると、
なにかふと目の前をよぎるものがありました。
自分にとって大切なことがここにもあるのでは?
続いて「図書」4月号も読んでみます。
冒頭の「エセー」のボルドー本、モンテーニュの手沢本の写真について、
宮下志朗が解説をされています。
“考えること”の必要性がここに提示されています。
何について考えるべきか決まったことがあるわけではないのです。
ただ、深く考えることを日々怠っているような気がしています。
日々の雑事に追われて、言い訳をしながら生きてしまっている。
人により生き方は様々なのですが、
じっくり本を読んで、それについて思考する、
人生に反映させる、そういう生活が理想なのかもしれません。
近頃は目的に向かってダッシュすることが、
目的を達成する一番の方法として、
人々はせっせと仕事に学業に運動に励んでおられます。
どうやら自分の頭の中はダッシュには程遠く、
ゆっくりと回り道をしながら、散歩するように考え事をするのが、
向いているようです。
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