昨日読んだ本のお話。
「パルプ」 チャールズ・ブコウスキー著 柴田元幸訳 ちくま文庫
やはりブコウスキーって柄ではありませんでした、私。
こういう小説もあり、探偵物にすれば、なお面白い。
ただ、リズムがついていけない。
残念でした。
ブコウスキーの作品はだいたいこんな感じなのでしょうか。
柴田元幸さんの翻訳なので、間違いないと考えています。
それからもう一冊。
「現代思想の遭難者たち」 いしいひさいち著 講談社学術文庫
いしいひさいちさんの面白さは全国的に周知されているかと思います。
この本、どこまでいしいさんによるものなのでしょう。
これだけの哲学者、思想者を網羅できるなんて、そんな馬鹿な。
それぞれにアドバイザーがいて、編集担当が筋書きを書いているに
決まってる、と思うと面白くないですね。
それにしても、ツボが押さえられていて、おかしい。
そういう私、まともに笑ったのは、
ハイデッガーとフーコーとバシュラールくらいです。
すごい範囲が広くて、解説を読んでいるだけで、
こんがらがってくる。
この本は、私にとって、あんたは哲学向きじゃない、と宣告された、
思考能力を問われるものでありました。
記念にとっておこうっと。
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