昨日の待ち時間に、
スティーブン・ミルハウザー「魔法の夜」を読んでおりました。
ミルハウザーはほんとに好きです。
自分に想像力と表現力、文章力があれば、
ミルハウザーのような短編を書いてみたい。
とよく思います。
書くということで言えば、
先日読んだテジュ・コール「オープン・シティ」。
自分らしい文章を書くことができれば、
こんな小説を書いてみたい、と思ったのです。
私小説のような部分もあり、
主人公の在り方にとても共感できたのでした。
そして、それを精緻で冷静に、客観的に表現する。
このように納得できる作品は意外とあまりありません。
読むことよりも、
書いてみたい、という欲求を生み出す読書でした。
読むことと書くことは異なると思うので、
実際には書くことなどできないのでしょうが、
カルヴィーノやタブッキの短編などにも、
このような作品が書けたなら、と感じさせられます。
いつか、本当の、独り、の時間が持てるようになったら、
書くことを試してみるかもしれません。
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