2017年12月20日水曜日

ただいま、Mr.ギラムと歩いています

Mr.ギラム、ジョン・ル・カレがお好きな方なら、
すぐにおわかりいただけるかと思います。
スマイリーの片腕として活躍していたギラムのことです。


ジョン・ル・カレの新作「スパイたちの遺産」。
この本がスマイリーたちの後日談と知ったので、
文庫化を待てず、入手して、さっそく読み始めました。


ちょうど半分くらいまできました。
いつもながら、とても面白く、どこへ話が行くのか、
ハラハラしながら、でもじっくりと読んでいます。


ほんとは、体調が悪い時に、こういう暗く、重い小説はいけないですね。
すごくダークなんですもの。
かといって、明るい小説はあまり好きではありませんから、
困ったものです。
手元にある明るめの小説は、
オースティンの「エマ」の再読くらいでしょうか。
そうですね、
精神的に良いのは、個人的嗜好からいうと、
クリスティーくらいがいいのかもしれません。
節度があり、暗くなく、テンポも良く、結末も悲惨なものは少ないです。


ところが、今読みたいと思っているのは、
「ジェーン・エア」と「アンナ・カレーニナ」「白痴」とくるので、
元気になれない理由は嗜好にもあるかと。
モリエールやラブレーを読んで笑えるユーモアが欲しいです。


知らなかったことが一つ。
昨日、本屋さんでユルスナール「アレクシス/とどめの一撃」の
新装版が並んでいたのです。
エゴン・シーレの表紙でした。
もうすでに他の本を購入した後だったので、手が出ず、
ため息をつきました。
どうして、エゴン・シーレを使っているのかな?と思いながら、
再び歩いておりました。


また、ギラムと歩いてみることにしましょう。

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