「ひとり日和」がとてもよかった青山七恵さんの
「窓の灯」 河出文庫 を読みました。
こちらは伝えたいことがばらばらのモチーフとなって表現されていて、
いまひとつテーマが掴みにくかったのでした。
全体を見渡してようやく主人公の言動がわかったような感じです。
ちょっと一息して、
「ムーミン谷の冬」 講談社文庫 トーベ・ヤンソン著 を読了。
ムーミン谷の冬の出来事がいつものように描かれて、
不思議な出来事やムーミンたちの心の揺れが味わえる内容はいつものとおりです。
最後の章で冬に終わりが来て、晴れやかな春がやってきます。
ムーミンが心待ちにしていた春はそれはそれはとても気持ちの良いものでした。
こちらまで嬉しくなってくる春の訪れです。
同時進行で、読んでいたコミックスは、
「天才柳沢教授の生活 Best オレンジ」 講談社文庫 山下和美著、
同じく「Best グリーン」 です。
なんだかほっと安心できるストーリーで、
つい読んでしまいます。
他に柳沢教授と猫のタマとの生活を書いたものがあるらしいので、
次はそちらを読んでみるつもりです。
「知っておきたいフランス文学」 小野潮著 明治書院 も読みかけで、
「夜よりも大きい」 小野正嗣著 も読みかけです。
「パリからの紅茶の話」は好きなエッセイストの戸塚真弓さんの一冊。
これも読みかけて中断しています。
最近は中断してしまうと、ほとんど読み終えることがありません。
かつては読み始めると最後まで読み終えずにはいられない性分でしたが、
其々に理由をつけて、次の本に取り掛かってしまうこの頃です。
と言い訳をしながら新しく手にしたのは、
「生の深みを覘く」 中村邦生編 岩波文庫 ポケットアンソロジー。
色々な時代の様々な地域の短編を、
ぽつりぽつりと楽しむことにしています。
2月はこれで終了しそうです。
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