「ギリシアの泉」 シモーヌ・ヴェイユ著 冨原眞弓訳 みすずライブラリー
冒頭におかれている“『イリアスあるいは力の詩篇』”を読了。
ホメロスの『イリアス』を題材に、その核となっている“力”が
どのように描かれ、またどのように読むことができるか、
丹念に考察されている。
叙事詩という形式から、ある種のメッセージとも読むことができる。
その“力”はどのように生まれ、働くのか、
そののち、このメッセージはどう読まれていったか。
『福音書』や後世の戯曲などにも目を配り、
人間の魂のあり方を問う。
哲学、思想の書物は、とかく著者の思考レベルで書かれているので、
こんな凡人には、とてもするするとは読めません。
いったりきたりしながら、『イリアス』とはこういうお話か、
“力”とはこのように影響力を持つものなのか、と
動揺させられることばかりでした。
初めて読んだシモーヌ・ヴェイユ。
シモーヌは常に熱い思いを込めて書いていたことが、
察せられます。
2010年5月13日木曜日
「夢の貨幣」
「夢の貨幣」 マルグリット・ユルスナール著 若林真訳 白水社
しばらく前にこの「夢の貨幣」を読んだことにしているけれど、
実はあまりよく内容をわかっていないところがあるのです。
まず、何が言いたいのかよくわからないのです。
数々のエピソードに翻弄されて読み進めるうちに、
暗殺未遂事件が起こり、すぅっと幕が閉じられてしまったような
感じがしています。
ゆっくりとは読んだものの、物語を頭の中で把握できていない。
失敗読書です。
文章の豊穣さや、視点の鋭さなど、アイロニカルな部分も
全てユルスナールのものなのに、なんだか惜しい気がします。
そのうちに読み直して整理しようと思いながら、
時間だけが経っています。
こういうときは、熟すまで待つしかないのです。
再度読むことがあるでしょう。
そのときにはどのように感じるでしょう。
ちゃんと読めるかしら?
しばらく前にこの「夢の貨幣」を読んだことにしているけれど、
実はあまりよく内容をわかっていないところがあるのです。
まず、何が言いたいのかよくわからないのです。
数々のエピソードに翻弄されて読み進めるうちに、
暗殺未遂事件が起こり、すぅっと幕が閉じられてしまったような
感じがしています。
ゆっくりとは読んだものの、物語を頭の中で把握できていない。
失敗読書です。
文章の豊穣さや、視点の鋭さなど、アイロニカルな部分も
全てユルスナールのものなのに、なんだか惜しい気がします。
そのうちに読み直して整理しようと思いながら、
時間だけが経っています。
こういうときは、熟すまで待つしかないのです。
再度読むことがあるでしょう。
そのときにはどのように感じるでしょう。
ちゃんと読めるかしら?
2010年5月12日水曜日
欲しくて読みたい本
「ヴァレリー」清水徹著を読んでから、
自然とヴァレリーの本が読んでみたくなりました。
そのなかでも気になる「レオナルド・ダ・ヴィンチの方法」。
これが店頭で見つからない。
こうなると意地になってきます。
岩波文庫の小さな本だし、絶対手に入れるぞ。
それから書評でもっぱら評判の野崎歓さんの「ネルヴァル」。
たしかネルヴァルは野崎さんの専門だったと思います。
あの野崎さんの明朗で要点をするどく突いた文章が読めることも、
充実した読書になるのではないでしょうか。
ううむ、関心高し。
若手の書き手として次々と作品を発表している青山七恵さんも
しばらく前から気になっています。
最近の小説は読めないタイプの作品が多く、
遠慮させてもらっているのですが、
青山さんは読めそうな気がします。
文庫から着手してみようかな。
月末には中井久夫さんの「私の日本語雑記」が出ます。
中井さんの本はとても全てを読むことは困難ですが、
題材によって可能であれば、読んでおきたいものです。
あとノンフィクションで気になる本もいくつか。
以前にも書いた「ブルー・セーター」、
アフガニスタンの旅の手記、
同じくアフガニスタンで医療活動をされている中村哲さんの本、
サッカー界のスター「ジダン」の伝記。
これらを全て手に入れたとしても、
読むことはできません。
取捨選択しなくてはなりません。つらいです。
自然とヴァレリーの本が読んでみたくなりました。
そのなかでも気になる「レオナルド・ダ・ヴィンチの方法」。
これが店頭で見つからない。
こうなると意地になってきます。
岩波文庫の小さな本だし、絶対手に入れるぞ。
それから書評でもっぱら評判の野崎歓さんの「ネルヴァル」。
たしかネルヴァルは野崎さんの専門だったと思います。
あの野崎さんの明朗で要点をするどく突いた文章が読めることも、
充実した読書になるのではないでしょうか。
ううむ、関心高し。
若手の書き手として次々と作品を発表している青山七恵さんも
しばらく前から気になっています。
最近の小説は読めないタイプの作品が多く、
遠慮させてもらっているのですが、
青山さんは読めそうな気がします。
文庫から着手してみようかな。
月末には中井久夫さんの「私の日本語雑記」が出ます。
中井さんの本はとても全てを読むことは困難ですが、
題材によって可能であれば、読んでおきたいものです。
あとノンフィクションで気になる本もいくつか。
以前にも書いた「ブルー・セーター」、
アフガニスタンの旅の手記、
同じくアフガニスタンで医療活動をされている中村哲さんの本、
サッカー界のスター「ジダン」の伝記。
これらを全て手に入れたとしても、
読むことはできません。
取捨選択しなくてはなりません。つらいです。
2010年5月11日火曜日
「ひとりの午後に」
「ひとりの午後に」 上野千鶴子著 NHK出版
上野さんの仕事については、
ほんの一部の著書と新聞などで読む記事などから、
知ることがありましたが、
表面的にでしかありません。
いつも、これだけの仕事を成す人はいったいどういう人なのだろうと
思っていました。
過去にも2冊エッセイ「ミッドナイトコール」「うわの空」を発表されています。
そのときにも感じたのは、
上野さんという方は、とても繊細な感覚をお持ちだということ。
このたびも、同じように思われました。
一世代上の女性が、
フェミニストとしてどのように生きているかということを、
一人の女性の感覚を通して知ることとなりました。
同じ“おひとりさま”を生きる女性としての立場、考え方に、
社会学の視点から刺激的な意見が述べられていることも、
わが意を得たりと嬉しい部分もあります。
現在は老後の生き方について研究されているので、
ますます活躍の場が広がっておられるでしょう。
今後も目が離すことのできない稀有な方です。
上野さんの仕事については、
ほんの一部の著書と新聞などで読む記事などから、
知ることがありましたが、
表面的にでしかありません。
いつも、これだけの仕事を成す人はいったいどういう人なのだろうと
思っていました。
過去にも2冊エッセイ「ミッドナイトコール」「うわの空」を発表されています。
そのときにも感じたのは、
上野さんという方は、とても繊細な感覚をお持ちだということ。
このたびも、同じように思われました。
一世代上の女性が、
フェミニストとしてどのように生きているかということを、
一人の女性の感覚を通して知ることとなりました。
同じ“おひとりさま”を生きる女性としての立場、考え方に、
社会学の視点から刺激的な意見が述べられていることも、
わが意を得たりと嬉しい部分もあります。
現在は老後の生き方について研究されているので、
ますます活躍の場が広がっておられるでしょう。
今後も目が離すことのできない稀有な方です。
2010年5月10日月曜日
薔薇の季節
あちらこちらで薔薇が咲き出しました。
色も形も華やかですね。
香りも素晴らしいです。
薔薇の種類はとても多いので、
とても覚えることはできませんが、
好きなことがはっきりしているのは、
オールドローズの種類です。
あの重たげな丸みと厚みをもたせている花弁、
優しげな色合い、
花が身を寄せ合うように咲き誇っている様子、
ふくよかな香り、
なんとも言えません。
育てる機会があるとしたら、
オールドローズを選ぶでしょう。
蔓薔薇もとても好き。
“ツルバラ”という言葉の響きもまた好きです。
そういえば、あの一重の薔薇も好ましい。
たくさん種類があるのですから、
まだまだ好きなものがありそうです。
花の香りの中でも、
薔薇が一番好き。
深い眠りの中で、豊かな夢をみているような気がします。
色も形も華やかですね。
香りも素晴らしいです。
薔薇の種類はとても多いので、
とても覚えることはできませんが、
好きなことがはっきりしているのは、
オールドローズの種類です。
あの重たげな丸みと厚みをもたせている花弁、
優しげな色合い、
花が身を寄せ合うように咲き誇っている様子、
ふくよかな香り、
なんとも言えません。
育てる機会があるとしたら、
オールドローズを選ぶでしょう。
蔓薔薇もとても好き。
“ツルバラ”という言葉の響きもまた好きです。
そういえば、あの一重の薔薇も好ましい。
たくさん種類があるのですから、
まだまだ好きなものがありそうです。
花の香りの中でも、
薔薇が一番好き。
深い眠りの中で、豊かな夢をみているような気がします。
2010年5月9日日曜日
5月第2日曜日
5月の第2日曜日は母の日ですね。
皆さん知恵を絞って、感謝の気持ちを伝えられているのだと思います。
毎年、何が母を喜ばせるものかと悩みます。
母が最も望んでいることを知ったとしても、
それを叶えてあげることはきっと難しい。
ので、手近なところで納めてしまいます。
今年はこじんまりとした絵画の展覧会を観に出かけ、
美味しいと評判のケーキ屋さんでお茶をして、
焼き菓子が人気のお店を訪ね、
ちょっとばかし百貨店を覗き、とささやかなお出かけをしました。
贈り物には、自分が愛用している手鏡を選びました。
ポール&ジョーのもので、明るく映る“気分は美人鏡”です。
弟は腕をふるって、美味しい食事を用意してくれました。
流れる日々の中のひとこまです。
皆さん知恵を絞って、感謝の気持ちを伝えられているのだと思います。
毎年、何が母を喜ばせるものかと悩みます。
母が最も望んでいることを知ったとしても、
それを叶えてあげることはきっと難しい。
ので、手近なところで納めてしまいます。
今年はこじんまりとした絵画の展覧会を観に出かけ、
美味しいと評判のケーキ屋さんでお茶をして、
焼き菓子が人気のお店を訪ね、
ちょっとばかし百貨店を覗き、とささやかなお出かけをしました。
贈り物には、自分が愛用している手鏡を選びました。
ポール&ジョーのもので、明るく映る“気分は美人鏡”です。
弟は腕をふるって、美味しい食事を用意してくれました。
流れる日々の中のひとこまです。
2010年5月8日土曜日
散髪
今日は月に一度の“散髪”の日。
気持ちよくしてもらって、うふふです。
子供のときは散髪屋さんに行っていました。
いつの頃からか、美容室に行くようになりましたが、
いまだに“カット”に行くとなかなか言えません。
つい“散髪”と口にしてしまい、
よく笑われてしまいます。
自分の意思で髪型を決めるようになって以来、
ボブを基本にロングにしたり、
ショートにしたり、また伸ばしてパーマを当てたり、と
気分で変えてきましたが、
ここ数年は短めのショートに落ち着いています。
なので、毎月の“散髪”が欠かせないのです。
今通っている美容室のKさんは、
髪質や好みを熟知してくださっているので、
いつも気持ちよく仕上げてくださいます。
とても優しいKさんですが、
“散髪”には苦笑されているのではないでしょうか。
気持ちよくしてもらって、うふふです。
子供のときは散髪屋さんに行っていました。
いつの頃からか、美容室に行くようになりましたが、
いまだに“カット”に行くとなかなか言えません。
つい“散髪”と口にしてしまい、
よく笑われてしまいます。
自分の意思で髪型を決めるようになって以来、
ボブを基本にロングにしたり、
ショートにしたり、また伸ばしてパーマを当てたり、と
気分で変えてきましたが、
ここ数年は短めのショートに落ち着いています。
なので、毎月の“散髪”が欠かせないのです。
今通っている美容室のKさんは、
髪質や好みを熟知してくださっているので、
いつも気持ちよく仕上げてくださいます。
とても優しいKさんですが、
“散髪”には苦笑されているのではないでしょうか。
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