「ひとりの午後に」 上野千鶴子著 NHK出版
上野さんの仕事については、
ほんの一部の著書と新聞などで読む記事などから、
知ることがありましたが、
表面的にでしかありません。
いつも、これだけの仕事を成す人はいったいどういう人なのだろうと
思っていました。
過去にも2冊エッセイ「ミッドナイトコール」「うわの空」を発表されています。
そのときにも感じたのは、
上野さんという方は、とても繊細な感覚をお持ちだということ。
このたびも、同じように思われました。
一世代上の女性が、
フェミニストとしてどのように生きているかということを、
一人の女性の感覚を通して知ることとなりました。
同じ“おひとりさま”を生きる女性としての立場、考え方に、
社会学の視点から刺激的な意見が述べられていることも、
わが意を得たりと嬉しい部分もあります。
現在は老後の生き方について研究されているので、
ますます活躍の場が広がっておられるでしょう。
今後も目が離すことのできない稀有な方です。
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