2010年3月31日水曜日

近頃の梅田

久しぶりに梅田に出かけてみると、
立替中の阪急百貨店が聳え立ち、
JRに接する大丸百貨店(ACTY)も拡張工事が進んで、
手前に迫り出しています。
東側には、ガラス張りのフコク生命ビルが、
新しい姿を現してきています。

JRの北ヤードの開発も着工したそうだし、
大阪中央郵便局も取り壊しだとか、
阪神百貨店周辺も建て直しを計画中とか。

西側にハービスエントとヒルトンウエストが出来ただけでも、
十分に広がったと思っていたのに、
どんどんと変わっていきます。

人の流れも集中的に多く、
目が回りそうです。
なんだか落ち着かない。

関西経済においても変わり目なのだろうと
思います。
世代が入れ替わって、
人々のニーズも多様化して、
行動様式も変化していく、
世界的な不景気をきっかけに、
大きく転換していくのでしょう。
戦後に大きく発展した梅田も、
その転換の時期なのかと、
しばらく傍観するだけです。

2010年3月30日火曜日

アーバンライナー

“アーバンライナー”と聞いてピンとくる人は、
近鉄沿線にお住まいかあるいは、鉄道マニアの方でしょう。

近鉄特急の一つとして、
時折走っている白い車体の電車です。
この電車の乗り心地が素晴らしいのです。

座席もゆったりとしており、
揺れが少なく、
とても安定感があります。
気分もゆったりして、
ついつい夢心地。

このアーバンライナーに乗ると、
車体でこんなにも違いがあるのかと
驚きます。
関西の各私鉄、各地のJRなど乗車したことはあれど、
これが一番!
贔屓というのは怖いものです。

この電車に乗ったまま、
遠く海の見えるところまで行きたい、
よくそう思います。

2010年3月29日月曜日

映画 “とどめの一撃”

マルグリット・ユルスナール著「とどめの一撃」の映画を観ました。
“ブリキの太鼓”で知られるフォルカー・シュレンドルフが監督です。
1976年の作品です。

大筋は原作に沿っていますが、
微妙なニュアンスが違います。
配役も厳しいところがあります。
原作を意識していると、
どうしても反発してしまいます。
小さな違いが重なり、大きく反映して、
話の根本がずれてしまっています。

ですが、戦火の真っ只中、
兵士たちが駐屯する屋敷、
バルト海沿岸地方の冬の景色などは、
画面でみると、
リアルに感じられます。

一つの映画として鑑賞すればよいかもしれませんが、
原作を知らないと、
筋も、人間関係もさっぱりわからないかもしれません。

なにより、
ユルスナールが大切にしている部分が
描かれていないのが残念です。
その欠落が、原作との不一致を明らかにしています。

妙な位置づけの映画です。

2010年3月28日日曜日

しばしお別れ・・・ミラン・クンデラ

ミラン・クンデラの作品のほとんどは邦訳があり、
多くの読者を獲得しています。

「微笑を誘う愛の物語」1958-70(チェコ語版)、70(フランス語版)集英社(1992)
            「可笑しい愛」 集英社文庫(2003)
「冗談」1967(チェコ語版)1968(フランス語版) みすず書房(1970)
「生は彼方に」1973(フランス語版) 早川文庫(2001)
「別れのワルツ」1976(フランス語版) 集英社(1993)
「別れと忘却の書」1979(フランス語版) 集英社(1992)
「ジャックとその主人」1981(フランス語版) みすず書房(1996)<戯曲>
「存在の耐えられない軽さ」1984(フランス語版)集英社(1989)、集英社文庫、
                河出書房新社
「小説の精神」1986(フランス語版) 法政大学出版局(1990)<評論>
「不滅」1990(フランス語版) 集英社(1992)、集英社文庫
「裏切られた遺言」1993(フランス語版) 集英社(1994)
「緩やかさ」1995(フランス語版) 集英社(1995)
「ほんとうの私」1998(フランス語版) 集英社(1997)
「無知」2000(フランス語版) 集英社(2001)
「カーテン」2005(フランス語版) 集英社(2005)<評論>

多くの小説、評論をクンデラと親交のある西永良成氏が翻訳されています。

研究書としては、
「ミラン・クンデラの思想」西永良成著 平凡社選書(1998)
「ミラン・クンデラと小説」赤塚若樹著 水声社(2000)
「小説というオブリガード」工藤庸子著 東京大学出版会(1996)
などがあります。

※ ※ ※

「存在の耐えられない軽さ」と「不滅」を読んで
すっかりクンデラの虜になったところから、
少しずつですが、上記の本を読み進めてきました。
読みごたえのある作品ばかりで、
小説の奥深さだけでなく、
世界にはこのような作品の書き手がいるという事実に、
圧倒されました。

評論を読んでみるとクンデラの意図するところが、
理解できるようになっています。
ここで、立ち止まってしまいました。
そこには未知の原語で語られた、
理解を超えた見知らぬ世界観が広がっていました。
クンデラがマジシャンのようにも、
宇宙人のようにも見えます。

ただ小説を楽しむには、なんの支障もありません。

なぜその作品が書かれたのか、
書き手の思想と意思が知りたい、
その作品の意図はどこにあるのか、
と追求を始めると、
より理解できなくては始まりません。

以前「不滅」について、このブログでも取り上げましたが、
それ以上の進歩が見られないのが現状です。
いつか再び読む日がくるかもしれません。
でも今は、とても手には負えません。
情けなさと無念さとが入り混じっているのですが、
お手上げということで、
しばし、お蔵入りさせることにしました。
仕事で言う“優先順位を入れ替える”というところでしょうか。

2010年3月27日土曜日

上と下の二段

小学校5年生でした。
国語の時間の時のこと、
担任の先生が言いました。

“縦書きのノートの真ん中に横線を引いて、
 上と下に分けてください。”

そして黒板にその図を描いてくれました。

“上の段には、
教科書の
 文章に書かれていることを
 書いてください。”

“下の段には、
 その文章から分かることを
 書いてください。”

例えば、
上段には、文章を細かく刻んで、
記します。
下段には、上段に記した文章から、
分かること、表現されていることなど、
自分で読み取れることを、
記します。

とってもシンプルで、
どれだけ理解できているか、
一目瞭然の方法です。
小学生にもすぐにできるわけです。
お話を読んだりするときには、
とても有効な読解をすすめてくれるでしょう。

ところが、
上段は簡単に書けたのですが、
下段が問題でした。
自分が思うことや、考えることがもし間違っていたら?
不安で書くことができません。
でたらめを書くような気がしたのです。
懐疑的すぎますね。
結局、活字になっているところだけしか信用できなかったので、
上段と下段は同じことを書いてしまいました。

小学5年生、ノートに向かって、
手を滲ませていたことをよく思い出します。

2010年3月26日金曜日

最近購入した本

岩波新書で 清水徹著 「ヴァレリー」 が
出るということだったので、
店頭をチェックしていました。

ようやく並んだところで、
大急ぎで入手しました。
ヴァレリーの作品では「海辺の墓地」を
どうにか読んだだけです。
作家・詩人・評論家としてのその活動がとても気になるので、
ちょっと知識が欲しいのです。
一応、「ヴァレリーの肖像」 清水徹著 筑摩書房、
「若きパルク」 みすず書房、 
「ヴァレリー・セレクション」 平凡社ライブラリー、
は手元にあるのですが、
読むのに躊躇しているところなので、
この新書で様子を見ようと思います。
というのも、中井久夫さんのエッセイなどを読んでみて、
勝手に想像している感覚とのずれがあるように感じるのです。
(それにしても先に買い過ぎですね)

一緒に、
「平和構築」 東大作著 岩波新書 も
購入しました。
しばらく前にこの東氏について新聞で読み、
40歳代という人の活躍に関心を持ったのです。

その他にも買った本はあるのですが、
目を通してみて、これは失敗というものでしたので、
お披露目するのは止めておきましょう。

という間にも次々と読みたい本が現れてくるので、
悩ましい~です。

2010年3月25日木曜日

雨で中止

雨がよく降ります。
おかげで甲子園は2日も順延。
早く雨が上がって、
明日こそ良いコンディションでプレーできますように。

明日はセ・リーグも開幕です。
ドキドキ。

バンクーバー・オリンピックは、
好きな種目を満足に観れなくて、
不完全燃焼。
アルペンとハーフパイプだったのでした。

季節も変わり、
気分も一新、
野球とサッカーを中心に、
スポーツ観戦を楽しみたいと思います。