奈良県立美術館で催されている「磯江毅=グスタボ・イソエ」展へ。
しばらく前から新聞等で各地で行われている同展が、
奈良へやってくるとは思いもよらず、
キャッチするなりいそいそと出かけたのであります。
紙面で見てそのリアリズムの絵画が気になっておりました。
74点もの作品が並び、
一つ一つそのリアリズムの輝やける静けさに圧倒されたひとときでした。
もう写真より精密に思われるのには驚きです。
人物像は息遣いが感じさせられますし、
多くの静物画は存在感や重みがじんわりと伝わってきます。
晩年の作品にはさらに豊かさまで加わって、
大変素晴らしい作品群でした。
別室で初期の頃からのデッサンが数多く展示されていて、
その手法、ふつうのデッサンからスペインに渡って取得した手法との違いが
素人目にもわかるのでした。
絵画の手法など全く無知ではありますが、
確かに画面が奥深く、精密になり、重みを増していき、
対象が画布や紙にしっかりと刻まれていく様は、
人間の手によるものとは思われないくらいの驚きです。
奥深いものです。
美しいものを観る、その成長を見ることで、
実に心洗われる思いです。
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