お天気の日と雨降りの日が入り混じった日々ですが、
陽が射す日は暖かで気持ちがよいお散歩日和ですね。
3月中悩まされていた頭痛も無事に治って、
ほっとしています。
といいつつ、左肩を中心に左腕から左の歯に至るまで
痛みが広がっていて、これはいったい何だろう?と
考えていました。
思いついたのは腱鞘炎にもみられるように筋力が落ちているので、
これは薬の副作用によるもののようですが、
左肩にいつも鞄を下げ、左腕で手荷物を持っているからでは?
と思いつきました。
そーだ、こんなことはあまり皆さんには関係ないですね・・・
本の話。
堀江敏幸さんの書評集「振り子で言葉を探るように」を読み始めました。
書評集は読むのがなかなか難しいですね。
堀江さんの読み方に納得がいくこともあれば、
よくわからなかったりします。
まったく読んだことのない作家の作品となるとお手上げですね。
第一部では、稲葉真弓や久世光彦、村田喜代子、岩阪恵子等々。
日野啓三は一冊読んだことがあり、余裕があったら他にも読んでみたい作家です。
とても刺激的だと思ったのは庄野潤三について書かれた一章です。
晩年の穏やかで幸福感溢れる作品が人気のようですが、
私は基本的に「プールサイド小景」に代表される生活の中の不穏感を
すくい取る手際がこの作家の神髄だと考えています。
このあたりから晩年の作品に至るまでを見通してみたいと思うのです。
そこを堀江さんは「ガンビア滞在記」の解説にきっちりと書かれています。
批評の世界では当然のことなのかもしれませんが、
庄野作品を考えるのあたって、把握をしておきたいところです。
だからこそ晩年の作品が生きてくるというように感じられるのです。
一作だけを読んで楽しむのも良し、
作品群を通して考えてみるのも良し、
読書には楽しみ方が多様にありますね。
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