大橋トリオのCDを借りてきて、
早々に聴きはじめました。
じっくり聴いてみると、
想像以上に凝った音作りと、
複雑なメロディーに驚くとともに、
包み込むような楽曲そのものに、
感動しています。
「月の裏の鏡」は、
その中でも、衝撃を与える一曲でした。
聴いているうちに涙がこぼれてくる。
ああ、そうだ、あの時から私の人生は新たな展開を始めたのだった。
それからの時を恨んで、憎んで、ここまでやってきたけれど、
あの時からずっと苦しい時を越えて、
身体を病んでも、どうにかここまで生きてきている。
今ここにいるのは、これまでの人生を受け入れるためなのだ。
聴きながら一瞬のうちに脳裏を駆け巡ったのは、
そういうことでした。
素晴らしい音楽にはたくさん出会ってきたけれど、
バロック音楽を聴くときにもとても感動するけれど、
こんな経験は初めてです。
こんな打ち明け話をブログに書くのは節操が無い、
とも思うのですが、
大切な体験だったので、言葉に置き換えてみました。
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