「春の庭」が文庫化されましたね。
ようやく読むことができます。
どういう作品を書く人であるのか、
高い評価を受けた作品を読むことで、
判断させていただこうか、と思っています。
家の春の庭は、
星のように光っていたラッパスイセンたちが終わり、
今度は、花桃、ハナズオウが咲いてきました。
雪柳も今年はよいかんじに花をつけています。
チューリップは球根を植えていなかったので、
ちらほら、という程度です。
控えるは、カモミールです。
たくさん、ぐんぐん成長しております。
大手毬も葉をつけ始めて、父を喜ばせています。
連翹もあったのに、消えてしまいました。
春らしい綺麗な黄色の花で、
ひよどりが蜜を食べにくるのですが、
残念です。
と、眺めながら、自分が植えるとしたら、どんな風かな・・・と
想像することがあります。
やっぱりハーブ系が多いかもしれません。
樹はコブシを植えたいです。
読書はさっぱり・・・です。
嘆かわしいことですが、もう慣れてしまいました。
今は「バン・マリーへの手紙」堀江敏幸著を少しずつ。
堀江さんは、日経新聞土曜日に「傍らにいた人」という書評的エッセイを連載
されていますが、
これが、また、おののかされるほどの凄さです。
取り上げられている作家は、井伏鱒二、安岡章太郎等ですが、
先日は全く知らない作家でありました。
(手元に資料が無く、申し訳ありません)
その作品の読み込みが凄く、圧倒されました。
知っている作品の場合は、よたよたとついていくことが可能ですが、
知らない作品となると、もう目がまわりそうです。
恐るべし、堀江敏幸さん・・・懐が深い。
日経新聞の月曜日の夕刊では、
多和田葉子さんがエッセイを担当されています。
時事的なテーマに沿って、多和田さんらしい複眼的な発想、考えに、
刺激を受けることがよくあります。
これからの人は広い視野と価値観を持つべく、
教養と行動力を持つことになるでしょう。
関心の無い人でも、世界の動きは知っておかないと、
日本が常に安定しているわけではないことは、
周知の事実ですね。
会社で、自分の仕事らしきものを終えてから、
帰って、新聞に目を通していると、
自分が社会の一員であることを認識することがあったりして、
不思議な気分にもなるのでした。
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