2017年4月12日水曜日

春の庭

「春の庭」が文庫化されましたね。
ようやく読むことができます。
どういう作品を書く人であるのか、
高い評価を受けた作品を読むことで、
判断させていただこうか、と思っています。


家の春の庭は、
星のように光っていたラッパスイセンたちが終わり、
今度は、花桃、ハナズオウが咲いてきました。
雪柳も今年はよいかんじに花をつけています。
チューリップは球根を植えていなかったので、
ちらほら、という程度です。
控えるは、カモミールです。
たくさん、ぐんぐん成長しております。
大手毬も葉をつけ始めて、父を喜ばせています。
連翹もあったのに、消えてしまいました。
春らしい綺麗な黄色の花で、
ひよどりが蜜を食べにくるのですが、
残念です。
と、眺めながら、自分が植えるとしたら、どんな風かな・・・と
想像することがあります。
やっぱりハーブ系が多いかもしれません。
樹はコブシを植えたいです。


読書はさっぱり・・・です。
嘆かわしいことですが、もう慣れてしまいました。
今は「バン・マリーへの手紙」堀江敏幸著を少しずつ。
堀江さんは、日経新聞土曜日に「傍らにいた人」という書評的エッセイを連載
されていますが、
これが、また、おののかされるほどの凄さです。
取り上げられている作家は、井伏鱒二、安岡章太郎等ですが、
先日は全く知らない作家でありました。
(手元に資料が無く、申し訳ありません)
その作品の読み込みが凄く、圧倒されました。
知っている作品の場合は、よたよたとついていくことが可能ですが、
知らない作品となると、もう目がまわりそうです。
恐るべし、堀江敏幸さん・・・懐が深い。


日経新聞の月曜日の夕刊では、
多和田葉子さんがエッセイを担当されています。
時事的なテーマに沿って、多和田さんらしい複眼的な発想、考えに、
刺激を受けることがよくあります。
これからの人は広い視野と価値観を持つべく、
教養と行動力を持つことになるでしょう。
関心の無い人でも、世界の動きは知っておかないと、
日本が常に安定しているわけではないことは、
周知の事実ですね。


会社で、自分の仕事らしきものを終えてから、
帰って、新聞に目を通していると、
自分が社会の一員であることを認識することがあったりして、
不思議な気分にもなるのでした。

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