手元に1964年発行の「ハドリアヌス帝の回想」
マルグリット・ユルスナル著 多田智満子訳 白水社があります。
すっかり赤茶けていて、
軽いフランス装なので表紙もだいぶ痛んでいます。
これは父親の書棚にあったものを譲ってもらったものです。
子供の頃から背表紙だけは見ていたので、
こういう名の作家がいることだけは知っていました。
まさか、今になって自分がこの作家にこれほど親しみを持つようになるとは、
思いもしませんでした。
2,3年前にこの「ハドリアヌス帝の回想」に挑戦してみたのですが、
とても難解で、想像力も及ばず、
一通り目を通しただけに終わってしまいました。
ギリシア、ローマ時代に関する知識が無さ過ぎることも大きいと思います。
もうちょっと準備をして、
しっかり読めるようになりたい。
遥か彼方の時を越えるためには、
どのような支度が必要なのでしょうか。
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