眩暈がするほどの陽光の中を、
奈良公園へ出かけてみました。
開放的な気分になった人々が押し寄せています。
どの道を行っても、大きな声が響いているし、
黄砂のせいもあって土ぼこりがひどいし、
初夏を思わせる暑さで、すっかり参ってしまいました。
木陰で本でも読もうと思ったのが間違いで、
早々と引き上げてきました。
読みかけていたのは、「バルテュス 自身を語る」。
納得のできる言葉が並んでいて、
とても心が安らぎます。
絵画については様々なアプローチ方法があって、
人によって考えは異なるでしょうが、
私はバルテュスがこの本で述べていることに、
諸手を挙げて賛成する立場です。
まだ自分の考えが定まらなかった頃には、
絵画を手当たり次第観ていましたが、
見方が悪いのか、よくわかっていないからか、
近頃では、好きか、嫌いかだけで観るようになっています。
では好きという場合はどういう絵や写真であるか。
これもはっきりとしていません。
そんな気分だけで観ようとしている者に、
これはぴったりの本です。
バルテュスが何を重要視していたのか、
懇切丁寧に繰り返し語られています。
現在半分まできましたが、
一読しただけでは、頭の中が整理できないでしょう。
せめて、何故自分がある特定の絵画や写真に惹かれるのか、
その答えを見つけることができるかもしれません。
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