2012年6月1日金曜日

読書の狭間



3日前から読み始めた「二流小説家」 デイヴィッド・ゴードン著 ハヤカワ・ポケット・ミステリを
読み終えました。昨年話題になったミステリの一冊で、
タイトルに惹かれて、寝かしてありました。
最近のミステリは猟奇的な殺人が定番となっているので、
慣れてはいるものの、少々つらい。
ミステリとしての内容は抜群で、上記の点を除けば、
とても面白い仕立てになっているので、楽しむことができました。

で、はたと気が付くと、読みかけの本が無くなっています。
さて・・・次は何を読もうかな?
順番からいくと多和田葉子の「雪の練習生」か。
プルーストの3巻目にも入りたいし。
アーサー・ランサムが宙ぶらりんになっているし。
読まれるのを待ってくれている本はたくさんあるのですが、
読む本を選ぶときは気分で決めてしまいます。
うむ、エーコの「バウドリーノ」も面白そうです。
でもエーコは読んだことがないので、読み方を間違えるのが心配。
新しい本ばかりでなく、再読したい本もありますね。
ヘンリー・ジェイムズの「ある婦人の肖像」を読み返したいと思っていますが、
「ワシントン・スクエア」から取りかかった方がいいでしょうか?
本棚を覗くと、様々な本が積み重なっているので、
実に迷う、贅沢な悩みですね。

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