2012年6月13日水曜日
咲き始めたタイム・・・そのほか
タイムがようやく咲き始めました。自然な薄い桃色で優しげ、触れてもいい匂い。
ハーブ類が好きなので、アロマにも関心があるのですが、
もう一歩踏み込めない。なぜでしょうね。
昨夜はサッカーW・CUPアジア最終予選のオーストラリア戦でしたが、
ドローでしたね。レベルが拮抗しているチームだけに、
白熱した試合でした。日本代表のレベルも年々上がっていますね!
サッカーといえば、現在ポーランドとウクライナで欧州選手権が行われているのも、
大注目です。今夜はまた強豪対決が2つも行われます。
生中継で観たいなぁ。明日の朝までお預けです。
先日、小川洋子編「小川洋子の偏愛短編箱」を読んでみました。
不可思議で奇妙な短編がずらり並んでいて、
馴染みの小川さんの描き出す世界に納得したのでありました。
ここまで個性的な短編が揃っている文庫本も珍しいような。
冒頭に置かれていた内田百閒の「件」がすとんと腑に落ちました。
内田百閒の本は読んだことがないので、
代表作は当たってみようかなと思うに至りました。
さてさて、長期戦のプルーストは第3巻「花咲く乙女たちのかげにⅠ」に
入りました。慣れてきたのか、するすると読んでいけるのですが、
なんだかもったいないので、少しずつ進んでいます。
主人公の年齢は14,5歳くらいのようです。
語り手は現在振り返りながらの考えや知識を織り交ぜながらも、
視点は昔の子供時代に振り替わったりしているので、
ゆっくり読んでいかないと、そのあたりがよくわからないままに、
流れていってしまいます。
この視点と意識の位置関係がこの小説の特異なところでしょうか。
過去を語りながら、その当時理解したことや、
今になってよくわかること、新たに発見したこと、
ほとんどが人間の本能や行動様式、習慣に関することなどを、
プルーストは描き出していて、なるほどと思うことがたびたびあります。
人間の在り様がそのまま小説になっているという感じです。
よくここまで書ききれるものだと感心しながら、
ページを繰っています。
もちろんこの「失われた時を求めて」という本の位置づけは知ってはいますが、
あくまでも自分自身だけの読書対象として考えています。
なので幼稚な読みでもお許しを願いたいと思います。
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