バスの窓から見える木々は、
水気の感じられない枝を伸ばしていて、
寒々とした風景を醸し出しています。
このからっぽにみえる木々たちが、
本当は生きていて、
季節が巡ってくると、
再び葉を茂らすなんて、不思議だと、
毎冬思います。
会社の勝手口の少し先にある林も、
年内はまだ黄金色だったのに、
今は幹と枝しか見えなくて、
その先の景色まで覗けるほどです。
夏の間はあんなに濃い緑だったのに。
私にとっては、寂しげに感じられるこの景色が、
色づいてくれる時期は、
焦らなくても、着実に訪れるのだ。
そう思うと、少しだけ気が休まります。
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