2016年3月30日水曜日

「リリーのすべて」を観てきました

昨日は、通院日で、
合間時間に「リリーのすべて」を鑑賞してきました。


主役のエディ・レッドメインが「博士と彼女のセオリー」から
気になっていたのですが、
史実が元となった物語が素晴らしい映画になったとの噂から、
ますます気になり、映画館へ。


とても素晴らしい映画です。
とても悲しく、苦しい映画でもあります。


主人公リリーを演じるエディ・レッドメインの演技に、
拍手を送ります。素晴らしい。
アカデミー助演女優賞を受賞した、妻を演じるアリシア・ヴィキャンデルも
素晴らしい。


同時に、衣装等の美術も素晴らしい。


特筆すべきは以上3点。
もちろん監督のトム・フーパーの腕を評価すべきでしょう。


悲しいお話は苦手で、
後は暗くなってしまいましたが、
良い作品を観れた充実感があります。


さて、有休までとって通院している肝心なお医者さんですが、
先月からみて、何一つ進歩が無いことをご報告しました。
“うわの空”状態を自分で受け入れられない、
納得できない、葛藤しています、と話ししたのです。


先生は、
“うわの空”は大切な心理の動きであって、
あなたにとってターニング・ポイントとなるでしょう。
“うわの空”を受け入れることができれば、
これまで苦しんできた過去や心理状態を克服できる一歩になると
考えられます。
と具体的な事例も上げながら、説明してくださいました。


これまでの自分の性格や生き方まで関係するんだ?
と少々驚きもしますし、
この年齢まで通してきた考え方を掘り下げてみないと、
なぜ、“うわの空”を受け入れられないのか、
自分でもわからないということになりまして。


少々めんどうな話になってきました。
いや、めんどうなどと言ってはいけないのでした。
この20年間、頑固に言い続けていたことを、
ひっくり返さねばなりません。


先生は、「寛容」と「愛」というのが、
社会にとって、人間にとって大切だとおっしゃいます。
その観点には、同意いたします。
でも、それに到達するには、
私にはまだまだ難しい・・・です。

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