2016年12月29日木曜日

冷え込む京都へ

冬休み2日目。
一乗寺にある恵文社で古書の催しをしているとの情報を得て、
出かけてきました。


個人的には恵文社は微妙な本屋さんで、
好きな作家の本については、
既読であるか、所持している場合が多く、
新しい発見がほとんどありません。
並べ方、置き方が面白いな、という感じなのです。


でも、ひととおり回って、
気になっていた現代作家の本を手にしてみたり、
欲しかったのに、保留していた本を眺めてみたり、
いつもの本屋さんとは違った時間を過ごしてきました。


古書は、「イギリス短編集24」集英社 を。
でも、帰宅してよくよく見てみると、
昔読んでいて、奥の方に片付けてある本でした。
カバーがなかったので、気がつかなかったのです。
ま、もう一度読むことにしましょう。
いい短編が揃っているのです。


恵文社に行くことが楽しみなことの一つに、
叡山電車に乗ることがあります。
あの手の小さな各駅停車の電車や、市電が大好き。
ゆっくり走って、持ち味があって、楽しいです。


大好きな電車を乗り継いで、
遠くまで行って、
大好きなイノダの本店と烏丸店で2回も珈琲をよばれて、
お正月用のお使いを少ししたのですが、
ちょっとばかし歩いただけで、
身体が冷え冷えになりまして、
これ以上うろうろしたら風邪をひく!と慌てて引きあげました。


京都は実に奥が深くて、
皆がひいきのお店を持っていたりして、
こじんまりしたよいお店がたくさん潜んでいます。
訪ねてみたいお店はいくらでもあるのですが、
時間と懐に余裕が無いと難しいですね。


京都で学生生活を送れればよかったのになぁ、と
今頃になって思います。
古書店もたくさんありますし、
落ち着いたたたずまいは、学問をするのにふさわしい。
でも、勉強、嫌いやしね、やっぱり無理やわ。
雰囲気を味わうだけで終わる、京都へのプティ旅でした。

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