一年以上前の「波」新潮社に掲載された一編。
「シルバーベルク変奏曲」 テジュ・コール著。
この小編が大変良かったので、
毎月、クレストブックスの新刊をチェックしておりました。
ようやく、5月に出るようです。
「オープン・シティ」なるタイトル。
テジュ・コールという作家は、
1975年ナイジェリア人の両親のもと、
アメリカで生まれ、ナイジェリアに移住、
17歳で渡米、アメリカの大学で学んだそうです。
この「オープン・シティ」は2011年発表の処女長編で、
高い評価を受けたようです。
「シルバーベルク変奏曲」は2004年に発表されています。
タイトルはバッハの「ゴールドベルク変奏曲」を踏まえているもので、
冒頭から、シャコンヌ、と始まります。
イメージが湧いてきませんか?
現代風で、とても静かで、でもリアルな描写で、
その時の様子、雰囲気がきちんと伝わってくる秀作だと思います。
長編を読むのがとても楽しみです。
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