2017年3月19日日曜日

病気と恋、お話します

一年くらい前から、自分の体調に変化があっただの、
うわの空だの、ヴァーチャル・ラブだの、
ついていけない中途半端なお話ばかりしておりますが、
自分でもようやく自分の状態がつかめてきたので、
長くこのブログをご覧くださっている方や、
比較的軽い精神的な御病気の方に、
お話したいと思います。


もう、20数年前に、結婚生活を送っていたツキスミこと私。
7年間の結婚生活でしたが、うまくいかなかったのです。
その理由はおいておくことにします。
ただ、私は数年は様子をみていたのですが、
結果、5年目くらいでしょうか、生活と相手に大変失望し、
人生を見失ってしまいました。
最初は鬱的な状態でしたが、自分で自分のことを考える責任があると思い、
悶々と考え続けていました。
出した結論は、もうこれ以上このままでは生きては行けない、ということでした。
では、どうする?
となったときには、もう頭が動かなくなっていました。
前頭葉が機能していなかったのです。
頭が重く、ふわふわとしか思考できない状態でした。
行動範囲も当然限られ、昼間には出かけられなくなり、
話そうとすると泣いてしまう、でも誰にも相談できない、
追い詰められてしまいました。
ただ、自殺はできないことがわかっていました。
ここでは、その理由は除きます。


そのうち、発作のような症状が出るようになり、
泣き叫んだり、物を投げたり、爆発を起こすようになったのです。
そこで、実家の両親が異常に気づき、
実家に帰ることになったのです。


離婚することになり、その際にも相手にさらに失望させられました。


実家では両親と弟Kがおり、
相談の上、婦人科の総合病院を訪ねることとなり、
そこで、今の精神科の先生を紹介していただいたのです。
診断結果はノイローゼでした。
投薬と通院が始まったのです。


しばらくは仕事はとてもできない状態でした。
しかし、両親も思いがけないことに動揺していましたから、
重苦しい生活が続きました。


仕事は短時間の事務パートから始め、
数年かけて8時間労働をすることができるようになり、
10年後には、今の会社にお世話になることになったのですが、
それまでも、頭の重い頭痛や、体調不良、体力の無さに苦しみました。
30歳代は仕事に通うことで精いっぱいで、
夢のあるようなことは何一つできませんでした。


今の会社に入ってからは、人間関係が大変良かったこともあり、
落ち着いて仕事ができるようになりましたが、
体調には大きく変化はなく、
薬の量、種類にも変動がありませんでした。
新しい薬を試すことはもちろんありましたが、
合わないと目が回る、頭が痛く、くらくらするので、
その点は難しいところだと思います。


ただ、わかったことは、
少しずつ落ち着いてはきているものの、
17年も投薬、通院をしても、
精神的な病気は簡単には治らない、ということです。


17年の間、私がずっと思っていたのは、
シンプルに、ストイックに生きたい、ということでした。
よけいなことを除いて、大切なことだけに集中したい。
男性に対しては、幻滅していましたから、
完全な男性否定、拒否、拒絶、まったく受け付ける余地なし、
というところで、
性差の関係ない生き方をしていきたいと思っていたのです。


そういうことを実践しようとして17年生きていたのですが、
思いがけないことが起きました。
ある男性に一目惚れをしたのです。


自分でもわけがわからず、
どうしてよいのかわからず、
どう受けとめてよいのかわからず、
しばらくして、先生に相談したのでした。


すると、先生は、
心が動いた。ようやく人間らしい感情が生まれた。
その気持ちを大切にしてください。
とおっしゃったのです。


半年近くは、
自分で自分の気持ちが理解できず、
ある意味困りました。
その間も先生は、
長い間、否定してきた、固まっていた気持なので、
そう簡単には受け付けられないでしょう、
ですが、そういう心の動きは必ずプラスに動きます。
自分の気持ちを受け入れる努力をしてください。
と繰り返しおっしゃったのです。


先生の言葉を信じて、
自分にGOサインを出しました。
そして、半年後体調に変化が現れました。
頭が痛いときや、しんどいとき、腹痛に襲われたときには、
好きな人のことを考えるだけで楽になりますよ、
との先生の助言をもとに、そうしてみると、
ほんとうに効果があります。


そして、一年後
ほんとうに薬が減ってきました。
先生は、人間にとって一番重要なのは、
愛ですよ、とおっしゃるのです。
愛はすべてを救う、というのは本当です、と。


私の心の奥にしまってあった気持ちが、
女性性がようやく動き出したことで、
回復につながったわけです、


それは、もともとの病気の原因が男性にあった、
からでしょう。


ということは、後天的な精神的な病気の方で、
原因がはっきりとしている場合は、
それに対処することができれば、
治っていく可能性があるということです。
ただ、時間はずいぶんかかると思います。


鬱の状態であれば、
回復も早いかと思われます。


ただ、人には性格、性分がありますから、
それをコントロールすることは難しい。
やはり、じっくり時間をかけて、
環境を整え、
カウンセリングを受けて、(この場合カウンセラーによるでしょう)
必要な薬を飲み、
自分を追い詰めないように心がける。
それが第一歩だと思われます。


私もお薬が少し減ったばかりで、
まだまだこれから治療が続きます。
恋だけですべてが治るとは思いません。
私の性格、性分、生活スタイル、環境などが影響しますし、
簡単にはいかないでしょう。


でも、一つわかったことは、
気持が明るくなるだけで、
リラックスできて、気持ちが楽になる、
ということです。


気持が明るくなるように、
心がけていきたいと思います。


自分の人生の一番充実した年齢を、
病気についやしてしまったことは、
残念ではありますが、
これも私の人生、だと思っています。


長くなりました。
こんなブログにお付き合いいただき、
いつもありがとうございます。
両親、弟、友人たち、
会社の方々、
ブログを読んでくださる方、
ツィッターのフォロワーの方々、
皆さんに感謝したいと思います。

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