河出書房新社の「短編コレクションⅡ」でタブッキを読んでから、
久々にタブッキ熱が上がってきました。
「インド夜想曲」の時から好きなのですが、
(なのでこの映画もすごく観てみたいです)
「島と女とクジラめぐる断片」でちょっとつまづいてしまって、
また、ゆっくり読もうと横に置いてありました。
もちろん須賀敦子さんとの関わりも考慮すると、
読んでおきたいところではあります。
そんなおり、先日タブッキに関するシンポジウムが東京であり、
“堀江敏幸教授のレミントン”で、管理人の齋藤氏がレポートされていました。
http://purple.ap.teacup.com/auparavant/
(齋藤さん、参照させていただきます。)
おもいもかけず、いとうせいこうさんがタブッキがお好きで、
芥川賞候補になった作品はタブッキを意識して書かれたとのこと、
対談者の堀江さんのコメントはほとんど詩人のような言葉が連なっていることなど、
興味深い内容でありました。
河出から出ているタブッキの著作はまだ未入手。
これはやっぱり読んでおかないと。
まず岩波文庫の「夢の中の夢」から始めましょうか。
確か手元にはタブッキと須賀さんの対談が掲載されている「ユリイカ」も
あったはずです。
タブッキといえば、フェルナンド・ペソアも外せません。
文庫になっていた本を手に取って悩んでいましたが、
しばらく先には読むことになるでしょう。
大好きなカルヴィーノもぼちぼち読みたいですし、
パヴェーゼももう少し読んでいきたいです。
それにしても、いつからかイタリア文学も読むようになり、
読むべき本は増えるばかり。
喜ばしいことですね。
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