20代のミステリ・ブームが去ってしばらく、
今度は少々昔のミステリに興味が湧いてきました。
きっかけは、ドロシー・セイヤーズのピーター・ウィムジィ卿のシリーズです。
頭の回転が素晴らしく早く、キレがあり、もちろん育ちからして、
何をしてもスマート、そしてとても好奇心旺盛なピーター。
筋はどうでもいい、ピーターの話を読む、というめちゃくちゃな読み方を、
していましたら、ついに脱線。
「五匹の赤い鰊」でとうとうトリックについて行けなくなってしまいました。
もともとトリック物は苦手なので、当然ではありましたが。
ミステリ好きというならば、少しは古い作品を読んでおかねば、
ということにも気づいて、
「黄色い部屋の秘密」や「赤毛のレドメイン家」やチェスタトンなど、
色々と手を伸ばしてみました。
チェスタトンのブラウン神父物はずいぶん期待したのですが、
またしてもトリックについて行けず・・・。
それでようやく理解したのは、
私はミステリ的な要素は好きだが、ミステリそのものは苦手だということです。
これで、少し、ミステリに距離をおくようになりました。
でも、その後にメグレ警視との出会いがあったのです。
そのお話は次回に。
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