2012年3月22日木曜日

柄谷行人さん「なぜ古典を読むのか」

朝日新聞日曜版で1年間続いた「読みたい古典」。
上下二回にわたって識者が様々な古典を読み解くシリーズでした。
いつでも読めると思って、
気になった本のときにしか目を通していなかったのですが、
最終回がやってきました。

ここで基本に帰って「なぜ古典を読むのか」、
柄谷行人さんが語っています。

http://book.asahi.com/reviews/column/2012032100009.html

気になった言葉は、
“現実から遊離した思想を否定するなら、それは現実肯定に堕する。
 読み手も現状の枠組みから飛び出て考える、能動的に本に参加
 しないと見えてこないことがある。”

頷きながらも困難なことだけに真似はそうそうできない。
当たり前のことのだけど、こういう発言にはなかなか出会えない。

以前から柄谷さんの発言には感心があるにはあるのですが、
とてもそこまで読書は及びません。
でも基本を学び、オリジナリティを発揮させるためにも、
たくさんの古典や考えることを促す本を読まねばなりません。
飛び立つのはさらに難しいのですよね。

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