2015年2月27日金曜日

番外編

今日は番外編で、
女性向けの部屋です。


この3日間読んでいたのは、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」 ELジェイムズ著 ハヤカワ文庫


映画公開もあって、
ハードな部分がクローズアップされている、
確かにハードな内容満載の小説です。


主人公アナスタシアの一人称語りなので、
女性にはとてもわかりやすく、親しみやすい恋愛小説。
女性の深層心理を知りたい男性にも受け入れやすいかもしれません。


あり得ないと言い切っていいほどの人物設定、環境設定、筋、展開。
これらは本来、よい小説とは呼べない部分です。


ジェットコースターに乗っているようなスリリングさ。
この感覚が最後まで読ませる秘訣の一つでもあります。


わざわざここにUPしているのは、
主人公アナが正直でウイットに富んだとても素敵な女性で、
すっかり気に入ってしまったからなのです。
イギリス文学好きで、大学でも専攻し、
就職先はレアな出版社、と、本好きには嬉しくなる設定です。


女性にもいろいろなタイプの人がいますが、
この本がベストセラーになるところを見ると、
女性が男性に求めることや、恋愛については、
かなり等しく同じような秘めた希望があるのではないでしょうか。
恋愛漫画が好まれるのも、
このあたりが共通するのでしょう。


この本は3部作になっているそうで、
この先はどうなっていくのか、
気になっております。

2015年2月25日水曜日

ボブカット

今日のお休みは大阪へカットに行ってきました。
ベリー・ショートに戻すつもりが、
今回もボブに落ち着きました。
まあるい顔に影ができるので、
おでぶさんを隠す効果もあります。
シルエットや細部は担当のKさんにおまかせです。
コンパクトスタイルのボブですっきりとしました。


帰りにはまたまたジュンク堂へ。
光文社文庫版のカラマーゾフを揃えているところです。
それから、とても大きな声では言えない本を買いまして、
早速読んでいます。
世界でベストセラーということで、映画化もされている、
そう、あの本です。
ベストセラーって、ピケティではありませんよ、
読めるわけがありません。


でも、これってハーレクインだなぁ。
きっと読み終えたら、ポイしちゃうだろう、そんな感じです。

2015年2月23日月曜日

グランド・ブダペスト・ホテル?

第87回アカデミー賞授賞式。


作品賞に輝いた作品については、まったく無知。
いつもそんなところで、かえって楽しみが増したりします。
マイケル・キートンも好きな役者さん。
どんな作品でしょうか。


4部門に輝いた「グランド・ブダペスト・ホテル」。
すでに観ただけに、奇妙な気分です。
とっても凝っている作品ですから、
該当した賞に異論はありませんが、
それ以外には全く妙味の無い作品でありました。
と、断言すると、こういった作品が好みの人には、
反論されそうですね。


よかった映画のことは、
いつまでも記憶が薄れることがありません。
ジュリアン・ムーアが主演女優賞と聞いて思い出したのは、
「めぐりあう時間たち」。
とてもよい映画でした。
そうやって、記憶が結びついたりします。


といって、滅多に映画を観ることはありませんが、
観たい映画はいっぱい。
一か月に一本くらいは観たいところです。
大阪に行かねば・・・。

2015年2月22日日曜日

「暗いブティック通り」

「暗いブティック通り」 パトリック・モディアノ著 平岡篤頼訳 白水社


1978年にゴンクール賞を受賞した、モディアノの代表作。


記憶喪失である私立探偵が自分の過去を探し求める話ですが、
モディアノ独特の筆致に読者もどんどんと深みに入り込んでいきます。


過去というものがどういうものか、
モディアノが扱う過去を見ていると、
喪失感、哀しみ、憐み、失望感、
心の底から湧きあがってくる欠乏感に、
苦しみが感じられます。
それらが埋められた文章に身体を寄せると、
自分まで悲しくなってきてしまいました。


モディアノはそれを目的に書いているようには思えない、
それが、また不思議なところです。
フランスでは絶大な人気を誇る作家といいますから、
モディアノの作風に共感できる人々が多くいるということですね。


そんな読者でしかない私には、この作品ならびにモディアノを語る資格が
ありません。
で、松浦寿輝氏の一節をひかせていただきます。


  “切り詰められた文体に余韻豊かな味わいを盛り、探偵小説の
   趣向を借りながら安易なエンターテイメントの通俗性とは一線を
   画す文学空間を創造しつづける。実直なリアリズムに微妙なずれを
   導入し、平板な現実を不可解なファンタジーへと変容させる手法を
   洗練させてゆく。
   ・・・
   アメリカのオースターや、イタリアのタブッキ、日本の村上春樹などと
   どこか共通する作風であるが、それが抽象的な遊戯に終わらない
   のは、『1941年。パリの尋ね人』をはじめ、第二次世界大戦中の
   ドイツ軍占領下のパリへの歴史的な、また個人的な関心
   (ユダヤ系の彼の父は戦時に大きな苦難を体験している)
   が彼の作品史に執拗に底流し、彼の文学空間をフランス人の
   国民的物語へと接続しているからであろう。”


ノーベル賞受賞時に朝日新聞へ寄稿された文章です。


モディアノの作品のニュアンスをうまく表現できない私は、
この松浦氏の言葉に、そういうことかな・・・と思うしかありませんでした。


私は、過去、記憶という言葉と、それが指す意味を苦手としています。
たぶん、過去と記憶から逃れたいといつも思っているからですが、
モディアノを味わいきれない歯がゆさも同時に感じています。

2015年2月21日土曜日

暖かな土曜日

今日の関西地方は午後からとても暖かかった。
15℃くらいではありますが、
陽射しがほんわりと優しくて、気持ちがいい。
男性陣は外から戻ってきて、
暑い、暑いと上着を脱いでおりました。


二日前はとっても寒かったのに、不思議です。
昨日は鶯の初鳴きを聴きました。


その寒かった二日前は、風邪気味で、寝不足で、
カイロを2つも貼って過ごし、夜は早寝をしておりました。
仕事も忙しかったし、昨夜も疲れて早寝。
今日は?仕事の山を越えたし、
ほっとして、ぐっすり眠れそうです。


なので、本を1ページも読んでおりません・・・
手ごたえのある本が読みたくてたまりません。
明日時間ができたら、何か読もう、何にしよう、と、
楽しんで悩んでおります。


映画も観に行きたい。
レンタル屋さんが無くなってからというもの、
欲求不満気味です。

2015年2月18日水曜日

時雨まじりの空

ここのところ奈良北部は曇ったり、晴れ間が差したりと、
冬らしい落ち着かないお天気です。
今日も晴れたと思ったら、すぐに時雨がきたりの繰り返しでした。


お庭の春の花の球根たちは芽を出し始めています。
でもいつもならこの時期満開の梅が咲きません。
春が待ち遠しいですね。


一昨日読んだ高橋たか子さんについて、
ネットを調べたりしながら、考えています。
フェミニズムの視点から読むとまた違うのかもしれません。
「誘惑者」については、観念的な頭でっかちの作品のように
感じましたが、よく考えられて書かれたことには違いないでしょう。
そして、高橋さんが現代社会を否定的に捉えられていて、
とくにインターネットを批判されていたことが、
私には、残念に感じられます。


社会が良い方向に向かっているとは、さすがに思えません。
でも、時間が流れる方向に逆らうことはできませんから、
私たちも悩みながら前に進んでいくしかないのです。
なので、隠遁生活に惹かれながらも、
それはありえないと思っています。
社会の中で生活していくこと、それも社会参加の一つの形。


信仰について考えていくと、そういった面も考えさせられます。
須賀敦子さんや、シモーヌ・ヴェイユのように、
社会に参加しながら、信仰について考える。
それが、今の希望の一つです。
いやいや、まだまだ勉強し、考えるべきことがたくさんありますので、
そんな大きなことは言える立場ではありませんが。

2015年2月17日火曜日

「うちへかえろう」

「うちへかえろう」 小川内初枝著 小学館文庫


こちらの単行本が出たのは2008年ということですから、
だいぶ時間が経っています。
そのときには、同世代の女性の話ということで、
時代性についてはあまり意識していませんでしたが、
現在の時点においては、とてもタイムリーなテーマと
思われます。


35歳の主人公は大阪市内で一人暮らし。
疎遠になりがちだった隣町の両親の家には、
最近はよく顔を出すようになりました。
近頃、両親の様子に変化があるのです。
両親の様子をみながら、血縁の深さを悟る主人公です。
物語は、長い間不通だった姉の電話番号を知ることから、
流れだします。
姉とは複雑な関係にありましたが、電話をかけてみる主人公。
やはり姉妹であるからか、こわばりながらも、
少しずつ距離が近くなっていきます。


家族を描いた作品ですが、
主人公の心の揺れを目に見えるように表現し、
職場の様子をもリアルに書き出しているところは、
小川内さんの真骨頂でしょう。
ナイーブさと客観性の同居です。


 “だから、現実を生きていかなければ、と思う。
  私はこうして働いて、人とともに笑って、ちゃんと生活して、
  そういう穏やかな現実が一つ一つ事実になって、
  積み重なって、「私」を作る。そして、私の居るところが、
  居場所になる。”


とても好きな章の一場面です。
本当にそうですね。


挟み込まれた主人公のいくつかの挿話も自然に馴染んでいて、
職場のエピソードもなかなか興味深く、
(他人事とは思えなかったりしまして)
身近に感じられる充実した読書となりました。


小川内さん、
とってもよい作品をありがとう!

2015年2月16日月曜日

高橋たか子さんを少しだけ

一昨年逝去された高橋たか子さんの
「終りの日々」 みすず書房 を読んでみる。


亡くなられた時の追悼の言葉に、
キリスト教徒として深い信仰の世界に生きた人とあったので、
気になっていた。


ひととおり目をとおしてみて、
自分なりの考えを立ててみる。


それから、小説 「誘惑者」 講談社文芸文庫
にも目を通してみる。


自身で作成したという年譜を辿ってみる。


高橋たか子という人となりを自分なりにイメージしてみる。
書かれた作品についても、
今後読むべき作家であるか、考えてみる。


私自身がこれまで出会ってきたキリスト教徒(カトリック)の人々と、
思考スタイルや、表現方法に似ている部分があることに気がついた。


信仰っていったいなんだろう?と思う。


信仰に対して、尊さや慈しみを求めている私には、
さらにわからなくなってしまった。


私はどの方向を向いていけばよいのだろう?

2015年2月15日日曜日

メモをUPはしましたが・・・

「1941年。パリの尋ね人」の読書感想メモをUPしてみましたが、
どこか肝心なことが抜けているような気がしています。


モディアノの作風に言及できていないこと、が一つ。


作品の持つ意味にこだわりすぎていること、が一つ。


モディアノという作家による
あの時代のユダヤ系の人のノンフィクション、ということが
重要な点なのですが、それにも触れていません。


ツキスミがこの本について述べるのは、役不足。
そういうところでしょうね。
ご勘弁ください。

「1941年。パリの尋ね人」

「1941年。パリの尋ね人」 パトリック・モディアノ著 白井成雄訳 作品社


作者のモディアノは、ある日1941年12月31日付の
新聞「パリ・ソワール」紙に尋ね人の広告を見出しました。


  “パリ
  尋ね人。ドラ・ブリュデール。15歳。1㍍55。うりざね顔。
  目の色マロングレー、グレーのスポーツコート、ワインレッドの
  セーター、ネイヴィーブルーのスカートと帽子、マロンの
  スポーツシューズ。パリ、オルナノ大通り41番地、
  ブリュデール夫妻宛情報提供されたし。”


オルナノ大通りなら、知っている。
というところから、ドラ・ブリュデール探索の第一歩が始まります。


両親のブリュデール夫妻について調べ始め、
どこで、どのような暮らしをしていたのか、手探りで探しだしていきます。


1940年には一人娘のドラが寄宿学校に入学したことがわかります。
それはどのような学校であったのか、これも情報となるでしょう。


1996年、このあたりまで調べ、書き上げていたモディアノは、
失踪に至ったところで、立ち止まってしまいます。
 “だがこの細部の周囲は闇であり、未知であり、無の世界であった。”
ただわかっていたことは、
1942年9月18日にアウシュヴィッツ送りとなった人々のリストで、
ドラと父の名があったということでした。


寄宿学校でドラはどのような生活を送っていたのか、
モディアノは一つ一つ考え、想像しながら辿っていきます。


あちらこちらの情報局の資料を探し、
ドラが一度帰宅していたことを突き止めるところまできました。


ドラやユダヤ系の人々が関係した場所について、
モディアノは自分も無関係ではないことを知っていました。
父の思い出を織り交ぜながら、
その当時のことを描写していきます。


パリでユダヤ系の人々がどのような状況に置かれていき、
留置所に送られ、収容所送りになっていったのか、
ドラ達の動きを追いながら、克明に、執拗に、書き記しています。


このあたりは、深く掘り下げられていて、
モディアノの作品を味わうにふさわしい文章が続き、
流れもゆっくりと、ドラ達の理解不能な運命への事実探求が重ねられます。


一つの広告から始まった、一つの歴史の探求。
それも一人の生身の人間を辿ることによって、
生々しく感じられるほどに。
それでいて、一歩ずつ思考をめぐらしながら、
ドラに想いを寄せながら探求していく様子は、
文章としてほとんど小説の体を成していて、
事実であることを認識させられる部分にくると、
めまいが起きそうになるほどです。


モディアノの手腕の素晴らしさはこの一冊でも、
十分に伝わると思われます。


さらに、訳者による丁寧な解説が付されており、
この本のもつ意味、作家の仕事への評価の理解を助けています。


この本は学生にも必読なのではないか、と、
とても貴重な本だと思っています。

ズキズキが治まりました

ほぼ一か月悩まされた偏頭痛の痛みが、
ほとんど無くなりました。
この一週間で少しずつ治まってきて、
昨日あたりから、自然と穏やかに。
ほっとしました。
ご心配いただいた方々に、お礼申し上げます。
ありがとうございました。


これからさらに歳を重ねれば、
身体の不調はあちらこちらに出てくるかと思いますが、
慣らすように、同居しながら、治めていくことになるでしょう。


昨日は「文芸春秋」の今月号を、
小野正嗣さんのインタビューを読むために買ってみました。
選評も読んでおきたかったのです。
とくに変わった内容でもなく、
受賞を素直に喜ばれている常識的なインタビューでありました。


その他の特集ページは佐藤優氏と池上彰氏のイスラム国に関する
対談を読んだりしていましたが、
興味のあった酒井順子氏とジェーン・スー氏の対談には、
とくに新鮮な発想も見られず、コケてしまいました。


全体を見てみると「文芸春秋」という雑誌は年配男性向け、でしょうか。
中年女性の私が読んでも、ちっとも面白くありませんでした。
思考の違いもありますが、男性女性の立場も全く異なるこの社会では、
共通して楽しめる文芸誌ってなかなか難しいのかもしれません。
一般女性向けの硬派な文芸誌があると嬉しいところです。
編集知識とかあったら、自分で作ってみたいですね。
でも、やっぱり読む方が好きなので、
無責任に本を漁っているのが向いているでしょう。

2015年2月12日木曜日

寝ていました

連休の最終日、
いっぱいやることがあったはず。
なのに、すぅすぅとほぼ一日寝ていました。


寝るというのには、何かわけがあるのでしょう。
薬の飲み過ぎとかあるかもしれません。
寝て悪いことは何もないや、
と言い訳して、また寝ることにします。


今日したこと
・野菜スープを作りました。
・お掃除をしました。
・「象が踏んでも」を付箋をつけながらの再読をしました。
・いつも読んでいる数名の方のブログをチェックしました。
以上です。

2015年2月11日水曜日

めずらしい水曜日の祝日

水曜日の祝日。
週の真ん中でお休みがあると、
ほっとする方も多いのではないでしょうか。


ほっとしすぎで、
何もする気がおきず、
ぼうっと一日過ごしていました。
頭が動きたくない~って言ってます。


頭のズキズキは日中治まっていてくれて、
少しずつ良くなってきているようで、嬉しいです。
夜はお風呂に入るとちょっとズキズキしますが。


明日は振替休日でして、
またしてもお休みです。
この日を楽しみにしておりました。
なので、今日をぼんやり過ごしても、
明日やれるわ、と考えて、油断しております。


今日は昼間の4時間FM802で、HM特集がありました。
MCは伊藤せーそく大先生。
FMではめったに聴けないアイアン・メイデンで始まりました。
聴き続けて悟ったのは、私も歳だな・・・。
昔はあれほど熱く聴いていたのに、
押し寄せてくる鋼鉄音楽に疲れてしまったのでした。
以前と変わったのは、キッスが苦手だったのに、
すごくいい、と思うようになったことです。
曲もいいし、プロ意識も素晴らしい。
若い頃はもっとかっこよかったのではないかと思います。


そして、今日は「九年前の祈り」を読了しました。
短編集で、最後に置かれている「悪い花」を読んだのですが、
これは、これまでの小野さんの作品に通じるところがあります。
この本はとてもよかったので、じっくり振り返りたいと思います。
それにしても「文芸春秋」の広告コピーには、ほとほとあきれますね。
“限界集落とシングルマザー。
現代日本を象徴するテーマに真っ向から挑んだ”
小野さんがそういった質問にどう答えられているのか、
おおいに関心があります。

2015年2月10日火曜日

休暇

寒風吹きすさぶ中、休暇と称して、
神戸までお出かけしてきました。


てくてくいっぱい歩きました。
その割には足も痛くないし、疲れはましです。
少し前なら、半日歩けばダウンしていたので、
ちょっとは元気になったのかもしれません。


ズキズキの頭痛も様子が変わってきました。
痛み止めのお薬がしっかりと効果がでるようになり、
ズキズキを忘れられるくらいになってきました。
そのかわり前頭葉がちょっとしびれるように痛いです。
お薬の配分が変わったこともあるので、
とても注意しながら様子をみています。


やっぱり神戸は明るくて、気分の良いところです。
空気が風に乗って流れている。
住むことは想像できませんが、
近くに好きな場所があるのは、嬉しいことです。
途中大阪は梅田を通るので、大好きな百貨店にも行けますし、
街が好きな私にとっては、言うことなしです。


めずらしく本屋さんには行きませんでした。
ストックしてある本をもう少し読んでからにしようと思いまして。


で、今日読んでみたのは、
「月長石」 ウィルキー・コリンズ著 中村能三訳 創元推理文庫
なんと1868年の作品で、最初の推理小説とも言われるそうです。
770ページという大作で、面白く読み始めたのですが、
内容がわかってしまいまして、根気が尽きてしまいました。
で、サクサクサク・・・とかわしてしまいました。
いけませんね、反省です。

2015年2月9日月曜日

息抜きします

先週からどどどっと押し寄せているお仕事の山。
ある程度こなしてから帰るようにしているのに、
段取りもつかず、追われておりました。
個人の仕事の量だけでなく、
課題がいっぱいの部署です。
でも興味深い事件がいっぱいとも言えるので、
飽きることはありません。
毎日が刺激的。


私だけではないのですが、
皆、押し寄せてくる仕事に少々参っています。
大人なので個人でできる範囲はコントロールしなければなりませんね。


今日はそんな仕事の段取りを強引に収めたので、
明日は息抜きしてまいります。
自分だけの時間を、
何も考えないで過ごしたい、と思っています。


つまり、ぼんやりしようということです!


休みの日はいつもそうしてるじゃないですか?!
というつっこみはやめてくださいね。


明日は前向きなぼんやり日です。
頭ズキズキも治るといいな・・・

2015年2月8日日曜日

とりたてて

とりたてて何もなかった日曜日。
昨晩、宴会で遅く寝たので、眠くて、さらに寝てばかり。
相変わらず頭はズキズキ、う~ん。


「九年前の祈り」を読み終える予定も、
読了本のメモUPも保留です。


今が一番寒さが厳しいような気がします。
スノードロップも咲きだしたのですが、
梅の蕾も固く、まだまだ春は遠い。
お水取りまでは、春は来ないのでした。


毎日聴いている大橋トリオの新しいアルバムが出たそうで、
もちろん聴いてみたいのですが、
ネットで買うのも何となく気が進まず、
やっぱりCDが欲しいな、と思っています。
そうなると、お値段が下がるころがいいかな、と。


頭が痛いからか、他に理由があるからか、不明ですが、
何となく気が重い日々です。
ちょっとどんより。

2015年2月6日金曜日

さっくり読書

本日も川上未映子さん。
「すべて真夜中の恋人たち」 講談社文庫


この本も「ヘヴン」と似たところがあって、
自分を見出す小説です。
こちらは、恋愛を通して。


川上さんはどうしてこういう弱い立場の人の心の内が
わかるのでしょうか。
不思議な感じもします。


余分と思われるところは、
適当にして、ポイントだけを読む読書です。
ファンの人には怒られそうです。


二日続けて、川上作品の余韻に浸ったのでした。

2015年2月5日木曜日

一瞬読書

今日は夕方から急遽予定が入り、
I課長と出かけてまいりました。


隙間時間があったので、手持ちの
「ヘヴン」 川上未映子著 講談社文庫を読んでいました。


凄まじいいじめに苦しむ中学生男子。


同じくいじめにあう同級生女子。


2人の行く先は。


最後まで読み終えると、
これでよかったのか、と複雑な心境です。


でもタイトルどおり“ヘヴン”でした。


これが実際の中学生に理解できるかどうかは、
わからないところです。


色々な読み方ができる小説かもしれません。

2015年2月4日水曜日

少し落ち着きました

頭痛が去ったわけではありませんが、
昨日の通院で先生とお話して、
少し気が楽になりました。
お薬の内容と量が変わりましたが、
結果が現れるまでにはしばらく時間がかかるでしょう。


今日もゆっくり、ぐっすり。
読書は、祝!芥川賞の「九年前の祈り」 小野正嗣著。
タイトルの短編を読み終えましたが、
素晴らしい作品で、堪能しました。
これまでの作品とはまた違った作風で、
小野さん、カードをたくさんお持ちのようです。


いい本は読めば読みこむほど、
味わいが深いことを思い出させる作品でした。
残りの短編も楽しみです。


メモをUPしたい本が数冊手元にあります。
寝るのに忙しくて、時間が足りません。
机にどーんと積んであるのです。

恥ずかしいですね

毎日、自分のことばかり、
ぐーたら書いていている私です。


発しなければいけない事柄や、話題はたくさんあるのに。


大きな事件、事柄や、話題には、
私の言葉ではとてもいいつくせないと思って、
身近なことに終始しているのが現状。


私の頭では、考えることができないくらい、
世界はとても複雑になっていると感じます。
もちろん日本のことも。
会社のことも同じく。


だから新聞を読んで、PCでは色々なサイトをチェックします。
私でも理解できる内容があると、
じっくり読んでみます。


この時代に合った思考回路が欲しい。
思考スピードも欲しい。
理解能力も欲しい。


しっかりと生きている人たちを見ると、
自分のことすら満足にできない私が恥ずかしいです。

お医者さん

もうあと数分で明日になります。


今日は午前中は仕事、大阪での説明会ののち、
かかりつけのお医者さんの所へ行ってきました。


もう長く診ていただいているので、
私のいらぬおしゃべりも適当にかわしてくださる、
実は厳しくまじめな先生です。
これまでの経緯を説明し、
CT検査では異常がなかったことに、一安心しながらも、
一体この頭痛はなんであろうか?
と二人で首をかしげていました。


今まで何一つ運動をしたことが無い私が
急にダンベル体操を始めたこと?
仕事での外注システムがうまく稼働しなくて、
手がかかり、煩わされることが多いこと?
4月の大再編を前に緊張しているのか?
人間関係か?仕事過多か?それとも・・・?


外的な要因が思い当らないことから、
もしストレス性であれば、違った痛みの症状が出るのが普通・・・
と言葉を濁しつつ、
先生は薬の量と飲み方をアレンジしてくださいました。


今飲んでいる市販の頭痛薬はイブですが、
それはしばらく飲んでいても問題は無いです、と言われて
少し気が楽になりました。


先日、大学病院で出してもらったロキソニンは、
腹痛がひどいので飲むのを止めましたと言うと、
ロキソニンはそういう副作用が出やすいです、
イブが効くなら、イブでいきましょう、とのこと。


一粒1,000円の薬はマクサルトといいますが、
こちらはとても効果があり、副作用も特に無いようです、
とお薬大辞典で調べてくださいました。
せっかく買ったのだから、
一度試してみては?とおっしゃるので、
ここぞ、という時をみて飲んでみようと思います。


偏頭痛にお悩みの方に参考になる?といいですが。


なんとかして、このズキズキを止めないと、
何もできないのであります。


あぁ、もう水曜日になってしまいました。
定休日なので、ゆっくり寝ることにいたします。

2015年2月2日月曜日

読了できました

頭痛の合間をぬって、
どうにか読了いたしました、2冊です。


「暗いブティック通り」 パトリック・モディアノ著 白水社。


「言葉と歩く日記」 多和田葉子著 岩波新書。


前者はその作風を知るにふさわしい一冊でした。
またメモを書いてみたいと思います。
いつもながらたいした内容ではありませんが、
自分の感じたことをメモしておけば、
振り返ったときに、自分の読書程度がよくわかります、とほほ。


後者は実に考えさせられる本でありました。
この本を読んでから、多和田さんの作品を読むと、
また違った感想が芽生えてくるかもしれません。
とっても刺激的なので、本好きの人にはお勧めです。


さて、次は、と。
頭痛に効く本がいいですね♪

2015年2月1日日曜日

ご冥福をお祈りいたします

イスラム国に囚われていた後藤さんが
殺害されるという最悪の事態となりました。


志高く、命をかけて生きておられたと聞いています。


日本だけでなく、世界にとっても、
大切な人を失ったことは確かなことでしょう。


イスラム国についての情報は、
一般の新聞でも知ることができています。


ムスリムの方の心労も大きいかと思われます。


人質となったお二人のご冥福をお祈りするとともに、
世界の人々が少しでも心豊かになれるよう、
願うばかりです。

ううむ、考えたところでどうにもなりませんが

相変わらず頭は一日ズキズキ、ガンガンしていまして、
せっかくの日曜日なのに、何一つせず、
じっとこらえておりました。


今年に入ってから読書モードになっていただけに、
こけてしまった気分です。
読みたい本は山ほど?!待機していますが。


偏頭痛の要因の一つにセロトニンが大量に出たり、止まったり
することが挙げられるという情報がありました。
それは私の通常飲んでいるお薬たちにも関係があります。
どれか、合わない、もしくは飲み過ぎ、効きすぎ・・・
そういうこともあるかもしれません。
素人にはわからないけれど、色々と考えてしまいます。
明後日の通院時に相談してみましょう。


でもきっとお医者さんも私の脳に尋ねてみたいでしょうね、
一体どうしたんですか?って。