ここのところ奈良北部は曇ったり、晴れ間が差したりと、
冬らしい落ち着かないお天気です。
今日も晴れたと思ったら、すぐに時雨がきたりの繰り返しでした。
お庭の春の花の球根たちは芽を出し始めています。
でもいつもならこの時期満開の梅が咲きません。
春が待ち遠しいですね。
一昨日読んだ高橋たか子さんについて、
ネットを調べたりしながら、考えています。
フェミニズムの視点から読むとまた違うのかもしれません。
「誘惑者」については、観念的な頭でっかちの作品のように
感じましたが、よく考えられて書かれたことには違いないでしょう。
そして、高橋さんが現代社会を否定的に捉えられていて、
とくにインターネットを批判されていたことが、
私には、残念に感じられます。
社会が良い方向に向かっているとは、さすがに思えません。
でも、時間が流れる方向に逆らうことはできませんから、
私たちも悩みながら前に進んでいくしかないのです。
なので、隠遁生活に惹かれながらも、
それはありえないと思っています。
社会の中で生活していくこと、それも社会参加の一つの形。
信仰について考えていくと、そういった面も考えさせられます。
須賀敦子さんや、シモーヌ・ヴェイユのように、
社会に参加しながら、信仰について考える。
それが、今の希望の一つです。
いやいや、まだまだ勉強し、考えるべきことがたくさんありますので、
そんな大きなことは言える立場ではありませんが。
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