2015年8月19日水曜日

ルーブル美術館展 日常を描く

今回のルーブル美術館展のテーマは日常を描く。
風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄ということで、


肖像画などは無く、17、18、19世紀の日常を描いた作品を、
主眼とし、広い階層の人々の生活ぶりを観ることができました。


オランダの商人を描いた寓話的な作品として注目されていたのが、
クエンティン・マセイス「両替商とその妻」。
妻は祈りの本を広げているのですが、
やはり夫が手にしている金品が気になるよう。
夫が持つ天秤は何の象徴だったかな?
このとおり、あやふやな知識です。


ブリューゲルも一点ありました。
こちらも刺激的な寓意に満ちた絵でありました。


気持が休まる絵としては、
コローの数点が良かったです。
でも秀逸はやはりフェルメールの「天文学者」でしょうか。
フェルメールの描く質感がすごくデリケートにきめ細かくて、
とても好きですが、表情豊かな人物像も独特でしょう。
なにせ描かれたのは17世紀ということですから、
このような写真のような作品は興味深いところ。


日常生活といっても、当時は灯りが蝋燭なわけで、
どの絵も基本的に暗いのです。
服装や、生活空間の様子など、人によって観る視点が異なることでしょう。


ルーベンスの風景画は予想以上によかったでした。
基本的にルーベンスの描く人物画が苦手なので、
意外に感じたのです。


予想通りブーシェは苦手。


最後にロベール「ルーブル宮グランド・ギャラリーの改修計画」が、
観れたのは、とてもよかった。
歴史的な背景などがわかる作品が面白いですね。
1798年頃には、現在のルーブル美術館の素地ができていたことが
わかります。


他にも有名な画家の作品も多く、見応えがありました。
全部で83点、訪れている人も多く、すり抜けながらの見学でした。


おおっと、大切な作品を忘れておりました。
レンブラント「聖家族」。
いつものレンブラント光が差し込み、
深い感慨が観る人に訪れます。


今回の展示は普段あまり観ることのない作品が主であったように
感じます。古典的な作品は、とても重々しく、時の経過を感じさせ、
今現在に観ていることが不思議な感覚です。
あまりに重厚なので、長くみていると、少々疲れてくるほどです。
とはいえ、もう少し丁寧に観れればよかった、と、
反省しています。

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