読みだしたものの、あまり気が乗らない読書。
きりをつけてしまうのがいいのですが、
一冊は借りている本でもあるし。
「マルセロ・イン・ザ・リアルワールド」
岩波から出ている青少年向けの本のシリーズの一冊。
アスペスガー症候群の高校生が、
父親に進められて、夏休みに父親の法律事務所でお仕事をする、
そういう筋の話です。
今は、主人公が見つけた一つの事件のかけらを追っているところ。
コンセプトはとてもいいのだけれど、
少々人物設定等が作為的に感じる。
作られたお話というのが丸見えなのです。
半分まで読んだので、最後までは辿ってみようか・・・。
もう一冊は「短編小説クロニクル1980~1984」。
1990~1994がとてもよかったので、
時代をさかのぼって読んでいるのですが、
ああ、暗い、陰気、陰鬱、重苦しい、息苦しい。
若い頃に当時の日本の小説を読まなかったのは、
こういった作品、作家が主流だったからでした。
ということを思い出しながら、読んでいます。
ちっとも精神的によくないので、止めてしまいたいです。
でも、当時なぜこういった作品が主流であったのか、
作家たちの年齢などを考慮して、考えるのも一つでしょう。
閉塞感に苦しみながら、もう少し読んでみようか・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿