2009年10月10日土曜日

両手一杯に海を抱えて

丘の上の更に高く8階から眺める海は、
どこまでも広く、遠く、深く、
灰色に広がっていました。
潮をふくんだ風に波打って、
波打ち際から浅瀬へ、
目を上げれば、
水平線はぼやけて、
想像もできないくらい果てまで続いています。

この大きな世界は、
一体なんなのだろう。

意味を探そうと、
愚かなことを、
ついついしてしまいます。

語りかけてくる声は聞こえないのか?

日常から離れて、
真空のような時間を過ごし、
もうしばらくこうしていたいと、
願った一日でした。

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