購入し、早速読み始めました。
「幻視された横道」-須賀敦子『ユルスナールの靴』をめぐって は
どうにか着いていけるとして、
堀江さんの処女作「書かれる手」-『マルグリット・ユルスナール論』、
これは「アレクシス」をリルケとヴァレリーを通して考察したものですが、
もう既にエッセイとも論文とも言えない堀江さんの独自の文体スタイルが、
現れています。溜息。
急いでクンデラ論も読んでみましたが、
クンデラに迷わされている状態の者からすると、
雲が晴れるような感覚になりました。
またしても、溜息。
もっと丁寧にゆっくりと奥深く読むように勤めなくては・・・
この「書かれる手」、単行本を手にしたときも、
難解な印象が強く、歯が立たなかったのは当然のこと。
読むことの難しさと有難さを同時に味わいました。
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