2015年7月13日月曜日

いい本がありました

読んでいて楽しく、充実していて、
鼓舞され、触発され、満足感を味わえる、そんな本。
ありました。


昔から伝記、自伝、自伝的エッセイが好きな私です。
すると手元にあったのは、
「闇屋になりそこねた哲学者」 木田元著 ちくま文庫


単行本の頃、まだ木田さんがご存命だったころに、
一度読んではいるのですが、
今回はどうして哲学だったのか、というところに
ポイントを置いて読みなおし始めました。


すると面白い、面白い、うんうんと唸りながら、
没頭しています。


旧制高校を出られたようなエリートの方々の本も、
雲の上の様子をうかがうのに、楽しめます。
また、関心のある分野の方の本も、
好奇心一杯で楽しめます。


ただ、思うに最近の人の本はそういう意味で、
ぴんとくるエッセイ等に出会えない。
どうしてでしょうか?


こうして、とても年長の方々の本を読み続けるのであります。
木田さんの本は他にも読んでみたい本が数冊あり、
同じ感覚で、阿部謹也さんの本も読みたいです。


哲学系の本は原本を読むのはとても無理なので、
入門の本や、哲学者の伝記などを読んでみようかな、
と考えたりしています。
がっちり取り組めるのはたぶん一冊か二冊でしょうから。
カント、ヘーゲル、キルケゴール、ショーペンハウエル、
近代哲学はこのあたりでしょうか。
戦後哲学では、フーコー、メルロ=ポンティ、ロラン・バルト、デリダ・・・
まともには決して読めない本たち。
なので、やさしい素人向けの本を探してみようと思います。
たぶん、それでもわからんのとちゃうかな・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿