読んでいて楽しく、充実していて、
鼓舞され、触発され、満足感を味わえる、そんな本。
ありました。
昔から伝記、自伝、自伝的エッセイが好きな私です。
すると手元にあったのは、
「闇屋になりそこねた哲学者」 木田元著 ちくま文庫
単行本の頃、まだ木田さんがご存命だったころに、
一度読んではいるのですが、
今回はどうして哲学だったのか、というところに
ポイントを置いて読みなおし始めました。
すると面白い、面白い、うんうんと唸りながら、
没頭しています。
旧制高校を出られたようなエリートの方々の本も、
雲の上の様子をうかがうのに、楽しめます。
また、関心のある分野の方の本も、
好奇心一杯で楽しめます。
ただ、思うに最近の人の本はそういう意味で、
ぴんとくるエッセイ等に出会えない。
どうしてでしょうか?
こうして、とても年長の方々の本を読み続けるのであります。
木田さんの本は他にも読んでみたい本が数冊あり、
同じ感覚で、阿部謹也さんの本も読みたいです。
哲学系の本は原本を読むのはとても無理なので、
入門の本や、哲学者の伝記などを読んでみようかな、
と考えたりしています。
がっちり取り組めるのはたぶん一冊か二冊でしょうから。
カント、ヘーゲル、キルケゴール、ショーペンハウエル、
近代哲学はこのあたりでしょうか。
戦後哲学では、フーコー、メルロ=ポンティ、ロラン・バルト、デリダ・・・
まともには決して読めない本たち。
なので、やさしい素人向けの本を探してみようと思います。
たぶん、それでもわからんのとちゃうかな・・・
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