2015年10月20日火曜日

研修といいながら、遠足気分

昨日は、予定どおり某団体が主催する研修に参加してきました。
各社から数名ずつ集まり、総勢25名+主催担当者、コーディネイター、
コンダクターが朝早く大阪某所に集まり、観光バスに乗り込み、
一路、京都へ。


第一の訪問地は知恩院でした。
国宝である壮麗な三門をくぐり、まずは鐘楼へ。
年末にTVで放映されるあの巨大な鐘はなんと70トンだそうです。
小高い丘の中腹に大きな身体を緑の中にひっそりと置いておりました。
触らせてもらって、迫力を体感。
次はメインであり、現在修復中の御影堂の工事現場の見学です。
工事建屋の4階まで上がり、屋根の修復の様子を見せていただきました。
あまりに大規模で、圧倒されました。
補修工事の様子は、素人が見ていても、見事な手さばきでこなされていて、
いつまでものんびり眺めていられそうでした。
たぶん高さや角度などの見学視点位置が良かったのだと思います。
それから建屋に入り、ぐるりと奥へ入り、徳川家の方が寝室として
使っていたというお部屋で、お抹茶をいただきました。
寝室ということで、襖絵は墨絵なのだそうです。
美しい庭園を眺めながらの一服はとても落ち着きました。
そして大方丈へ。徳川家が執務、人と会う中心のお部屋へご案内。
まあ、お寺であるのに、豪華絢爛なこと。
襖絵は金箔たっぷりに鶴、松、でございました。
撮影は禁止でしたが、触ったりしてみましたよ。


とようやく、これで知恩院見学終了です。
法然上人が開き、徳川家によって保護、拡張された立派なお寺でありました。


あらあら、こんな風に続けていると、終わりが来そうにないですね。


お昼の時間になりました。
木屋町のたん熊北店本店でお食事です。
京料理の代表的なお店で、季節感のある美味しいお食事をいただきました。
この頃になると、皆すこしずつ慣れてきて、和やかになってきましたね。


続いては、重要文化財である町屋、諸国大名が宿泊したという二条陣屋へ。
スケールの大きなお寺とは対照的に、人間のサイズに合わせたお家です。
つまり現代人の我々には縦も横も狭すぎるのです。
こじんまりとして、工夫に工夫を重ねた、コンパクトサイズのすべてが
揃ったお家。一部屋もとても小さい。しかしながら、防犯や防災に優れ、
便利なアイデアがあちらこちらにみられます。
最も驚いたのは我々が1時間以上かけて見学したのは、全体の3分の2、
残りの3分の1のスペースでは、当主の小川家の方がお住まいだということです。


丁寧に見学していたこともあり、このあたりで時間が足りなくなってきました。
巻が入ります。
3つ目には、檜皮葺の研修センターへ向かいます。
ですが、交通渋滞に巻き込まれ、バスが動かず、降りて歩くことになりました。
この日はとにかく階段と坂を登って、下りてが多くて、
よく歩きましたし、1万歩は越えていると言われました。


檜皮葺の研修もDVDによる見学と、実施体験があり、以前から不思議に
思っていたことが色々とわかり、とても面白かったです。


最後には茶店で、みたらし団子をよばれました。
もう夕暮れになっていて、コンダクターの方は冷や汗。
一日のんびりする時間も無かったくらい、歩き回り、話を聞いて、
おしゃべりして、全員が充実した時間を過ごしたのではないでしょうか。


緊張と疲労とで、皆さん身体が重くなっていたと思います。
帰り際には、満足感がバスの中に広がっていました。


奈良組3名だけ東福寺でバスから降ろしてもらい、
京都に戻り、帰途へついたのであります。


私はそれからおまけもつけたのですが、
なるべく早めに帰り、早めに休んだのでありました。


たいへん長くなりました。
お暇な方は、ふ~ん、と読んでみてください。


皆々、お疲れ様でした。
関係者の方々にお礼申し上げます。

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