あいかわらず毎日キリンジを聴いています。
どのアルバムにも好きな曲が入っていますが、
何故か1stの「ペーパー・ドライヴァー・ミュージック」に
好きな曲が多いような気がします。
先日、兄弟そろってのアルバムとしては最後になる
「TEN」を購入しました。
まだ聴かずに、お正月の楽しみにおいてあります。
さて、その1stの最後に入っている「かどわかされて」が
とても気に入っていて、繰り返し聴いているのですが、
最後にフルートの音色が聴こえてきます。
それが、申し訳ないのですが、下手。
これが美しい音色だと、もっと曲が冴えるのに、と
少々残念に思うのでした。
そのフルート。
中学生の時に少しさわったことがあります。
なかなか面白く思った記憶が。
同じ頃にアコギをさわりましたが、
全くフィーリングが合わない。
相性ってあるんだな、と思いました。
ずっと後になって、エリック・ドルフィーのフルートを聴いて、
なんていい音なんだろうとうっとりしました。
エリック・ドルフィーは他の楽器も上手だと聞いています。
最も感動したのが、エマニュエル・パユの演奏です。
ベルリン・フィルの弦楽の演奏会を聴きに行ったとき、
まだベルリン・フィルに在籍していたパユがゲストとして登場したのでした。
素晴らしく美しく、楽しく、軽やかで、言葉もありませんでした。
聴衆の人々も溜息をついていたくらいです。
フルートの軽やかさ、品の良さ、優しさが溢れていました。
パユがほほえみながら、楽しげに吹いている姿が目に浮かんできます。
それ以来フルートはちょっと憧れの楽器です。
美しい冴えた音が聴こえてくるとドキドキしてしまいます。
だからといって、習ってみようとは思わないのですが。
たぶんあの音は出ないでしょう。
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