今日の斜め読みは、
「冬の本」 夏葉社
84人の人が冬を思うことについて語っています。
主に本にまつわる話が多いです。
一人分が見開き2ページに収まっているのも、
片手で持てるくらい小さな本であることもお洒落な一冊です。
84人の中には、ちらほら知っている名もあります。
あまり知らない人なのに、
大好きな本を紹介されていて嬉しくなったり、
よく名前をきく人が、
なじみ深い本の名を挙げていたりしてまた嬉しくなったり。
文章そのものがとても上手な人ももちろん多くて、
味わい深い、素敵な本です。
冬の本というと、
私は真っ先にローラ・インガルス・ワイルダーの「長い冬」を思い出します。
次には、アーサー・ランサムの「長い冬休み」かな。
どちらもちゃんと気になる人が取り上げておりました。
エッセイとしては、
平田俊子さんの「危険な白」がとても気に入りました。
コクトーの「恐るべき子供たち」を観ていないとぴんとこないかもしれませんが、
あのくらいの子供の気持ちが痛いくらいよくわかるのです。
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