2015年9月9日水曜日

「舟を編む」

「舟を編む」 三浦しをん著 光文社文庫


この本については以前も書いたのですが、
実に楽しい本なので、改めて取り上げることにします。


主人公の若き男性、馬締さん。
彼に辞書を編纂する部署の荒木氏から白羽の矢を立てられ、
「大渡海」を作っていくことになります。
“海を渡るにふさわしい舟を編む”と、
アドバイザー役の松本先生が言うのです。


その部署には若手のフットワークの良い西岡くんもいるのですが、
彼は途中キャラ違い?ということで、営業に異動になり、
馬締さんはこつこつと作業を進めることに。


ずいぶんの年月が経ち、
その部署へ若い女性が異動してきます。
そのあたりからエンディングにかけ、
「大渡海」が完成に至るまで、その女性、岸辺さんも新風を送ります。


大筋は辞書が作られるまでのお話です。
そこへ馬締さんの恋、西岡くんの隠しネタ、荒木さんの人生、
松本先生のフォロー、岸辺さんの活躍などなど、
楽しい話がうまく絡んでおりまして、
途中で止められないくらい、面白い!


馬締さんがいい人で。
登場人物がみなユニークで。
難しい辞書作りの話もわかりやすく、盛り上がりもあり、
言うことなしです。


著者の三浦さんの本は2冊目ですが、
他も読んでみようと思うくらいです。
エンターテイメントなので、少々都合の良さもありますが、
それもノリの内ということで。
とても真面目にコツコツと書かれた、
楽しい本であります。
さすがは本屋大賞第一位です。

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