“アートしての服”などと称してしますが、
“アートとしてのモード”の方がいいような気がしています。
今回はフィービー・ファイロ。
アートという側面ではなく、
実質的な服として感心したのです。
クロエのデザイナー時代の作品は、
一般の評価ほど心に残ることがなかったのです。
なので、セリーヌのデザイナーに就任するニュースも
冷静に捉えていました。
ところが先日のこと、
セリーヌのショップの横を通りかかった時です。
ガラス越しに見える新しい服の数々、
それはそれはミニマルで美しいものだったのです。
フォルムといい、カッティングといい、
色合い、風合い、丈の長さ、
洗練を極めたデザインでした。
もちろん高級品ですので、質は最高級です。
すぐに着てみたいと思う服ばかりです。
美しいものを見るだけで、
心が洗われます。
手に入れることはなくとも、
その真髄に触れることはできると、
信じています。
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