「ベルサイユの子」のDVDを観ました。
監督はピエール・ショレール、
主演はギョーム・ドパルデュー。
23歳の母親ニーナは5歳の息子エンゾと
パリでホームレスをしていたが、保護され、
ベルサイユの施設に収容されたのち、
宮殿近くの森で道に迷う。
そこで、森の小屋で世捨て人のように暮らすダミアンと出会う。
翌朝、ダミアンの手元にエンゾを託し、
ニーナは姿を消していた。
ダミアンは幼いエンゾの世話をし、一緒に暮らしていくうちに、
息子のような愛着を感じるようになる・・・
※上記の説明は「ふらんす」の中条志穂さんの文章から、
抜書きさせていただきました。
内容を推察してみて、もしかして本当にあっても不思議ではないと
思います。
それだけに、ニーナもエンゾもダミアンも演技ではなく、
自然とそう振舞っていたようにも感じられるのです。
エンゾの瞳を覗き込む大人たちの慈愛に満ちた眼差しが、
その時々に胸を打ちます。
5歳というエンゾを演じる子役に参ってしまう人も
多いのではないでしょうか。
個人的には、
ダミアンを演じるギョームに改めて心が惹かれました。
以前から関心のある俳優だったのですが、しばらく前に、
先年37歳という若さで急逝したことを知ったときには、
絶句しました。
なんと惜しいことと。
この映画では、ダミアンは天使のような役割を果たします。
その生き方がまた心を打つのでした。
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