2014年7月30日水曜日

「聖なる酔っ払いの伝説」の入口

だいぶ前のこと本屋さんで「聖なる酔っ払いの伝説」白水社という本を
見つけました。
“聖なる”と頭にあるのに惹きつけられて、早速読んでみたのでした。


読んだ頃はまだ若かったのですが、若いなりに味わい深い内容に、
感動した覚えがあります。
それからずいぶんと時間が経ち、


ある日、弟が「聖なる酔っ払いの伝説」って映画知ってる?
と尋ねてきました。


小説が素晴らしいのよ、
と答えたところ、


小説もいいのかぁ、DVD貸してあげるわ。
と返事が返ってきました。


そして観たDVD。
主演のルトガー・ハウアーが素晴らしい演技です。
映像もストーリーもじっくり、しっとり、じんわりとマッチしています。
ずっしりと重い内容なので、好みはあるかと思います。


人の心を受け止めるのは、ほんとはとても辛く、大変なことですが、
互いがあって人間社会が成り立っているので、
多少は心のゆとりをもって人と接していく・・・
そして本も映画も音楽もそのような心を汲み取っていければ、
理想に近づいていけるように思われます。
そんなことを言う権利は全くない私ですが。

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