「たいした問題じゃないが」イギリス・コラム傑作選 行方昭夫編訳 岩波文庫
“本書は、二十世紀初頭に活躍したガードナー、ルーカス、リンド、ミルンという
四人のイギリスの名エッセイストの選集である。”(解説による)
新聞や雑誌にこのような気の利いたエッセイがあると、
大変楽しいと思うのですが、
意外と読ませてくれる記事は少ないものです。
不思議とイギリスではユーモア溢れる作品が好まれるようです。
それに一捻りされた皮肉によって、自らと世間を笑う余裕もありますね。
紳士的で節度が保たれているのは時代性もあるでしょうか。
この四人のなかでは、ルーカスの作品が馴染みやすく、
朗らかな気分にさせてくれました。
これくらいの余裕があると、人生を楽しめそうですが、
実際ご本人たちはどんな人だったのでしょうか。
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