2009年8月31日月曜日

アートとしての服~アルベール・エルバス

「HighFashion」最新号を買いました。
ここで見られる服は、
実際に着る服ではなく、
アートとして見ています。
残念ながら着ることはできなくても、
写真だけでも堪能できます。

注目しているクリエーターが何人かいます。
2001年からランバンのレディスを担当している
アルベール・エルバスは、
毎回目を喜ばせてくれます。

優美なフォルム、
細かいディティールに、
繊細さが宿っています。
柔らかなドレープも、
心をくすぐります。
布地の断ちっぱなしや、
時折見せる大胆な素材使いが
アクセントとなって、
現代性を取り込む要素となっています。

ここではしっとりとした赤いコートドレスを
細いベルトでウエストマークしています。
素材のアイデアとそれを活かしたシルエットが
絶妙です。

ファッションの専門的なことは
全くわかりませんが、
美しいモデルが、
ある衣装を身に纏い、
デコレーションされて、
一つの作品として写真に映し出されるを見ていると、
ここまで美しくなるものか、と
不思議な感覚に襲われます。

エルバスは、女性を艶かしく美しく見せてくれる
ファッションの原点に立ち戻ったデザイナーの一人だと
思います。

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