“ 僕の情熱はいまや
流したはずの涙より
冷たくなってしまった
どんな人よりうまく
自分を偽れる力を持ってしまった
大事な言葉を何度も言おうとして
すいこむ息は胸の途中でつかえた
どんな言葉で君に伝えればいい
吐き出す声はいつも途中で途切れた
知らない間に僕らは
真夏の午後を通り過ぎ
闇を背負ってしまった
その薄明かりの中で
手探りだけで
何もかもうまくやろうとしてきた
君の願いと僕の嘘を合わせて
6月の夜 永遠を誓うキスをしよう
そして夜空に黄金の月を描こう
僕にできるだけの光を集めて
光を集めて
僕の未来に光などなくても、
誰かが僕のことをどこかで笑っていても
君の明日が醜くゆがんでいても、
僕らが二度と純粋を手にいれられなくても
夜空に光る黄金の月などなくても”
1997年の春に発表された
スガシカオの「黄金の月」です。
複雑なメロディーと、
シンプルでいて渋いサウンドに乗って
この歌詞が胸に響きます。
スガシカオの初期の頃の歌を
よく聴きます。
じんわりと沁みて、
時々、泣けてきます。
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