2012年4月30日月曜日

4月も終わり


今日で4月もおしまい。
明日はメーデーで会社はお休みなのですが、出社します。
休みが続くと仕事が溜まってしまいますものね。

久々に2連休できたので、身体もゆっくり休めることができました。
実は会社の人間関係が最悪の事態になっていまして、
信頼できる方々に相談に乗っていただいたりしています。
そう簡単には解決することもできず、日々悶々としているのでした。
自分にできることは、もっと仕事や態度をコントロールすることくらいです。

過去にもこういうことはありましたが、
上司相手は初めてで、なかなか手ごわく、手をこまねいています。
でも理不尽なことには間違いなく、“負けへんで!”と自分を鼓舞しています。
さあ、がんばろう。毎日が戦いです。

2012年4月29日日曜日

「じゃがいもびいき」戸塚真弓さんの本


「じゃがいもびいき」 戸塚真弓著 中央公論新社

戸塚さんの本には若いころから親しんでいます。
フランスとパリにこうも惹かれるのは戸塚さんの本の影響も
大きいと思います。
フランスの人々の暮らしぶりを描いた「暮らしのアート」からは
暮らしが文化に根差したものであり、
その人のライフスタイル全体を表すものであることを知りました。
新聞で連載された頃、せっせと切抜き、
フランスはパリの人々の暮らしぶりにひたすら憧れたものです。

さて、この本は主にフランスにおけるじゃがいもの食仕方について
書かれたものです。
戸塚さんの食生活の延長線上で気が付いたこと、
調べたこと、それまでの経験、旅での出会い、
食の達人たちのレシピ、じゃがいもの歴史などについて、
戸塚さんの等身大で描かれたエッセイです。

もう美味しそうなメニューが満載で、
レシピを読むだけでもわくわくです。
じゃがいもの品種の多さにも驚かされます。
海の香りがするジャガイモ、ラット・・・食べてみたい。
オリーブオイルに塩少々をつけて。
美味しいバターをつけて。

バターには目がないのですが、
どうしても体重が気になるのが難ですね。
そこへお医者さんのアドバイスによる素晴らしい食べ方が!
フロマージュ・ブランにすればダイエットにもなるそうです。
空輸などしないチーズを使えば、
さらに美味しさが増すことでしょう。

自分で料理するなら和食になるのですが、
美味しい素材を生かしたフレンチ、
高級フレンチもビストロメニューも色々食べてみたいです。
そう、フランスへ行って、
美味しいワインとともに食したい。夢の一つです。

2012年4月25日水曜日

春の日の読書

今日はお休みの日でありましたが、
遠方へ転勤になられたKさんとお昼をご一緒しました。
2月にはYさんが定年退職されたばかりだし、
一人ずつ去っていかれるのは寂しいです。

先日から手元に積んであった本をぱっぱっと読んでいます。
「野蛮な読書」 平松洋子著 集英社
「全身翻訳家」 鴻巣友季子著 ちくま文庫
この2冊を読了。どちらもよい書き手、よい本ですが、
個人的な好みはまた別なのでした。

さて読書中の「振り子」は須賀さんのページに逆もどりして、
まだまだ脱出できません。というのも、
須賀さんについてのこの書評だけでは、
読み取れない部分があるように思え、
「須賀敦子全集第3巻」の堀江さんによる解説へと
移動してページをめくっています。
この須賀さん論は考慮をしながら読み、
なんらかの発言をするのは、時を改めたほうがよさそうです。
とりあえず「振り子」を進めて読んでいきましょう。

2012年4月22日日曜日

ようやく一息つきました

先週末から両手の腱鞘炎で参ってしまい、
身体全体が重く、疲労感たっぷり?!でありました。
そのためか、週の後半から頭痛も出て、
休みたい気分全開でしたが、どうにか日曜日までやってきました。
今日はあいにくの天気でしたし、
いつものことですがゆっくりと寝て、少しずつ回復傾向にあります。
あと一週間がんばれば、ゴールデンウィークですね。
遠出などはしませんが、心身ともに休めるのはありがたい。
まずすることは読む本の選択です。
楽しみだなぁ。

2012年4月19日木曜日

「振り子・・・」を読みながら


勝手に堀江敏幸さんの「振り子で言葉を探るように」を
「振り子・・・」に省略してしまいました。
まだ3章までしか読んでいませんが、読んだことのある本については
色々と思うことが出てきておしゃべりしたくなってしまいます。

第1章の“須賀敦子の「現在」”では、
須賀さんの著書を通して全体像を見通し、
その中で重要だと思われる部分を読み取ろうとされています。
須賀さんの作品の中にすっぽりとはまり込んで、
読みふけるだけの読書になりがちなので、
本を閉じた後になって、どうしてこんな文章が書けるのだろう?と
それもさらに夢うつつの状態になるのが、いつもの須賀さん本の読書です。
客観的に読むことが全くできないのです。
それがまた自分でも不思議な感覚で、
これほど我を忘れて読めることの喜びと感慨に、
ありがたくもあり、情けなくもありというところです。

堀江さんの文章の最後に結ばれている言葉は、
“求道の裏面にある謙虚さと、永久に癒されることのない孤独。 
 そういう孤独への理解と畏怖を持たなければ、 
 須賀敦子の横顔に触れることすらできないのではあるまいか。”
この文章を読み、ますます道は遠いのだと溜息をつくのでありました。

※ ※ ※

朝吹真理子著「流跡」はドゥ・マゴ賞で堀江さん自ら選出された作品ですから、
当然理解は深いと思われます。
興味本位で読んでみたのではありますが、
朝吹真理子という人の持つ硬質な態度と客観性を
言葉によって自在に操る感覚に、身をゆだねることができずにいました。
堀江さんの解説は、ほぅ、そういうことなのか、と
ほとんどテキスト状態でありました。

そういう本をもう一冊。小野正嗣著「夜よりも大きい」。
単なる夜では終わらない、大きな闇がどんどん広がっていく本です。
気味が悪いというのではないのですが、つかみどころがわからなくて、
恐ろしくなってしまいました。
これも堀江さんの解説で、補講していただきます。
キーワードは“闇”と“光”のようです。
舞台は“森”。行為は“戦い”。手元にあるのは“声”。
うーん、客観的に読むということができないと、解読はできませんね。

小説を読む時、話の中に取り込まれるように身を置いてしまうので、
周りが見えなくなってしまう欠点があります。
現代の小説の場合、そういった読み方をすることで、
全体像がつかめず、何をいいたいのかわからなくなってしまうことが
多くあります。後で振り返る余裕があればいいのですが、
よほど気に入った作品でないとそういうことはないのでした。
いろんな読み方がありますね・・・

2012年4月18日水曜日

桜の通り抜け


昨日は大阪市造幣局の桜の通り抜けに行ってきました。
夕方だったので、人ごみもちょっとはましでしたが、
それでも・・・

120種類以上の桜があるそうなのですが、
目につくのは自分の好みのものになりがちで、
同じ品種ばかり。可笑しくなりました。

まだ6分くらいの咲きで、よく咲いている樹のまわりには人だかり。
近寄ることもできません。
手入れが行き届いているので、どれも花のつきが良いのが目につきました。
今週末くらいが見ごろでしょうか。
あの人ごみを考えると、もうあまり行きたくありませんね。

2012年4月15日日曜日

春というのに両手が痛い・・・


この桜は会社の裏の土手にある樹です。
とても立派に咲いていました。

金曜日に重い荷物を両手に下げたからか、
両手とも腱鞘炎になってしまいました。
あまり痛くてぼーっとしています。
明日は仕事にならないな・・・
PCを長く触れないのです。

今日も「振り子」レポートをしたかったのですが、
次回に繰り越しです。
ご了承ください。

2012年4月12日木曜日

春らしい陽気ですね


お天気の日と雨降りの日が入り混じった日々ですが、
陽が射す日は暖かで気持ちがよいお散歩日和ですね。

3月中悩まされていた頭痛も無事に治って、
ほっとしています。
といいつつ、左肩を中心に左腕から左の歯に至るまで
痛みが広がっていて、これはいったい何だろう?と
考えていました。
思いついたのは腱鞘炎にもみられるように筋力が落ちているので、
これは薬の副作用によるもののようですが、
左肩にいつも鞄を下げ、左腕で手荷物を持っているからでは?
と思いつきました。
そーだ、こんなことはあまり皆さんには関係ないですね・・・

本の話。
堀江敏幸さんの書評集「振り子で言葉を探るように」を読み始めました。
書評集は読むのがなかなか難しいですね。
堀江さんの読み方に納得がいくこともあれば、
よくわからなかったりします。
まったく読んだことのない作家の作品となるとお手上げですね。
第一部では、稲葉真弓や久世光彦、村田喜代子、岩阪恵子等々。
日野啓三は一冊読んだことがあり、余裕があったら他にも読んでみたい作家です。

とても刺激的だと思ったのは庄野潤三について書かれた一章です。
晩年の穏やかで幸福感溢れる作品が人気のようですが、
私は基本的に「プールサイド小景」に代表される生活の中の不穏感を
すくい取る手際がこの作家の神髄だと考えています。
このあたりから晩年の作品に至るまでを見通してみたいと思うのです。
そこを堀江さんは「ガンビア滞在記」の解説にきっちりと書かれています。
批評の世界では当然のことなのかもしれませんが、
庄野作品を考えるのあたって、把握をしておきたいところです。
だからこそ晩年の作品が生きてくるというように感じられるのです。

一作だけを読んで楽しむのも良し、
作品群を通して考えてみるのも良し、
読書には楽しみ方が多様にありますね。

2012年4月11日水曜日

桜というものは・・・

桜が満開になりましたね。
奈良でもだいぶ咲いてきました。
“花見したいね”とか声が聞こえてきます。

昨日は天満橋へ出かける日でしたので、
京阪シティモールの7階からの桜だよりをお伝えしようかと
考えていたのですが、
7階の喫茶店トリコロールは満席、大盛況。
桜の時期は皆テンションも上がるのか、とてもうるさく、
座りもせずに退去しました。
隣のジュンク堂からも大川は見えるので、
カーブしている川沿いに桜が真っ白に咲き誇っている様子が
うかがえました。

桜というかソメイヨシノという花は、
蕾のときは“これから咲いてくれるのか”と嬉しくなるのですが、
花盛りのときにそのそばに行くのは実は苦手です。
とても苦しくなるのです。
圧倒されるというか、圧迫感を感じるというか、
重苦しいというのが正しいのか、
なんとも桜の生気に押しつぶされそうになります。

遠くからみるのは、ふわふわとしていて可愛らしく思うのですが、
どうも近くはだめですね。
桜の種類にもよるのかもしれません。

2012年4月8日日曜日

春うらら


今日はとっても気持ちのよい暖かな春の一日でしたね。
このところ強かった風も収まってよかった。

大阪へ行くとソメイヨシノがずいぶん咲いていて、
電車から見ていても、薄墨色の花影が綺麗ですが、
奈良はまだまだ1分咲きというところです。
明日からはへなちょこデジカメを持って出歩きましょうか。

相変わらず読書は進まず、
堀江さんの本こそ読み進んでいますが、
宿題がいっぱい溜まっています。
どこから手をつけよう・・・

読みたい本、買いたい本はいくらでもあるのになぁ。
みすず書房のHPを見ていてとても気になる本がありました。
その本をいつもブログを拝見させていただいているある方が
すでに読まれていて、以下のように書かれていました。

 “「貧乏人の経済学」(A.V.バナジー&E.デュフロ著/山形浩生訳/みすず書房)、読了。
  なかなか刺激的だった。一言で言えば、ランダム化対照実験の根拠に基く
  貧困問題再考の本。いわゆる「貧困層」に限らず、ほとんど全ての人は実は
  もっと豊かになれるのに何らかの「貧困の罠」に陥っているんじゃないだろうか。
  実際、三つのI(イデオロギー ideology, 無知 ignorance, 惰性 inertia)の
  せいで貧しくなっていない人などいない。その意味では、この本の射程はもっと
  広くて遠い気がする。人はもっと自由になれるのに、何故、自由になろうとしないのか、
  という問題は一般的で、深い。”

読後の感想もこのように的確に書ければいいのですが。
この方は数学者で仕事はプログラマーでいらっしゃるようですが、
大変読書家であられるので、ブログを読むのがとても刺激的なのです。
この本もこれでさらに読みたくなってきました。
そう簡単には読めそうもないのですが。

2012年4月6日金曜日

ノーヒット・ノーラン

今日のDeNA―広島の試合で、広島カープの前田健太投手が
ノーヒット・ノーランを記録しました!
おめでとう☆☆☆

開幕戦で中日相手に悔しい思いをしたでしょうから、
素晴らしい形で再スタートが切れて嬉しいことでしょう。

チームもこれで4連勝。
若手ピッチャー、野村、福井、篠田たちが健闘しています。
明日はバリントンが今日にも負けないくらいがんばってくれるでしょう。

勝ってはいるものの、実は打撃は今一つ。
栗原!松山!堂林!期待していますよ!
投手と打者が力を発揮してチーム一丸で戦ってくださいね。

と、思わず力が入ってしまいました。
広島カープを応援するようになったのは、
今は代打で活躍を見せてくれる前田智徳選手がきっかけです。
優勝にはこだわってはいないつもりではあるのですが、
それは弱小チームの強がりでしょうか。
まずいいゲームをしてほしい。
面白い見応えのあるプレイを見せてほしい。
今はそういう気持ちが強いですね。
欲を出さずに言えば、Aクラスに入るレベルの試合をして欲しい、
というところでしょう。

2012年4月4日水曜日

「時計まわりで迂回すること」


「時計まわりで迂回すること 回送電車Ⅴ」 堀江敏幸著 中央公論新社

読んじゃいました、他の本をほったらかして、堀江さんの最新エッセイ。
この「回送電車」シリーズは堀江さんが色々なところで発表している
エッセイを緩やかなジャンル分けでまとめられています。
堀江さんの感覚があますところなく表れていて、
ファンにはたまらないシリーズとなっています。

それだから、この細やかで、ナイーブで、
ユーモアというか自虐的というかそんなくすくす笑いも込められた、
堀江さんのエッセイを寝かしておくなんてとんでもない、
速攻で読ませていただきました。
いつまでもこういう本を読み続けていたくなる、そんな気分です。

堀江さんがTVでのスポーツ観戦がお好きだということは、
同じくジャンルも国籍も問わないスポーツ観戦好きとしては、
頼もしい仲間がいらっしゃったということで嬉しい限りです。
ジダンの本はぜひ読みたいなぁ。
あのワールドカップ史上に残る事件については、
タイムリーに目撃していただけに、
ファンとしての気持ちを慰めてもらったような気持になりました。
そういうとき、言葉の重要性、文章の持つ力を信じる気持が強くなります。

もうすぐ堀江さんの写真集も出るということですし、
5月には連載が終わった作品も出版される予定。
手元には書評集「振り子」もあります。

3月は実生活においては実に不快なことが多く、
身体もダウン気味でしたが、
堀江さんの文章の力もお借りして、
明るみのある方を目指して歩いていきたいです。

2012年4月1日日曜日

アメブロ

アメブロをご利用されている方はすごく多いですね。

知人のブログにコメントを入れようと思ったら、
メンバーになってしまいました。
そいでもって、ブログまで作ることに・・・

使い方がよくわからなくて、
あれこれ触ってはいるのですが、
仕上がりを見るとまだまだ初心者マークです。

たわいのない日常的なことをきまぐれに更新しようと思います。

お時間がありましたら、覗いてやってください。
よろしくお願いいたします。

http://ameblo.jp/naratoko/

といいつつ、なかなかうまく扱えない状態がつづいています。
とりあえず簡単なので“なう”だけ日々更新してます・・・

船中八策

先日の日記に“せんちゅうにはっさく”とは???と
書きましたが、“船中八策”のことを指していたのですね。
恥ずかしい・・・

坂本竜馬が船中で考えた新国家体制のことだとのことですが、
もともとこれについて知識がありませんでした。

この言葉を大阪市の橋下市長が使ったとのことですが、
その意図についてはさらによく知りません。
新しく大阪市を立て直していこうということでしょう。

知らんことが多いなぁ。