2013年12月31日火曜日

大晦日 2013

今年も最後の一日となりました。
早起きしてお掃除を丁寧にしたり、
おつかいに行ったり、
酢の物の代わりの牛肉サラダを作ったり、
でもちゃんとお昼寝もしたりして、
締めは鴨鍋をいただきました。
23時ごろに年越しそばでしょうか。

年末に訃報がありました。
大滝詠一さんが亡くなられました。
日本のポピュラー音楽界においての重鎮。
でも、さりげない方だったように思っています。
私もポピュラー音楽に親しむようになったのは、
大滝さんの「ロング・バケーション」がきっかけです。
そこからどんどん世界が広がっていって、
多くの楽しみを受け取れるようになりました。
なんとも寂しく、惜しまれることではありますが、
心静かに受け止めたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

今年のトピックスは人によって様々でしょうが、
私にとってはなんだったかな?
やっぱり久しぶりにお薬が減ったことでしょうか。
後は社会面では日中韓の関係悪化、
アベノミクスによる社会状況の行方、
言い出したらいくらでもありますね。
家族の状況にも変化がありましたし、
皆年齢を重ねてきており、
不安や心配することも多くなりました。
仕事については、
不安が大きくなってきたことはありますが、
これは自分のことだけではありませんので、
社会の問題として考えてよいでしょう。

十年くらいに一度ずつファイルを作っています。
人によってはアルバムだったりするかもしれません。
今では色々と手を加えたアルバム作りをする人も多いようです。
素敵なグッズもたくさんあります。
いえ、私の場合は単なるファイルです。

新聞の切り抜きや、
雑誌等の切り抜きを中心としたもので、
活字だけではなく、
ビジュアルで気に入ったものをファイリングしてあります。
ある程度溜まってきて、ひとまとまりになったら、
一冊作ってみて様子をみます。
それが偶然、約十年スパンなのです。

これまでのファイルをぱらぱらしてみて、
これから作ろうとしている切抜きをみていると、
年齢により傾向があることに気がつきました。

始めの一冊は若いころに教えられたことや、
思考や嗜好の基本になっていることがまとまっています。

二冊めは、気持がやすらぐような、
のびやかで美しいビジュアルが中心です。

三冊目にしようとしているものは、
これから考えていきたい、携わっていきたい方向のものが
多くなっています。

これらを見ていると、そのファイルを作ったときの気持ちが蘇るとともに、
その時はこれが大切だと思っていたことがはっきりと映し出されていて、
年輪のようなものであることに気がつきました。

あまり意識してしまうと、素直な気持をコントロールしてしまいそうなので、
ファイルの特性、傾向について考えることはやめておこうと思いますが、
自分の基本は変わっていないと思いながらも、
微妙に変化していることを悟った年末となりました。

2013年12月30日月曜日

年末らしい一日

寒いけれど、陽射しが届いた一日でした。
お休みだけど早起きしてみんなのお洗濯三昧。
気になっていたトレーナーの汚れを落とそうと、
ワイドハイターにつけておいて洗ったりなど。
日々履いているスニーカーたちもお日様にあてて、
汚れをぬぐって。
夏にお世話になった日傘もようやく汚れをふき取って、
乾燥させて、片付けて。

いつもよりも仕事をせっせとしているのは、
家の人が風邪で調子が悪いこともあって、
カイロを貼ってあげたり、
市販のお薬を用意したり、
ドリンク剤を飲んでもらったりしているのです。
もうお医者さんは基本的にはお休みですし。
お正月を乗り切ってもらうために、
風邪の程度を軽くしようとしています。
そういう自分自身も風邪っぽいですし。

明日は、掃除をいたします。
いつもより丁寧に、という程度ですが。
窓拭きやカーテンのお洗濯は秋に母が済ませています。

自分の机まわりも少し手をつけてみました。
紙類の整理です。
クリアファイルにあれこれ入れ込んであります。
それに、本も整理を。
これは定期的にしていますが、
しばらくは読まない本を片付けて、
これから読むつもりの本を手前に寄せたりして。

夜は「図書」と「波」の1月号。
読むところがたくさんあるので、
なんだか数冊の本を読んだような気がしてしまいます。
好きなものを読むのは楽しいですね。

2013年12月28日土曜日

仕事納め

今日は冷え込んでいますね。
雪もちらちらしていましたが、
空気がきーんと冷たい。

今日は通常50人ほどいる事務所に6人だけ。
事務仕事とお掃除、お片付けを交互にしました。
90Lのごみ袋が5個もできました。
水屋の床拭きもして、
シュレッダーを片付けて、
掃除機もぶんぶんかけました。
カレンダーもかけ替えて、
ホワイトボードを書き換えたり、
日程表を張り替えたり、
あれこれとやることありますね。
汗までかいてしまいました。

今年も終わった、とようやく思うことができました。
年賀状も無事書き上げて投函できました。

残りの3日間はお家の用事と、
自分の総ざらいをしなくては。

はりきりすぎると、
すぐ体調を崩すので、
注意しながら、ぼちぼちと。

年末は一区切りできるので、
気持も落ち着くような気がします。

2013年12月27日金曜日

野崎歓さんの論考を読んでみたい

先日の「ちくま」2014年1月号の野崎歓先生の
ウェルベック新刊評がとても興味深かったので、
あのような批評に近い文章を読んでみたいと思い、
「われわれはみな外国人である」と取り出してきました。

この本は1990年代から2000年代にかけて野崎先生がかかれた
本にかかわる文章を集めたものです。
が、冒頭のプルーストに関する章を読んでみると、
ほぼエッセイで、その滑らかな鋭さはきっちりとあるものの、
求めているものが見当たらない。

そもそも自分自身が何を求めているのか、
漠然としていることに気がつきました。

「赤ちゃん教育」でも感じていたのですが、
野崎先生は鋭い視線と思考をとても優しい言葉に置き換えておられるので、
すごく読みやすく、とても東大の先生が書かれたものとは思えないです。
この本はテーマがテーマだけに、当然かもしれませんが。

でも、その思考を話し言葉に置き換える寸前の表現で書かれたものが
読みたいのです。

自分は教養も学も無いので、
もちろん論文のようなものは読めません。
ところが、ふつうの文章では物足らなく、
欲しているのは、
もう少し明確に論考されているもの。

他の本では、谷崎に関する本や映画に関する本があるようですが、
ちと読みたいテーマが違います。
ほかにはカミュの異邦人を噛み砕いた本「よそもの」や、
フランス文学入門編「フランス小説の扉」を
読みましたが、親切この上なく、
自分にものんびり読める本でした。
もちろんその中にはエッセンスがあるわけで、
それで十分としたらいいのかもしれません。

歯が立たない本を読んでみたいが、
通読するまでに至らない。
現状はそんなところです。

まだまだ自分に会う本を求めて行脚が続きます。

2013年12月25日水曜日

「ちくま」 2014年1月号


「ちくま」 来年の表紙は酒井駒子さんの絵。
酒井さんの絵が好きなので、嬉しいです。

「ちくま」が届くとまず、
岸本佐知子さんのエッセイ“ネにもつタイプ”を読みます。
それから、
鹿島茂先生の“神田神保町書肆街考”の連載はもう43回目、
橋本治さんの“古典を読んでみましょう”をさらりと目を通し、
森村泰昌さんの“美術、応答せよ!”に刺激を受け、
斎藤美奈子さんの“世の中ラボ”を斜め目線で読み・・・
読むところがたくさんあります。

今月はその上に筑摩書房の新刊「領土と地図」ミシェル・ウェルベックについて、
訳者の野崎歓先生が書かれていました。

ウェルベックについてはよく知りません。
ただ、代表作の「素粒子」を読んだときに、
小説と美術は社会の一歩先を行くと強く思ったのでした。

批評は未来を予想するものではありません。
そういう意味では弱さもあります。
ポスト・モダンを乗り越えて久しい現在、
一体これから先何が待っているのか、起ころうとしているのか、
私たちは何を培っていくのだろうか、
批評の対象を見渡したとき、
あまり明るい材料は見当たらないように思っています。

少し先の未来をリアルに描いているように感じられるウェルベック。
野崎先生は“バルト的「作者の死」への強烈なアイロニーと、
それを乗り越えようとする大胆な小説家宣言が込められているのではないだろうか。”
と書いていますが、そうだとしたら、ウェルベックを読まなくては。

あまり生々しいので、実はウェルベックのような作風は好きではありません。
が、現実を見据えた上で小説の未来を提示できる作品となると、
興味深々です。

メリークリスマスです

クリスマスです。
いいことしましたか?
いいことありましたか?

今日は暖かい日差しの下、
チューリップの球根を植えました。
春が楽しみです。
毎年植えているのに、
昨年の球根はどこへ行った?
不思議です。
花を咲かすために、燃え尽きるのか?

夜のパスタはミートソース。
久々に作りました。
タマネギ、にんじん、セロリをみじん切り・・・
を断念してフードプロセッサーにお任せして、
しっかり炒めて、
塩コショウをしたミンチを合わせて炒めて、
赤ワインを1カップ。
強火でアルコールを飛ばして、
ほぐしたトマトホールを1缶加え、
くつくつと煮ました、20分ほど。
今は美味しそうな匂いがしています。

最近の食事時には、
サントリーのプレミアムかエビスを飲んでいます。
1杯だけです。
今日は琥珀のプレミアムにしようか。
※一番しぼりでした。え?

2013年12月23日月曜日

クリスマス・イブ・イブですが。

クリスマスといっても何もないですし、
子供のころを別にすれば、
これと言った思い出もないです。

誕生日が12月でもあるので、
自分への贈り物も誕生日用のことが多くて、
ついおろそかにしがちなクリスマスです。

一度欧州でクリスマスを迎えてみたいですね。
クリスチャンが多いところでは、どんな聖夜なのでしょう。
家族で迎える人が多いそうですが、
話を聞くだけで、想像は膨らむばかりです。
どこかに潜り込んでみたいな。

今日は2連休の2日目。
お天気もよく、風もなく、快適。
早めに起きて、お掃除、洗濯。
後はお昼寝。

夜になると机に向かいたくなる悪い癖が出てきます。
読書も夜がだんぜん好きです。
さぁ、これからプルーストでも読みましょうか。

2013年12月22日日曜日

ゆず湯

今日は冬至。
お庭の柚子をとってきて、初ゆず湯。
食卓で絞るときには、あまり香りを感じないのに、
湯船では甘い香りがしました。
ジャムにすると美味しいかも。
湯船の中でも食べることを考えておりました。

嬉しい2連休です。
右手がまた腱鞘炎でイタイタなので、
年賀状をしたためることもあきらめて、
ゆっくりと一日目を過ごしました。
明日はお掃除したいな。
できればガーゼの肌掛け布団も洗いたいし。
年末でも、のんびりマイペースであります。

2013年12月20日金曜日

風花

今朝はとても冷えていましたね。
午前中には奈良北部も風花が舞いました。
ふぇ~!
奈良中部の吉野の方は積もり始めていたようで、
そちらに出かける人は車を止めて、電車にしていました。
山の方から通勤している人は、
朝、目覚めたら、なんやら明るくて、どうしたんやろ・・・と思ったら、
雪が積もっとった、と話していました。
奈良市内は、まだ積もるほどにはなりませんが、
冬を実感する寒さですね。
雪国の人はどうやって生活しているのだろう?と不思議がいっぱいです。

もう来週は今年の仕事納めとなります。
くるくると日付が変わっていき、
あっというまに一年が終わろうとしています。
これから、さらに時間の流れを早く感じるようになると思うと、
日々を大切に過ごしていきたいと願うばかりです。

今夜は突風が吹き荒れています。
明日の朝は道路が凍っているでしょう。

2013年12月19日木曜日

フルートの音から

あいかわらず毎日キリンジを聴いています。
どのアルバムにも好きな曲が入っていますが、
何故か1stの「ペーパー・ドライヴァー・ミュージック」に
好きな曲が多いような気がします。

先日、兄弟そろってのアルバムとしては最後になる
「TEN」を購入しました。
まだ聴かずに、お正月の楽しみにおいてあります。

さて、その1stの最後に入っている「かどわかされて」が
とても気に入っていて、繰り返し聴いているのですが、
最後にフルートの音色が聴こえてきます。
それが、申し訳ないのですが、下手。

これが美しい音色だと、もっと曲が冴えるのに、と
少々残念に思うのでした。

そのフルート。
中学生の時に少しさわったことがあります。
なかなか面白く思った記憶が。
同じ頃にアコギをさわりましたが、
全くフィーリングが合わない。
相性ってあるんだな、と思いました。

ずっと後になって、エリック・ドルフィーのフルートを聴いて、
なんていい音なんだろうとうっとりしました。
エリック・ドルフィーは他の楽器も上手だと聞いています。

最も感動したのが、エマニュエル・パユの演奏です。
ベルリン・フィルの弦楽の演奏会を聴きに行ったとき、
まだベルリン・フィルに在籍していたパユがゲストとして登場したのでした。
素晴らしく美しく、楽しく、軽やかで、言葉もありませんでした。
聴衆の人々も溜息をついていたくらいです。
フルートの軽やかさ、品の良さ、優しさが溢れていました。
パユがほほえみながら、楽しげに吹いている姿が目に浮かんできます。

それ以来フルートはちょっと憧れの楽器です。
美しい冴えた音が聴こえてくるとドキドキしてしまいます。

だからといって、習ってみようとは思わないのですが。
たぶんあの音は出ないでしょう。

2013年12月18日水曜日

ドアラの契約更改

ドアラ、ご存じですか?
プロ野球に興味のない方には、なんのことだろうとお思いでしょう。
各球団にはほぼ、球団マスコットがいます。
どのように球団に所属しているのかは、球団によるのでしょうが、
面白いのが中日ドラゴンズのドアラとヤクルトスワローズのつば九郎。

今日はドアラの契約更改だったそうです。
今年の中日はBクラスに終わってしまったこともあり、
新しいGMに落合さん、新監督に谷繁選手が就任し、
大ナタが入ったそうです。
で、ドアラも他の選手と同じように、25%ダウンだそうで、
年俸ではなく、食パンというところが楽しい。
素直なドアラ、可愛いです。
   ↓
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20131218-1233047.html

カープのマスコットはええっと・・・
スラィリー、凝りすぎていて、微妙なマスコットです。
   ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%BC
単純にカープ坊やでいいと思うのですが。

師走の出会いと斜め読み

12月も後半となり、暮れが現実のものとなってきました。
街はまだクリスマス・ムードですが、
クリスマスに遊ぶことがない私としてはあまり関係ないですかね。
静かにクリスマスを真面目に迎えてみたいです。
ミサに行ってみるのがいいかもしれませんね。

昨日はお休みをとって、大阪のお医者さんへ。
減らしたお薬もコントロールできていて、順調とのお見立て。
大幅に人事異動があった会社の状況などもお話して、
どうにか乗り切ってくださいね、よいお年を。とお言葉をいただきました。

実用的なお買いもの等をして帰りがけ、
お夕飯を何食べようかと悩んでふらふらと歩いていたら、
知人に声をかけられました。
最近の状況などお話したいと思っていたところだったので、
びっくりしたと同時に、
やっぱり運命ってあるのかしら?と・・・

以前、知り合いの方と“運命はあるか”問答をしたことがありますが、
私は運命なんてありえん、すべては偶然である。と言い切ってしまいました。
実際、思いもかけないことがあって、
偶然とはいえ、出来過ぎだと思うことがあります。
いいことがあるときは、運命だと思うことにしましょう。

運命的に出会った知人と夕食を共にし、
3時間もみっちりおしゃべりをして、
遅い時間に別れました。
時間制限が無く、ゆったりとお話したのは始めてでもあったからか、
お互い率直に、色々と多岐にわたった話ができて、
とてもよい時間だったと思います。
と、思いつつ、私としてはおしゃべり過ぎたかな・・・とちと反省。
あまり自分をさらけ出すのも、ほどほどにしなくては。
とはいっても、もう失うものもないのですが。

さて、待ち時間の間に読んだ斜め読みは、
「私たちには物語がある」 角田光代著 小学館文庫

角田さんの本は初めて読みます。
文体も、内容も、想像していたのに近かったです。
とても素直にストレートに核心に近づくスタイルのように思えました。
ほぼ同年代の方なのでそれも感心のあったところですが、
タイプは違うとはいえ、核心をつく発言のできる人は重要だとも思え、
今後の言動等に注意を払っていくことにしましょう。
一見タフな人に感じられるのは、
ボクシングをされているから、というだけではないでしょうね。

2013年12月17日火曜日

三日坊主 2013

今年の三日坊主 ベスト3

3位 ダイエット!
    会社の同僚の女性としょっちゅう、
    “これはあかんなぁ、ちょっとがんばろか”
    と言いあっては、始めてみるのですが、
    二人とも2週間もすると忘れてしまう!
    なぜ、忘れてしまうのでしょうか・・・
    来年は、細々とでも継続できる方法を編み出したいです。

2位 読書!
    いい本を少しだけ読むことにしているつもりが、
    その本を読むこと自体が減少してしまいました。
    本に集中できていると、気持ちが安定することが
    かえってよくわかりましたが、
    来年はいくつかテーマを掲げて読んでみようと思っています。

1位 お勉強!
    あれだけ勉強しようと思っていたのに、
    見事に三日坊主でした。
    来年こそ仕上げて半人前になってみせるぞぅ!  

2013年12月15日日曜日

寒い日曜日の斜め読み

昨日に引き続いて寒い一日となりました。
幸いなことに体調も落ち着いている過ごしやすい日曜日。

今週の火曜日には、頭痛と風邪とが一度に押し寄せて、
会社でダウン、昼間に内科のお医者さんに連れていってもらったのでした。
でも、すぐに回復し、週の後半には通常どおりに活動できました。
体調のコントロールが一番大切ですね。

今日の斜め読みは、
「とりあえず今日を生き、明日また今日を生きよう」 
なだいなだ著 青萠堂

今年、逝去されたなだいなださんのアンソロジー的な本です。
前半はうつ病に関する話、
後半は“常識”や“老い”などに関する話が収められています。

うつ病の話は、ははぁ・・・と思わせられる内容ですが、
エッセイなので、もう一息結論めいたところが聞きたかったです。

“老い”に関しては、「ちくま」でずっと連載されていたのを読んでいたので、
わかりやすく感じました。
若い世代が“老い”を経験しないで、“老い”の対応を考えるのは、
無理がありますか。
あまりなだいなださんの考えは新聞などで取り上げられることが少いように
思われます。
とても重要な意見がたくさんあるのですが。

共感できる部分が多かったと思うのは、
価値観がある程度共有できるからなのでしょうね。

なだいなださん、もっと長生きされていっぱい刺激的な発言をしてほしかったです。
人には反省するべき点がたくさんありますから。
ここで、ご冥福をお祈りいたします。

2013年12月13日金曜日

忘年会

今夜は職場の忘年会がありました。
地元の奈良でこじんまり。
年に一度はお邪魔するこじんまりとしたお好み焼き屋さんで、
またわいわいと騒いでしまいました。
お店のママのお好み焼きが大好きなので、
幹事の特権でお店選びです。
手作りのお料理を出してもらって、
美味しい日本酒をいただいて、
やっぱり優しい味のお好み焼きが美味しい。

という今日は、会社の人事異動の発令日でもあって、
とにかく慌ただしい一日でした。
おもいもかけない話もたくさん飛び交い、
多くの人とご挨拶したり、
このときとばかり本音の話が出たりして、
頭の中はぎゅーぎゅー詰めです。
きっと夢の中にその人たちが登場することでしょう。

会社にいる限り、仕事をする限り、
納得のいかないことはたくさんありますが、
そういったことについて考え、相談し、企画し、行動することで、
前に進むことができるともいえるでしょう。
つらいことについては、
理解できる人に話をすることが一番気が治まるように思います。

今日は会社のことで頭がぱんぱんなので、
読みかけのプルーストも「正弦曲線」もなだいなださんの本も
お休みです。

明日はさらに冷え込むらしく、
奈良の最高気温は一桁だそうです。
奈良公園の鹿さんも息が白いでしょうね。

2013年12月12日木曜日

勘違い

関西中部もだいぶ冷え込んできました。
澄み切った南の夜空にオリオン座がくっきりと見えます。
これからさらに寒くなり、本格的な冬の到来です。

そう、労働契約法改正について、勘違いしていました。
5年以上の有期契約を結んでいる労働者とありましたが、
25年4月1日以降の有期契約とあるのです。
ということは・・・平成30年にならないと5年経過したことになりません!
お気づきでしたか?え?知らなかったのは私たちだけ?
契約社員どうしで肩をがっくり落とした一日でした。

ま、仕方のないことです。
本田選手もACミランに行くことになりましたし、
もちろん彼は実力で行ったのですが、
コツコツとやっていくしかないってことですね。
といえど、平成30年まで持つでしょうかね。

あんまり自信ないですが。

やっぱり勉強しっかりしておかなくては。
道は多数あった方がいいですものね。

究極の道も考え中です。
それは秘密です。

2013年12月11日水曜日

プルースト再開

しばらく続けていた斜め読みを中断しまして、
ちょっと大切な日を節目にプルーストを再開しました。
「失われた時を求めて」第7巻“ソドムとゴモラⅠ”です。

読み始めてすぐに忘れかけていた反省の気持ちが蘇ってきました。
プルーストを読んでいると様々なことを教えられるわけですが、
そのうちの一つに、人は多面体であるということがあります。

あの屋敷ではたしかあのような態度だったのに、
こちらに夜会にくると親しくしてくる。
いったいこの人物は何を考えているのだろう・・・
ところから始まり、“私”は考えをめぐらします。

この“ソドムとゴモラ”では、公にはされない人間の持つ一面を、
こんこんと分析しています。
私は人並みのストレートなので、その心理はこの文章を読むだけですが、
分析に十分値するでしょう。
そして、それは人はただ一面を見るだけではわからないということです。

この作品では、“私”の考えることが大半を占めているので、
“私”=人がどのように思考をめぐらしているものかということも、
とても興味深いところです。
人間をひとつの例として取り上げることにより、
彫像を文章で作り上げているのです。

一度入り込むとなかなか出てくるのが困難な世界ですし、
長大なので、一年に二冊ずつのペースで読んでいますが、
ある意味とても退屈で、とても刺激的で、
進めていくのがもったいないような気持になる小説であります。

2013年12月10日火曜日

なかたに亭のケーキ

上本町にある“なかたに亭”は美味しいパティスリーです。
ケーキを主に、チョコレート、マカロン、焼き菓子、ジャムなどが揃っています。

もう、ここのケーキが大好きで、
チャンスがあれば、食べに行きますし、
お持ち帰りもよくしています。

先日、弟がたくさん買ってきてくれました。
へへへ、誕生日だったもので。
ありがとうね。



上はアリ・ババ。洋酒の効き方は並みのものではありません。
大人専用、お子様厳禁。
大好きです。

下はラベンダー風味のムース。
色々なフレーバーが一つにぎゅっと詰まっていて、
こんなケーキ食べたことない!と騒いでおりました。
すごくアーティスティックなケーキです。

どのケーキも大人向けのしっかりした味です。
テイクアウト用のパウンドケーキのようなプレーンなものも、
しっとりしていて、とても美味しいです。
クッキーも手土産などにはぴったり。

ショコラ系のケーキも美味しいので、
きっとチョコレート類も美味でしょうね。

上本町に行ったら、またふらふらと引き寄せられて行くことでしょう。

2013年12月8日日曜日

労働契約法改正!

有期労働契約を結んで働く人は全国で1,200万人もいるそうです。
そういった人の雇用に関する不安を解消するために、
労働契約法が改正されたそうです。

ポイントは3つ。
  ① 無期労働契約への転換
      通算5年以上の有期労働契約を結んで働いている人は、
      労働者の申し込みにより、期間の定めのない無期労働契約に転換できる。
  ② 「雇止め法理」の法定化
      使用者による雇止めが認めれられないことになる。
  ③ 不合理な労働条件の禁止
      有期契約労働者と無期契約労働者との間で、期間の定めがあることによる
      不合理が労働条件の相違を設けることを禁止する。

  ①と③については平成25年4月1日に施行されています。

詳しくは ↓
      http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/keiyaku/kaisei/


ということは、私は今の会社で7年働いていますので、
条件を満たすわけで、無期労働契約を結ぶことができるのです。
やった!
嬉しいです!

会社からはこの法律に関するアナウンスがありませんが、
労働者側から申し込めば、その権利は活かすことができるのですね。

ほっとするニュースでした。
日々、新聞には目をとおしてはいますが、
知らずにいました。
教えてくださったのはお世話になったT課長です。
ありがとうございました。

これで仕事や職場に対して、前向きにかかわっていくことができそうです。

2013年12月7日土曜日

土曜日も斜め読みはお休みです。

今日は忘年会明けで少々お疲れ気味でしたが、
しっかりとお仕事してきました。
(自慢してどーする!当たり前のことですね)

なので斜め読みもお休みをして、
早めに寝ることにします。
明日の休日で体力を取り戻さねば。

さて、気になるニュースがいくつかありました。
今年も多くの方が鬼籍に入られましたが、
このたびのマンデラ氏の訃報は最も重要なニュースの一つでしょう。
子供のころから聞かされていた南アフリカのアパルトヘイトは、
この地球上であってはならないことが堂々と行われていた事実として、
人間の恥ずべき歴史であり、
その事態を平和的に解決に導いた尊敬すべき人がマンデラ氏でした。
氏の実績については、メディアでも取り上げられているとおりで、
ここで記述できるのは、ただ、ご冥福をお祈りするということだけです。
人生にはいつか訪れる死。
マンデラ氏がその人生にふさわしい時を迎えられたのだと願っています。

そういう一方で、
世界最大のスポーツの祭典、サッカー・ワールド・カップのニュースです。
(オリンピックではない、のでした)
来年6月に行われるワールド・カップの組み合わせが決まりました。
日本はC組、コートジボワール、ギリシャ、コロンビアと当たります。
この組の試合を軸にして、観戦をすることになるのですが、
ああ、大変だ、忙しい、今から気持が急いています。
どの試合を観ても、楽しめる大イベントであります。
これからガイドブックも色々店頭に並びだすでしょう。
舞台となるブラジルでは、準備がなかなか大変のようですが、
無事に開催されることを、楽しみに待つことにいたします。

もう一つ気になるニュースは、
特定秘密保護法です。
これはいったい・・・どう理解すればいいのでしょうか。
内容がはっきり見えてこない、
つまり、説明が明快ではない状態のように思われます。
法の整備が先にきているように思われますが、
実態はどうなっているのか、勉強不足でよくわかりません。
賛成派、反対派、皆言っていることが、バラバラなので、
さらに混乱してしまっています。
国によって規制をかけられるような、不安な感じがしますが、
今後の動きが気になるところです。

2013年12月6日金曜日

今夜は宴会

今夜は忘年会がありましたので、
斜め読みはお休みです。

恒例の昔の部署の方々を中心に、
今はいろいろな会社に行かれている方々が、
大勢集まってくださいました。

それぞれの現在の状況や、
知人の様子など、
興味深い話が酔いが進むとともに盛り上がり、
昔話も交えて、盛況となりました。

今回は上役の方が多く参加されるとのことで、
立場上、準備段階ではかなり緊張したのですが、
心配は必要ありませんでした。
皆さんとっても優しい方ばかりです。

直接お世話になった方ともお話ができて、
嬉しいやら、懐かしいやら。

重要な情報も耳をダンボにしてキャッチ。
嬉しいアドバイスも頂きました。
ありがたいです。

こういった集まりを経験できるなんて、
かつては想像もしていませんでした。
それだけに貴重で、ありがたい体験です。

皆様お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

2013年12月5日木曜日

木曜日の斜め読み

今日の斜め読みは、
「冬の本」 夏葉社

84人の人が冬を思うことについて語っています。
主に本にまつわる話が多いです。
一人分が見開き2ページに収まっているのも、
片手で持てるくらい小さな本であることもお洒落な一冊です。

84人の中には、ちらほら知っている名もあります。
あまり知らない人なのに、
大好きな本を紹介されていて嬉しくなったり、
よく名前をきく人が、
なじみ深い本の名を挙げていたりしてまた嬉しくなったり。

文章そのものがとても上手な人ももちろん多くて、
味わい深い、素敵な本です。

冬の本というと、
私は真っ先にローラ・インガルス・ワイルダーの「長い冬」を思い出します。
次には、アーサー・ランサムの「長い冬休み」かな。
どちらもちゃんと気になる人が取り上げておりました。

エッセイとしては、
平田俊子さんの「危険な白」がとても気に入りました。
コクトーの「恐るべき子供たち」を観ていないとぴんとこないかもしれませんが、
あのくらいの子供の気持ちが痛いくらいよくわかるのです。

2013年12月4日水曜日

水曜日の斜め読み

今日は水曜日でお休みでありました。
いいお天気が続いて、気持ちの上でも快適ですね。

なのに、喉が痛くて熱っぽいのでした。
用心しているのですが、会社に行くと、
室内の中の暖かさと、陽が暮れた後の外の寒さの温度差などに、
感覚が狂ってきます。
お家の中は木造住宅なので、
結構寒く、返って寒さを感じ取ることができるように思えます。
うまく表現できませんが、
なんせかせ、自律神経のバランスがとりにくいですね、と
言おうとしているのであります。
風邪やら、体調を整えるのが難しいです。
と言い訳しながら、コンコンしてます。

そんな日の斜め読み本は、
「一陽来復」 井波律子著 岩波書店

中国文学の専門家の井波さんが定年退職をされてから
綴ったエッセイをまとめた本です。
唐詩などがたくさん出てきますので、
その道に詳しい人には、自然に楽しめることでしょう。

私は学生の頃から、
漢詩に感心があるので、
いつか勉強できたらいいなぁと思っています。
なんだか浪漫を感じるのです。
ゆったりとしていて、スケールが大きいですし。

そういうこととは何の関係もなく、
この本では、日本の慣習や古くから伝わることが、
中国に由来していることが多いことに気づかされます。
日常で、言葉や習慣のルーツにあたると、
面白いことがわかったりしますね。
そんな感じで、授業の延長のような雰囲気の本でした。

2013年12月3日火曜日

今日の斜め読み

本日の読書は、
「森のネズミの山荘便り」 岡野薫子著 求龍堂

昨日に続いて岡野さんの本です。
こちらはエッセイで、
岡野さんが毎年訪れる黒姫山の山荘が舞台です。

岡野さんはファンタジーを書かれる以前には、
映画のシナリオを書かれていたそうです。
それは、その後の作品にも影響があるようです。

昨日読んだ「都会の蜃気楼」に“白いハト”というファンタジーが
冒頭に置かれていました。
この作品は1967年に初めてのファンタジー作品として書かれたそうです。
そこには、視点の移り変わりや、クローズアップなど、
フィルム作品を思わせるようなテクニックが見られます。
短い作品ですが、あっと思わせる見事さです。

そういった作品に関する話もありますし、
山荘ならではの、自然に密着した話も飾らず書かれています。
とっても自然体な文章に落ち着いた雰囲気が漂います。

黒姫山はいつのころからか、文学者や学者が集う別荘地だったそうですが、
そういったことに関心のある方にも、
黒姫山の自然を味わうのに適しているかと思われました。

2013年12月2日月曜日

今日のひらい読み

今日読んでみたのは、
「都会の蜃気楼」 岡野薫子著 作品社

岡野さんは児童小説を長く手がけられてきた方で、
小学校の図書室ではその名をよく見ることができるようです。
私は初めて読むこととなりました。

この本では、ファンタジーとミステリータッチの小説の両方が
納められています。
ファンタジーは子供が馴染みやすい感じがしますし、
その展開はあっと言わせるものがあります。
大人向けとして書かれたミステリータッチの作品は、
少々遠回しで核心になかなか辿りつかないので、
ちょっとわかりにくく感じました。
あくまでも私の感想です。

言葉づかいもファンタジーの方が、
簡素でわかりやすいように思いました。
なので、二つのタイプの作品を並べているのは、
工夫があるとはいえ、読みにくさも否めません。
もともと発表された媒体も別々のものでもあるので、
大人の世界と子供の世界の共存の形なのかもしれません。

書き分けるというのは難しいことなのでしょうね。
私は子供向けのファンタジーはとても好きなので、
単純に、久しぶりに、楽しむことができました。

2013年12月1日日曜日

HM思い出話

さきほどFMCOCOLOの「PAIRATES ROCK」という番組で、
イングヴェイ・マルムスティーンがかかっていました。
今も活躍しているのですよね、速弾きギタリスト氏。

この番組、長年音楽業界で活躍していた方が週替わりでDJをつとめて、
好きな曲をいっぱいかけてくれるので、とっても面白いのです。
先日は2時間Status Quoがかかりっぱなし。
すごい番組です。

ラジオをかけていると、来日公演の宣伝なども聞こえてきます。
もうすぐBon Joviがくるそうですね。
数十年前、伊藤政則先生が一押しの新人と言われた彼らも、
今や大スターです。
先日はKISSが来日していましたね。
こちらも息の長いバンドですが、
クオリティが落ちないところが凄い。
一度生を観てみたいバンドの一つです。
PaulとJeanが生きている間に行かなくちゃ。

自然と昔伊藤政則先生がされていたラジオ番組「ROCK TODAY」を
思い出して、懐かしさがこみあげてきまして。

その番組のオープニングはMichael Schenkerでした。
Michaelも今度来日するらしいですが、
かつて“神”と呼ばれた彼は今はどんな風なのでしょうか。

80年代には、水を飲むように次々と洋楽を聴いていました。
当時3枚目のアルバム「WAR」を出したU2も大好きなバンドでしたが、
現在の彼らの活躍は想像できませんでした。
そのころはPOPな音楽の方が人気がありましたし、
今ほどROCK系は受け入れられていませんでした。
最近はJ-POPでもROCK系がかなりあり、
変わってきたことを感じています。

洋楽を聴いていて落ち着いた先はHMでしたが、
今もVan Halenなどが聞こえてくると、嬉しくなります。
私の好みはヨーロッパ系なので、
もう少し哀愁を帯びた感じが好みではあります。
一時ジャーマン・メタルACCEPTに入れ込みすぎて、その後は
何を聴こうか食傷気味になってしまいました。
(ACCEPTは「Restless&Wild」と「BallsToTheWall」が神髄を味わえます。
 古いですが、当時の良さは時代も反映しているので、今ではどうでしょうか。)

そこへMetallicaの名盤「・・・And Justice For All」が登場し、
あぁ、世紀末のHMだ!と納得。
収まるところへ収まったのでした。
そこで、私のHM時代は終了したのです。

HMはお笑いかと思うほど、おかしな表現をするバンドも多いですし、
見た目も妙です。
でも、歌がうまい人がたくさんおりますし、
技術もすばらしい腕を持った人がたくさんいます。
誤解を招いて、かえってさらにお笑いになっているような気がします。
今ではもっと進化した音楽を聴くことができます。
ジャンルを問わず、音楽の世界をもっと楽しもうではありませんか。

気持のよい日曜日


家の北側に大きめのさざんかの木が2本あります。
どちらも冬になるとこのような真っ白な花をつけます。
これは花びらが広がりすぎていますが、
咲き始めのときがとても綺麗です。
冬の花はこれくらいかな。

今日は陽射しが降りそそぐ冬にしては暖かな日曜日でしたね。
こういう日がしばらく続くと、
気持もおだやかになるような気がするのですが、いかがでしょう。

今日の斜め読みの本は
「スバらしきバス」 平田俊子著 幻戯書房

日常に使うバス、長距離バス、ちょっと見かけた景色、
乗り合わせたいろいろな人々。

私も毎日バスに乗っているので、
何かとチェックしていることが多いです。
あぁ、この人今日も乗ってきたぞ、
どこまで行くのかな?
どんな環境で仕事をしているのだろう?
今日はこのバッグを持っているぞ、
じろじろ見られている方からすれば迷惑この上ないでしょう。
ごめんなさい。

休みの日に乗ると、
年配の方が多いことに驚かされます。
そして、お連れがある人はたいていとってもおしゃべりです。
はぁ・・・と思って聞いております。

そんな誰でも経験するバスの中での出来事や、
考えていることが、
丁寧な言葉でつづられた本なので、
エッセイが好きな人にはぴったりです。

著者は詩人で小説家で戯曲家。
言葉使いはとてもきれいで、
よみやすく、心地よい。

車酔いさえなければ、長距離バスに乗ってみたいです。